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【ラブライブ!】活動記録15話を読んで

活動記録15話を読みました。

大晦日のWith×MEETSで北陸予選突破、全国大会に出場します!と報告があったのですが……そっか、負けたかぁ~…。これまでスクコネという、たくさんのスクールアイドルの活動を応援できるアプリを入れていたにもかかわらず、地元から遠く離れた石川県の「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」のみを応援していたので残念でなりません(長い)。

今までも東京や沼津のスクールアイドルを応援してきたのですが、それって結構「美味しい部分」だけを見ていた気がするのですよね。私は、かの校の映像記録を「過去の優勝校の軌跡をいい感じに編集した」スポ根アニメだと思っているフシがあります。じゃないと車は空を飛ばん。
ところが、蓮ノ空はそうではない。日常活動やライブの積み重ねを日々見届け、彼女たちとのつながりを感じていたので、応援にいっそう身が入りました。「勝ったんだ!」「負けたんだ」と後から知る形ではなく「勝ってきてほしい!」「負けるな!」と進行形でドキドキできたのは他にない体験ですね。

完全に感情移入できた分、敗北はほんっとうにショックです。いや全国大会まで進めただけでもスゴいことだと思うんですけどね…!やはり贔屓には笑っていてほしいものですよ。悔しいでしょうけど、ひとまず今はお疲れ様と言いたいです。

……でも、活動記録を読める神様(視聴者)からすれば、今年度の敗北はなんとなく読めたんじゃないかなと思います。14話の混迷を見れば、ね…。

14話は視聴者でも賛否が分かれるようです。学校の内紛はさておき、大会の途中でグループを合体させるというグダグダぶりがあまりウケていない。丁寧に活動を描いてきただけに、ユニットには最後まで競ってほしい気持ちがあったようです。他のグループが進めるはずだった枠を捨てるのも、リアルな分だけ痛みが伝わってきやすい様子。

私も少しモヤッとしましたが、でも「彼女たちが出した答え」だと思ったので、その辺は気にしないことにしました。
だって、彼女たちだって生のJKでしょう(嫌な言い回し)。常に完璧な答えを導き出せるわけではない。メンバーの心情や配信時間が取れない状況に配慮した最善手は、アレだと信じるしかないのかなと。外野が「あちゃー」と思っても…。それに、我々のために競って負けてほしいというのは傲慢な気がしたので、彼女たちの選択を尊重しようというわけです。

まあ、予選は突破できてもこれからの戦いは厳しくなるだろう……と思ったのですが(どう見ても練習量が少ない)、これも彼女たちの選択ですよね。冷たいように聞こえるでしょうけれど、現実かと。

そう思って応援していたので、私もどうなろうと勝ち負けを受け入れるつもりでしたが、梢センパイが大粒の涙を流していたのは胸が痛かった…。普段お姉さん然としている彼女が人一倍悔しくて、それでも一人になるまでは部長としての責任を果たしていたのは、驚くと同時に切ない気持ちになりました。

彼女にとってのスクールアイドルとは「頂点を目指すこと」で、それを取ったら何もないという。「いやいや、大げさでは?」とか「他に何か見つけたら?」と思うかもしれませんが、憧れたのが……おそらく、あのスクールアイドルなのだから、優勝には格別の想いがあり、それなくしては意味がないのでしょうね。負けず嫌いの梢センパイらしいです。仮に負けたとしても、いい思い出になってほしいですけどね…。

そしてこの夢はあまりにも大きくて、相方に話すのをためらうのも分かります。自身がようやくユニットとして動き出せるようになったのですから、自分の理想をぶつけて相方を追い詰め、壊してもいけません。自分ひとりの夢にしていたのですから、それもえらいなぁと思っています。

でも、それを知った花帆ちゃんは、はっきり「優勝しましょう!」と言っていて本当に優しいし、強いなと思いました。お互いに感謝しているからこそ、自然と同じ方向を向けるというか。別に花帆ちゃんの夢はラブライブ!優勝だけではないだろうと思ったりもするのですが、スリーズブーケとして考えるなら優勝だよな、という必然性が見えてきます。
これでなんとなく、センパイとコウハイという別け隔てがなく、1つのユニットとして強靭になった気がしました。ともに覚悟を背負った2人は、いっそう強くなるのでしょうね。末恐ろしいけども!

最後のセリフには痺れました。いや、本当は「先輩と可愛い後輩」というポジションも大好きなので、ちょっと寂しい部分もあるのですが頼もしい限りです。これを機に花帆ちゃんが作詞とか始めたら、それだけで泣くな。

これからが蓮ノ空の始まり。「勝つ理由」を知った彼女たちは絶対強くなります。
来年度のラブライブ!がどうなるかなんて、分かりません。けれど、最後まで見届けたいと思います。



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