心の中のアンチ

みなさんこんばんは。
フィーモの本体のもひ毛です。
唐突なんですけど、僕にとっての「アヘキンメンバー」、そしてそのルーツの「そね家」と言うのは

良くも悪くも緩〜く向き合い
なんだかんだで気に掛け合って
楽しむノリ以外では否定的な事は言わず
なんとなしに好きな人たち

そんな存在なわけです。
だから気軽に声を掛けれるし、取り止めもない話で朝まで通話繋げてたり、一度離れてもまたこうして集まるんだろうなって、ある意味で安心できる心の拠り所なんですね。

じゃあタイトルは何なのかって話なんですけど、これは常日頃から僕自身が考え続けてるルールに由来します。

正直言うと多分僕は環境に恵まれていて、体温よりほんの少し暖かい物凄く心地の良いぬるま湯に浸かっているような立場なわけです。

甘えやすいんですね。
みんな何でも受け入れてくれるから。
年上も多くて、みんな知識人だし、それぞれが突出してるのにおくびにも出さなくて、協調性ないのに何故か一人の男に自然と集まって

「あー、ここでなら頑張らなくていいのか」

そう感じてからは、僕の中での「そね家」というコミュニティは現実から逃げる為の隠れ家になりました。
ただ隠れ家にしているだけであれば、ある種の心の拠り所として機能したんだと思います。

ただ、7年前の僕にはそれが出来なかった。
まだ成人すらしてなかった僕にとって、毎日苦しくても勉強して、学費と生活費を頑張って稼いで、その合間の時間を睡眠と「そね家」のみんなと過ごす時間で塗り潰す。
そういう日々を繰り返しているうちに、少しずつ、少しずつ、楽な方に引っ張られていく自分を自覚し始めました。
ダメだな、頑張らないとなと頭ではわかっていてもそれが出来ない。いつの間にか夢の為に望んでやってた勉強も、それを達成する為にやっていたバイトも、だんだん手につかなくなっていったんですね。
焦りの中で、生きていくのにも必死で、自ら追い詰めて追い詰めて、ふと窓の外を眺めると地元では珍しく雪が降り積もる寒い日でした。

その日僕は一度破綻しました。

外に一歩も出られなくなって、凍えるほど寒くなった部屋で椅子に座ってボーッと壁を眺め続ける時間を過ごして、疲れたらベッドに横になる。

ご飯もろくに食べないで、どんどん身体に力が入らなくなっていって、さすがに良くないなって買い物に行こうと玄関を出たところで意識を失って倒れていたそうで。

44kgを下回るくらいまで痩せ細って栄養失調になっていたので、なんやかんや実家の家族の手伝いもありながら1週間ほど入院して、退院してからもボーッと実家で毎日を過ごしました。

春になって少しずつ暖かくなって、実家の前の桜並木を眺めていた時にふと、

「大切な人と場所を言い訳に使ってたんだなぁ」

そう思った時に、本当に久しぶりに溢れて止まらなくなるくらいの涙が出て、みんなに申し訳なくて、このままじゃダメだ、変わらないと、いつか笑い話にできるようにしないとって、急に行動力に突き動かされました。

そこからは退路を断つ為に、キャリーケースに2泊分の着替えとスマホと充電器と財布だけを入れて、親や家族にも何も言わず、その日の内に九州からはるばる東北の地まで飛びました。(とかいいつつ当時付き合っていた女性がいたからそこを目的地にしたのは秘密)

そこからは本当にあっという間に数年間が過ぎていて、反省すべき事もたくさんあったわけですが、今はいつお迎えが来ても後悔は無いなって思ってます。

それで、冒頭に話したルールに戻すんですけど

「自分の一番のアンチは自分であれ」

って事なんですよね。
人間って弱いもので、苦しいな辛いな悲しいなって時にふと優しい言葉を掛けられると、そっちに全力でBダッシュしたくなりませんか?

そんな時に僕の心の中のアンチ君が声高に言うわけです。

「え?だっさwwwいやいやアレはお前の○○が明らかに悪いだろwwwお前が原因の癖に責任転嫁すんなよwwwプギャーm9(^o^)」って。

コツとしては一番腹が立つ言われ方をイメージする事。そうすると不思議とぐぬぬ…クッソー絶対見返してやる!!!!みたいな反骨精神湧きません?

こうしてアンチ君がいつも何かしらを否定してくるから、必ず見返す為にあれこれ自分の中で試行錯誤を繰り返す。そしたら不思議と気付いたらいつもより良い方法を模索するようになるんですね。

知識が足りなかった、発想がなかった、経験が足りなかった、そもそも適性がなかった、あの人が○○してくれなかったから、何でこの人はこう言うことを平気で言うんだろう、そういう諸々の感情は全てアンチ君が「テメーが怠けてっからだろwwwザマァwww」って一刀両断してくれます。だから適度にいつも緊張感を維持できるんですね。

おかげというかなんというか、いつの間にか自分の事出来ることも増えて、絶対ではないにしろある程度自信もついて、こうして今は元気にアヘキンを読むことができてます。

ありがとう心の中のアンチ君。

こうして夢破れた自分の代わり身のように、今はフィーモが夢を叶えてくれている姿を見ると心から嬉しさが込み上げます。それくらい、アヘアヘキングダムという物語、加えてフィーモという存在には助けられてます。パラレルワールドの自分みたいなね。

最後に、こんな自己満足で稚拙な投稿を最後まで読んでくれた方が居たら本当にありがとうございます。そして逃げ道にしてしまった「そね家」のみんな本当にごめんなさい。

ちょっとしたカミングアウトになっちゃいましたね。読みにくさもあったかと思います。それでもありがとうを伝えたくて。

アヘアヘキングダムを通じて関わってくれた皆様へ、本当に、本当に心からの感謝を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?