見出し画像

年収交渉のタイミングって?


今回、この投稿をキッカケに様々な方からご意見頂けたので

noteにしてみました!

まず、前提として
そもそも選考フローがどうなっているのか
という点からまとめていきたいと思います。
※基本的に中途採用をベースにお話させて頂きます。

という形ですね。
多少の違いはあれど大まかにはこの様な流れになると思います。

次に企業の立ち位置からみた選考フローです。

ここの「稟議」が


この社内的にオファーをかける金額を決めるという話になります。

その為

上記は

・一度決めた年収を出し直すには再度稟議をかけなければならない
・納得するであろうという金額でオファーを出しているのにも関わらず
 再度交渉する事で企業側としては気持ちよく採用する事が出来ない

その為、心象はよくないからやめた方がよい
まとめるとこんな感じでしょうか。

これ私は一ミリも間違っているとは思っていなく
その通りだと考えています。

一番の正解としては

「一次面接の段階から希望年収を擦り合わせていく事」

だと思っています。

それなのに何故

「内定通知を受け取った後に」なのか

※内定通知後、入社意思決定前です。
すこし認識に齟齬がありましたのでここで定義させて頂きます。

因みに承諾後の交渉は


おっしゃる通りで企業としては基本的に受け入れてもくれないでしょう

ここで考えて頂きたいのは
採用企業と求職者にパワーバランスについてです

当たり前ではあるのですが企業が雇用者になる以上

企業 > 求職者

という構図が常に成り立ちます。

その為(いい企業さんであったとしても)求職者にとって
「本音の希望年収」は伝え辛いというのが心情だと思います。

希望年収を伝える事で採用されない事を考える人も
少なくないと思っています。

また、実際に希望年収を伝えたことで
選考が不利になってしまった人も多く見てきました。

その状況で本当にイーブンな年収交渉が行われているのでしょうか?

そして間違いない年収が提示されるタイミングは
「内定通知書」が手元にきた瞬間です。

内定とは

「就労始期付解約権留保付労働契約」

「勤務開始時期を明示し、
 企業にそれを取り消す権利を保留させる労働契約」

を指します。

通常内定が出た場合には、
「〇〇日迄に回答してね」と企業から
内定通知に対する回答期日が設定されます。

この期日迄に内定を貰った求職者は
その会社に行くか行かないか決めるわけです。

この内定通知→決断迄の期間は
基本的に企業側は内定を取り下げることは解雇に相当します。

なのでこのタイミングであれば


くらいであれば交渉に乗ってくれる企業さんもいるのではないでしょうか。

年収400万を500万にあげる様な交渉ではなく
410万にあげる様な交渉で あれば比較的対応して頂ける
企業さんも少なくないと思います。

企業側に立てば
「不誠実」「先に言ってよ」
と思う人も多いとは思います。

しかし本当に対等な状態で年収交渉はされているのでしょうか。
選考中からその10万円をあげてほしいと言える人は
どの位居るのでしょうか。

-----
また、年収が上がる事でエージェント側の売り上げが上がるだけじゃん
と仰られている方もいらっしゃいますが
年収が10-20万上がったとしても売り上げは殆ど変わりませんし
交渉をしないとならないので正直交渉の必要が無ければそのままの方が
エージェントとしては楽です。
----

とは言っても

と感じる方も多いので、
このやり方を使った年収交渉はかなり気をつけた方が良さそうです。

結論としては

こういう事でしょうか。

ただ少なくとも
「条件面談」は確実にした方が良いでしょう
比較的、条件面談なしで内定→回答期日になるケースも多いので...

=======================
最終面接終了後、
内定条件提示前に条件面談を調整しましょう!
=======================

お互いに年収の探りあいをするのではなく
フェアな交渉ができる世の中になると良いですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?