何を持って労働となすか

今回は何を持って労働となすかについて考えてみたい。

転職して1ヶ月が経過し、社内の皆さんから色んな刺激をもらっている。転職したてなのと、元来の人見知り感も相まって、ある種一歩引いて社内を見ている自分がいるのだが、そこで思うこと。

労働に対するひとつの切口として、「量」と「質」ということが挙げられるように思う。

「量」と「質」。量でカバーする根性論タイプ、質を重視するスマートなタイプ、あなたはどっちだろうか。自分自身は、質は重視したいが、最終的には量で何とかする不器用なタイプだ。

転職して1ヶ月社内を見渡して思ったこと。高い労働生産性をたたき出している人は、「量」も「質」も追求しているということだ。当たり前なのだが。

「質」の高いアウトプットを馬車馬の如く出しまくり、「量」的にも他者を凌駕する人。こういう人がどんな会社にもいるのだ。

たかだか3社経験しかないおっさんだが、確実にそういう人はいる。そして「質」・「量」も伴っている人は、大抵人格者で信頼されていて、周りに活力を与えてくれる。

こういう人たちに共通することが、2つあるように思う。

①圧倒的な量質転化の経験
②働く理由の「自分事」化

凡人であれば最初から質が伴うことなどない。量をこなす中で、違和感を感じそこに向き合って、変えようと思った奴が伸びる。

今でも尊敬する前前職の上司の言葉だ。

そして、その違和感に向き合うことで、働く理由が「自分事」化されて行くのだと思う。

がむしゃらに「量」で稼ぐタイプのガッツも素晴らしい、「質」を重視したスマートなタイプの効率性も素晴らしい。

でも、「量」も「質」も圧倒的な人にはやっぱりかなわないし、そういう風に仕事に向き合える「理由」を持っている人がやっぱり強いし、頼りになり、会社の未来をつくるのだ。

以上、金曜日の終電間際まで仕事してたおっさんの戯れ言でした。



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