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脱トランス:キーラ・ベルの場合

イギリス在住のキーラ・ベルさんは、16歳の時にトランス(性別移行)を開始して、21歳で脱トランスしました。

脱トランス」とは、性別移行の治療を止めたり、トランスジェンダーであることを辞めたりすることです。

脱トランス者の体験談はなかなか聞くことができません。
何故なら
「トランスジェンダーの権利を奪おうとしている」
「子どもたちの人生を台無しにしている」

などと言われて、周囲から責めたてられるからです。

それでもキーラ・ベルさんは、これからの若い皆さんのために勇気を出して沢山のインタビューに答えてくれました。

性別移行のための医療には、受けてしまえば2度と元に戻れない治療もあります。思春期は、身体や心がどんどん変わっていく難しい季節です。自分のことを「トランスジェンダーかも?」と思っても結論を急がずに、まずは立ち止まって、自分を大切にしてください。

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(乳房切除手術↑)

キーラ・ベルさんはエッセイの最後を、こう結びました。

「私のように悩んだり、混乱したり、孤独を感じたりしている若者に、トランスすることが唯一の最善な答えだと結論づけさせたくありません。私は助けを必要とする不幸な少女でした。それなのに、私は実験体のように扱われたのです」

キーラさんは治療を始める時に「違うよと言ってくれる人が誰もいなかったことに怒りを覚える」とも、ビデオの中で言っています。

どうか、ジェンダーに迷っているあなたへ、キーラ・ベルさんの言葉が届きますように。

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(小さい頃のベルさん↑)

(終)

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