EOS R6とLEICA MP 0.72で911を撮ってみた
今日は9月11日です。20年前の9月11日は、最初の米国駐在でロサンゼルスに住んでいました。その日朝起きて、いつものようにテレビのスイッチを入れたら、ちょうど2機目がツインタワーに突っ込んだ後でした。ロサンゼルスはニューヨークと3時間の時差があるので、2機目が突っ込んだのは朝6時過ぎです。
最初の5分くらいは何が起こったのか全く理解できませんでした。どのチャンネルもツインタワーからの煙が出ている映像ばかりです。事の重大さに気づき驚いたものの、とりあえず会社に向かいました。しかし、普段は空いているフリーウェイが大渋滞で、20分で行けるはずなのに2時間以上かかりました。大渋滞の中で聞くラジオで、ハイジャックされた飛行機が多数ありロサンゼルスもそのターゲットになっていると報道され、ダウンタウンから逃げる車でフリーウェイがパニック状態でした。その日に帰国する予定だった日本の上司は、全米の空港閉鎖ということで当然帰国できず、それから2週間以上ロサンゼルスで足止めとなりました。それから20年が経ちました。ときが経つのは本当に早いです。
ジョージア州ケネソーマウンテン国立戦場公園(南北戦争の古戦場跡)に、アメリカ同時多発テロの犠牲者2977名と同じ数の星条旗が並びました。さらに、先月、アフガニスタンの首都カブールの国際空港付近で起きたテロ攻撃によるアメリカ軍兵士の犠牲者13名のために、13の半旗もありました。合計2990の星条旗が壮観な眺めとして広がっています。これだけの犠牲者がいたことに、改めて圧倒されます。20年前の出来事を思い出しながら、EOS R6とLEICA MP 0.72で撮ってみました。写真を撮っていると、おばさんが「ゴージャスな光景だね」と話しかけてきたので、「それだけに悲しいですね」と答えました。おばさんも「まったくだよ」と言ってくれました。
半旗の下には、花を供えられていました。
カメラ:CANON EOS R6
レンズ:EF 16-35mm f/4L IS USM, EF 24-70mm f/2.8L II USM, EF 70-200mm f/2.8L IS II USM
現像ソフト:Adobe Lightroom Classic
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