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懐かしの乙女チックロマコメ 田渕由美子さん

 先日公開した本棚リレーで、本棚の一角の田渕由美子さんの単行本を久しぶりに取り出し、また読んで懐かしくなりました。

 そこで、田渕由美子さんの作品について、以前まとめた資料も使って、noteでぼちぼちと感想を書いていきたいと思います。もともと多作ではない(ご本人いわく、一番多いときでも20枚/月以下)ので、作品リストを作ったり単行本を集めたり、追いかけるのはそれほど大変ではありません。単行本、あと文庫が2冊!(のはず)。

 70年代後半から80年代前半、りぼんを中心に少女まんがに大きな流れがありました。乙女ちっくロマコメなどと呼ばれ、少女のみならず少年の間にも広がりました。 早稲田大学に早稲田乙女ちっくくらぶができたのもこの頃です。そんな乙女ちっくロマコメの代表が田渕由美子さん、陸奥A子さん、太刀掛秀子さんでした。

 高校時代(70年代後半)に風邪で寝ていて少年まんがにも飽きたとき、医者の帰りにふと本屋さんで手にしたりぼんに載っていた田渕由美子さんにハマってしまったのです。内気でドジな私だけれど、偶然出会った彼となんとなく仲良くなる(或いは、幼なじみの彼がいる)が、友達以上恋人未満。こんな私は彼にふさわしくないのではと不安になったり、かっこいい年上の人に惹かれたりするが、でも結局彼が「そのままの君が好き」と言ってくれてハッピーエンド。乙女ちっくロマコメの王道です。

 ちょっと天然、ドジだけど何事にも一生懸命、そんな田渕由美子さんのまんがの主人公が好きでした。

 学生街や大学生、予備校生の主人公(当時田渕由美子さんは早稲田に在学中でした)達は、 夢見る乙女っていうりぼんの中ではちょっと大人っぽくて、そんなところも憧れました(どっちに?)


 編集さんとの結婚、出産、子育てで80年代後半から10年ほどお休みしていましたが、「チュー坊がふたり」になってからYOUなどでまたまんがを書いています。1995年に中学生の子供がふたり(チュー坊がふたり)だったので、今はもう大きくなっているでしょう。

 最近マラソンを始めて本も出しちゃいました。その後膝を痛めてマラソンはやめたようですが。




#乙女チックロマコメ
#田渕由美子
#りぼん
#りぼんマスコットコミックス

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