初断食の試練

月曜断食というものに出会い、これはやる気が家出しがちな三日坊主の自分にピッタリなのではないか!?と思った私。

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ツイッターから始まったものはツイッターで情報収集するに限る!とお手軽に調べはじめました。基本的な食べ方の表とざっくりとした説明を保存して「月曜断食っていうからには、まず断食からでしょう!」と見切り発車で開始。

ちょうど週明けで仕事が忙しかったこともあり、午前中は全然へっちゃらだったのですが、ふと気がつくと腹ペコ。時計を見ればまだ13時。

あれ?まだこんな時間?ってか、ここから明日の朝まで逆算して…えっ?16-17時間後まで何も食べられないの?今の時間でこんっっなにお腹ペコペコなのに!?水だけ?

普段ならお昼ごはんの時間。いつもならアレとかコレとか食べてるのに。ああ唐揚げのザクジュワッてあの食感…ほかほかごはんに乗っけて食べたいなあ。あの食堂はお味噌汁も具沢山で美味しいんだよね…。

胃の検査や手術の前の夜など、21時以降は飲食禁止といわれているときも、20時59分ギリギリまでなにか食べようとしていた私。断食という言葉は知ってはいても、体感としての理解はできていなかったのでした。

おり悪しくも会社では、目の前に「ご自由にどうぞ」なスイーツが置いてあるのです。腹ペコの目の前に美味しいスイーツ。やっぱり断食は明日からにしようかな?いやいや初日から挫折ってどうなのよ。そんな葛藤をしながら、なんとか就業時間を乗り切りました。

動いていればそんなに空腹も感じないし、食べ物が目の前になければまあ、なんとかなるもんだな。と帰宅した私の次なる試練は、家族に夕食を作ることでした。

普段通りに作る夕食。でも私は食べられない。というかそもそも「何も食べない」なら味見すらできないのでは!?料理の腕がイマイチな私は、味見なくして適当な味に仕上げることができないというのに!?

今でこそ「冷凍していた作り置きを駆使する・購入したお惣菜のフルコース・家族だけ外食してきてもらう」などの回避術を身につけたものの、初回の私はクソ真面目に、家族のためだけにハンバーグをこね、ソースを煮詰め、フレンチフライを揚げて、そのホカホカできたての美味しそうな香りにやられてソファにぐんにゃりと沈みつつ「味だいじょうぶだよ!」と言いながらごはんを食べる家族をただただ見つめ、白湯をすすっておりました。

ワタシモ…タベタイ……。


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