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(20240803 自教会説教日講話) 元の理

本日はまず元の理のビデオを見ていただきたいと思います。

【救けの理話】聞くだけで救かってしまう‼|第3章 元の理| この世界の始まりのお話|にをいがけ用・聞き流し用・勉強用 (youtube.com)

天理の教え【アニメーションで徹底解説】さんのビデをを視聴しました。

元の理とは、言葉で書くと以下のようなことです。
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イ:親神様は陽気ぐらしを見て共に楽しみたいと思召して人間を創造された。
ロ:まず夫婦の雛型をこしらえようと、うを と み を引き寄せ、最初に産みおろす子数の年限が経たった暁に、神として拝をさせるとの約束のもと、承知をさせて貰もらい受けられた。
ハ:さらに、六種の道具衆を引き寄せ、承知をさせて貰い受け、食べてその性を見定め、それぞれに応じた役割に使われた。
ニ:泥海中のどぢよを皆食べて、これを人間の種(たね)とし、夫婦の雛型に月日が入り込み、元のぢばで、九億九万九千九百九十九人の子数を宿し込まれた。
ホ:最初は五分から生まれ、九十九年ごとに三度の出直し、生まれ替わりを重ね、四寸まで成人して皆出直した。
ヘ:そののち、虫、鳥、畜類などと八千八度の生まれ替わりを経て、最後にめざるが一匹残った。その胎(はら)に男女各五人の人間が宿り、五分から生まれだんだんと成人するとともに、海山、天地なども次第に形作られ、五尺になったとき,世界は出来、人間は陸上の生活をするようになった。
ト:この間、九億九万年は水中の住居、六千年は知恵の仕込み、三千九百九十九年は文字の仕込みをもって育てられ、子数の年限を経過した約束の時が立教の元一日である。
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(天理教ホームページより)

次に、このことを現代科学ではどうなっているかをビデオを見ながら説明します。
地球そして生命の誕生と進化 【最新版】 (youtube.com)
20:49~23:30に全球凍結から原核細胞生物から真核細胞生物へ進化するところの画像があります。

元の理の“ホ”で出てくる三度の出直しとは、22億年前、7億年前、6億年前に起こった全球凍結からの生物の大量絶滅とそこからの原核生物から真核生物への進化などが起こったことなどを示していると考えられます。

全球凍結の後に大量の氷が溶けた後には、泥海になります。
地球大進化~46億年・人類への旅~ 第2集 全球凍結 (youtube.com)
1:15:17~1:21:20の所に、全球凍結の後に巨大ハリケーンによる海の攪拌によって海が泥海になる映像があります。

この泥海の中で原核細胞生物から真核細胞生物への進化があったと考えらえています。
現代科学で実証されている生命の歴史で約10億年前(最新の科学では約22億年前と言われています。)に何が起こったかというと、真核細胞生物が生まれました。
この真核細胞生物というものが進化して人間を含む地球上の多種多様な生命へと進化していきます。
では真核細胞生物がどうやって生まれたかというと、それ以前に存在していた更に小さなアメーバーのような原核細胞生物から進化していきます。

この時に元の理の“ハ”に記述されている食べてその性を見定めが想像されるような生物の取り込みがあったと考えられています。
38億年前から存在していた小さな原核細胞生物が食べられて真核細胞生物が誕生していきます。
実際に食べられているのです。
この食べられている原核細胞生物はひょろ長く、へび(み)に見えます。
そうやって、親神様が約10億年前原核細胞生物を食べて心根を味わって真核細胞生物を作ります。
その画像がこれです。
新しい進化説E3モデル

また、元の理 “ヘ”で最後にめざるが一匹残った。との記載があります。
地球そして生命の誕生と進化 【最新版】 (youtube.com)
53:16にミトコンドリアイブから人類が拡がったという画像があります。

ミトコンドリアイブとは、『ミトコンドリアDNAは女性からしか伝わらないため、現存する全人類のミトコンドリアDNAを調べたら、すべての現存する人類の母方の家系をたどると、約12-20万年前にアフリカに生きていたあるミトコンドリアの型をもつ女性にたどりつく』ということです。
この女性をめざると表現していいかどうかという問題がありますが、元の理の記述と非常に一致していると言えると思います。

また、元の理“ト”には六千年は知恵の仕込み、三千九百九十九年は文字の仕込みとの記載があります。
地球そして生命の誕生と進化 【最新版】 (youtube.com)
の53:41に農業牧畜革命が1万年前(六千年+三千九百九十九年)に起こったという映像があります。
人類の知恵が発達して農業牧畜を始めたのが約1万年前です。

更に54:00に、5000年前に大河のほとりで興った文明において都市ができたという画像があります。都市では法律が制定されていきますので、この頃に文字ができていたと考えられています。

これも文字の仕込みが約4千年前ということと非常に符合します。

このように元の理は現代科学と非常によく一致していると言えると思います。

詳しくは秋治さんが書かれた
生命(いのち)の進化 令和編 科学の進歩で見えてきた「元の理」
を読まれるともっと色々と深い内容が書かれています。

元の理に書かれていることが科学的に正しいのであれば、元の理に書かれているように親神様が人間を創造した目的が陽気ぐらしであることも正しいと考えてもいいかと思います。

10億年かけて何度も何度も生まれ変わりを経て現在の人間に進化してきて、これからも永遠に親神様と共に陽気ぐらしを求めながら永遠の魂として生きていくことが私達人間の生きる目的であることが分かります。
そうであるならば、今回の人生だけで決して終わりではなく、次も、また次も、そしてそのまた次も人生があります。
そうであるならば、今回の人生においても、300年先、500年先、1000年先を見据えて生きていかなければならいことが理解できると思うのです。

また、江戸時代末期、明治初期にこのようなことを奈良の片田舎の一介の女性が述べていたということは驚愕に値すると私は思っています。

皆様も是非我々の本質は永遠の魂であるという元の理の教えを信じていただいて、これからの人生を精一杯生きていって戴ければと思います。

以上つたない話ではございましたが、御清聴ありがとうございました。(かしわ手)

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