アイドル「きまるモッコリ」の話

わたしはぺいちゃん推しですが、知ってくれてる方もいるかもしれませんがライブの感想ツイートできまるちゃんのことを書くことが多かったと思います。

みんなのことが大好きでみんなをみたいのは勿論だけど、ライブ中って推ししか見えない!ここの曲このパートで推しメン以外のメンバーがどんな動きしてるか知らない!目が足りない!ってあるあるだとおもいます…(映像をみて初めて知る振付もある…)
そしてわたしはぺいちゃんを観るのと同じぐらいいつも目を奪われていたのがきまるちゃんでした。
日によっては丸々1曲きまるちゃんを目で追ってしまうこともありました。

初めて観た二丁ハロのライブのきまるちゃんは女の子みたいに華奢でか細くて、嘘みたいにかわいいけど歌もダンスもどこか不安げだったなあと印象でした。マイクを両手で持って歌うのがクセでミキちゃんに注意されたりしてたね。

わたしがハッキリきまるちゃんが変わったな、強く熱くなったなと感じたのはきまるちゃんが大学を卒業してから。
大学卒業式&おなカマ新生活ライブで普段は猫背気味のきまるちゃんが凛と背すじを伸ばして歌ってくれた『 3月9日』

「瞳を閉じればあなたがまぶたの裏にいることで どれほど強くなれたでしょう」

瞳を閉じて涙を流しながら歌い上げてくれた姿はずっとまぶたの裏に焼き付き、力強い歌声は胸に残ってます。

それからのきまるちゃんは【覚醒】という言葉がぴったりで、ライブ中もおなカマも煽ったり首がもげそうなぐらいガンガンヘドバンしたり、かと思えば(たぶん無意識で)ゾクッとするほど大人びた表情や危うい色気を出したり。
「わたしを見て!」という自信が全身から溢れてて、それがめちゃくちゃにいい!とベタ褒めしたツイートを朝にしたらその日の夜ライブの特典会で
「今朝のツイートね、わたしすごく嬉しかった。もっとがんばるね」
とすごく真剣な顔で手を握ってくれました。
(余談ですがこの時ぺいちゃんがわたしだけに聞こえるようにニヤニヤしながらボソッと「きまるは2推しだもんね~」って言ってくるのが意地悪でかわいかったです。やきもち?)

そうそう、きまるちゃんってチェキだと口がハート型にパカ〜ってあいたニコニコのお顔が多くてそれが大好きだったんだけど、特典会中お話を聞いてくれる時、絵やお手紙を受け取ってくれる時、わたしが元気がなかったりした時は真剣な顔をしてくれてそのお顔も好きでした。

ぺいちゃんとチェキを撮るとぺいはくの方を向いちゃうしきまるちゃんは積極的に話に入ってくる子ではないので、撮り終わった後のバイバイはなるべく意識してミキきまと目を合わせるようにしてたんだけど
「もいちゃんまたね、またね」
って言ってくれる顔も真剣な顔でした。すごくすごく優しい子だからいつも人の気持ちに真剣に寄り添ってくれてたんだ。

ぺいちゃんとはまた違う明るさでステージの空気をガラッと変えてくれる子でした。トークやゲイすごろくなどでみんながウエ~ってなったりそれは無理じゃない?って思うようなことでもきまるちゃんだけはいつも
「いいじゃん!」「楽しそう!」「やりたーい!」「いけるよ!」「大丈夫!」
と目をキラキラさせて楽しそうにしていたのを覚えています。
よく「きまるくんは適当すぎ!」って言われてたしわたしも適当だな~って思ったりしてましたが笑
その無邪気な適当さに救われてたなあとも思います。かわいいは正義です。

きまるギャグだってミキちゃんにどんなに無茶ぶりされても嫌がったことなかった。
わたしの観てきたきまるモッコリの歴史の中では(裏では学業とアイドル活動の両立が難しく一度だけ弱音を吐いてしまったと聞きましたが)少なくともステージの上で、おなカマの前で、何かを嫌がったりあきらめそうになったりといった姿は一度も見たことありませんでした。

本当に存在が希望だったんです。

大胆で自由奔放な所もあるけどステージでスイッチが入った時の集中力は凄まじくて、GAY24でミキちゃんがお休みして急遽初めての3人ライブになった時もいちばん肝が座ってたのはきまるちゃんでした。


きまるモッコリのパフォーマンスは普段のぽわぽわした雰囲気や見た目からは想像つかないほどしなやかで軽やかで強くて格好良くて、
ステージの上手にいたと思ったら一瞬で下手に瞬間移動してくる身体のバネ
自ら「体力おばけ」と称していたタフさ
キラキラの星空のような瞳の中にギラギラの闘志が燃えている眼光の鋭さ
あとは何よりもマイサイイントロのきまるちゃんを見るのが大大大好きで、あの打点が高い跳躍も大好きだけど音に合わせて宙に手を掲げながら余裕の笑みで「にこにこ」じゃなく「ニヤニヤ」してる時のきまるモッコリさんの強キャラ感にいつもギャ~~!って萌えてました。

だけど歌声はすごく繊細で透明で、永遠の少年のような青くて胸がキュッと切なくなる声でわたしは毎回そのギャップにやられていたんだと思います。
見る度に成長と進化を続けていて、きっとメンバーもおなカマもきまるモッコリはものすごいアイドルになるぞと思っていたと思います。
わたしも覚醒したきまるさんはアイドル界で覇権を取れるとツイートしたことがあります。

きまるちゃんがエースになって、ZeppTokyoでワンマンをして、@JAMで横浜アリーナのメインステージに立って、この最強の4人で二丁魁はさらに高みに行くんだなあ!と、どんどん大きくなる姿に寂しさを感じながらもこれから先の未来にすごくワクワクしてました。


きまるちゃんの脱退が発表された時、どこかであぁ…という覚悟をしてたキモチと、だけどもう会えないことに実感がなく信じられないキモチとで頭が真っ白になりながら画面をスクロールして、ちゃんときまるちゃんの言葉で伝えてくれていて
『 アイドルという夢はここで終わりにする事にしました』
の言葉をみた瞬間に涙がどっと溢れ出てました。

決断すること、言葉にするまでどれだけ悩み、それをメンバーに伝えることがどれだけ苦しかったかを考えただけでわたしも苦しくて堪らなくて
「二丁魁のエースになる!」
「ボクの夢は、まだまだ成長すること!」
「唯一なりたい職業がアイドルで、たった1つの希望でした」
きまるちゃんの夢が、夢が、終わってしまった。
ただただそのことが本当に悲しくてさみしくて12月12日はずっと泣いてました。


「大丈夫」って言葉、希望のきまるちゃんが言うと本当に大丈夫なんだ!って信じられるパワーがありました。

「現場に行けなくて悲しくなっちゃうこともあると思うんだけど、でもだぁいじょうぶ~!会えない時でもみんなの好きの気持ちは届いてるから!安心して!」

このきまるちゃんの「だぁいじょうぶ~!」は魔法みたいで、思い出すと心がまあるく柔らかく優しいキモチになれてずっとおまもりにしてます。


中野で聴いたきまるちゃんの歌声、TLでも様々な反応があったのですが、とても正直なことをいうとわたしもあの日あの場ではショックを受けてしまいました。
ミキちゃんがぺいちゃんがはくちゃんが本当にきまるちゃんを愛し、共にきまるちゃんを愛したおなカマへ想いを届けようとしてくれた手づくりの愛情と気持ちは伝わっています。
演出については今でも上手く言葉には出来ないのですが、ただ

「大丈夫 君をずっと見てるから」

という歌詞とこちらに向けて手を伸ばしてくれるきまるちゃんの優しい表情の映像はあたたかく印象に残りました。

もしかしたら違う歌詞だったりわたしの記憶違いもあるかもしれませんが、ミキちゃんが今日しか歌わないと言ってたように確かめる術がないのでもし間違ってたらごめんなさい。

ミキちゃんは歌詞をその人なりの受け取り方をしてくれていいと言ってくれてるのでこれはわたしの勝手な解釈なのですが、君を見てるからの『君 』はきっとミキちゃんぺいちゃんはくちゃんから見たきまるちゃん、きまるちゃんから見たミキちゃんぺいちゃんはくちゃん両方の意味が込められているんじゃないかと思いました。
そして『君』の中にはおなカマも含まれていて、それってすごく希望だなあと感じました。

今までいろんな大切な場面で「いちばんの希望はおなカマ」だと伝え続けてくれたこと、自分もこれからはおなカマだと言ってくれたことで『希望』はずっと続いていくこと、脱退前のきまるちゃんの最後のツイートが「いい夢みよー!!!」なこと、胸が裂けるほどの苦しみも痛みや寂しさもぜんぶぜんぶ抱えてこれからも二丁目の魁カミングアウトを応援していきたいです。武道館もその先の未来もずっとずっとミキちゃんとぺいちゃんとはくちゃんときまるちゃんと一緒に夢を叶える姿を見届けて、夢を見続けたいです。


きまるちゃんのこと、大好きでしたじゃなくてずっと大好きです。初めて会った時からずっと、大切です。
これからも同じおなカマとして二丁魁をずっと見ていようね。

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