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プロは夢を与える

プロはチケットを売るんじゃない
夢を売っている

ネットで拾った言葉ですw
そんなことを感じた出来事がありました。

僕は鹿児島レブナイズというバスケットチームを愛している。
今シーズンも応援していた。
ホームの試合会場である西原商会アリーナでは一部の選手の応援横断幕が飾られている。
どれもその選手に合う言葉や写真がかっこよく掲載されていてゲームの合間に選手の目に映り鼓舞されていることと思う。
そんな横断幕を作らせて頂く機会を得た。
というより作ったw

横断幕は大きいもので横の長さは3Mほどにもなりそれなりの業者に発注すると5万円以上もかかってしまう。
一ファンが個人で支払うには少し、いや大分負担に感じる金額だと思う。
僕もそうだった。
こんなに愛されているチームで各メンバーであるが金額負担が大きい為か全選手が飾られているわけではない。
しかし、飾られていないメンバーも確かに愛されている。

シーズン終盤に入ろうとしている最中、ホーム最終戦は全選手の横断幕で選手たちを応援したい。
そんな想いから行動に移すこととした。

ますは、、、というか何よりも資金面www

僕個人が作っても往年のファンの方に失礼があってもいけない。
そんな思いもありSNSで有志を集うこととした。

あれよあれよという間にメンバーは集まり合計で27名の方が賛同してくれた。
5名の選手に、ヘッドコーチとアシスタントコーチを合わせた計6枚の横断幕を27名の方からの融資にて資金を集めて何とか4月23日24日に開催されたホーム最終日に飾ることができた。

試合前日、会場設営をお手伝いさせて頂いたのだが自らが発起人となった横断幕が飾られる様を見ていくときは胸が高鳴った。。
「あぁ僕の夢が叶ったなぁ。。」

鹿児島レブナイズというプロチームが僕に夢を与えてくれて叶えさせてくれた瞬間だった気がする。

この話はこれで終わらない。

6枚の横断幕のデザイン中、3枚は僕の友人にデザインしてもらった。
デザインしてくれた彼女は鹿児島レブナイズとは全く縁のない福岡県に住む普通の主婦である。

彼女は少し前からWebデザインに興味を持っていたがアウトプットする機会があまりなかった。
そんな彼女に依頼した。
「選手の旗を作るからデザインしてくれない?」

彼女はいつも通り軽い感じでオッケーってな感じで承諾してくれた。

プロバスケットチームの試合会場に飾られること、選手本人の目に移ること、そして会場にきた観客のみんなに見られるもの。
説明するたびに小さくなっていく彼女が今でも印象に残っているwww

そんな彼女には中学一年生になる娘さんがいる。
娘さんはミニバスをやっていてこの春、中学生となりバスケ部に入るのだという。

自らがデザインした横断幕が飾られる会場を見たい!
そして娘にプロのバスケットを見せてあげたい!
そんな一心で先日のホームゲームにわざわざ福岡から来てくれた。
あの大きな西原商会アリーナに入場し横断幕を初めて見る彼女の表情はまるで少年のようだった。
彼女も何か夢をかなえた瞬間だったのかもしれない。

そして、その娘さんにも転機が。。
中学一年生でありミニバス経験もある娘さん。
いろいろ思うところもあったであろう。無理やり連れてこられたのもあるだろうw

今やネット等でNBA選手やB1のハイライト動画を見れば超一流選手を眺めることもできる。
わざわざ部活を休み遠い鹿児島の地にB3のチームを見に来る価値があるのかどうか。


試合を終えた次の日。
デザインしてくれた彼女から嬉しい連絡が入った。
娘さんがこういうのだという。
「わたし、レブナイズU15に入りたい!!そしてまた必ずレブナイズを見に行きたい!!」

この言葉を聞いて僕も嬉しくなった。
残念ながら現在のレブナイズU15に女性チームないし今シーズンもあと2試合で終わってしまう。

しかし、彼女の思いが行動に移り近いうちにそう遠くない未来にレブナイズU15の女子verができるかもしれない。
次のシーズンまでレブナイズ愛をたぎらせて試合をまた見に来るかもしれない。
そのモチベーションが彼女のスキルアップと周りの誰かのモチベーションになるかもしれない。
いつか自身のプレイをレブナイズに見てもらう機会があったり直接指導を受ける機会があるかもしれない。
娘さんの中にも新たな夢が確実に生まれた瞬間だ。

そして参加者の方々も大好きな選手がその横断幕を持って一緒に写真を撮ってくれるかもしれない。
その横断幕にサインを書いてくれるかもしれない。

たった一枚の横断幕が誰かに夢を与えて誰かの夢を叶えさせてくれる。

プロとは人に夢を与えられること。

本件を通して心底そう思えた。

そして本件の横断幕作成ツイートも今現在で5000を超えるインプレッションになっている。

色んな人にこの活動を知ってもらえる。
僕の夢も叶っている。

形は少し違うかもだけどいつだってプロは、
鹿児島レブナイズは僕たちに夢を与え続けてくれるそんな存在だ。

僕は本件に関わってくれた人の人生や毎日が少しでもワクワクしてキラキラしてくれることを心から願っている。

感謝してもしきれない。

鹿児島レブナイズ。
横断幕参加者の皆様、本当に本当にありがとうございました。

夢をありがとう

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