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《Writers Lab》モテたいという理由で

日曜日、ということは。そうですよモグですよ。
今回もよろしくお願いしまーす。


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モテたいという理由で


モテたいという理由で何かを始めた事が無い。
スラムダンクブームの頃にバスケを始めた。バスケはカッコよくモテそうというイメージをあの漫画が世に浸透させてくれた。僕も大好きな漫画。だけど僕はスラムダンクを理由にバスケを始めていない。カッコいいから、モテそうだから、という理由で始めてはいない。小学生の頃、偶然見たマジックジョンソンのプレーに衝撃を受けた。心が揺さぶられた。人間としての表現力に感動した。僕がバスケを始めた理由は自己表現、続ける理由は存在証明だった。

総合格闘技を始めた時だったそうだ(これに関してはモテそうだというイメージが無いけれど笑)。自らをそういう世界に放り込んでみたかった。始めた理由は自己表現、続ける理由は存在証明だった。

スキーやスノボ、サーフィンとか。モテそうという理由で始めそうなものはどれもやったことが無い(ただ単にわざわざ行くのが嫌だという点は今回スルーして)。これで自己表現したいと湧き上がるものしか始められず、これが僕の存在証明だと願えるものしか続ける事が出来なかった。

今年3月、コーヒーのハンドドリップを始めた。これまで自分では全く淹れた事など無かったが、あれから8ヶ月。今では生活の中心にはハンドドリップがある(実は僕にとってコーヒーかすを干すという事も大事な生活の一部なんだけど、それはまた別のお話)。ハンドドリップは僕の自己表現、ハンドドリップは僕の存在証明だ。

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284字
進藤海/六月雨音/ようじろう/小宮千明/モグ。4人のライターがそれぞれの担当曜日に、ジャンル問わずそれぞれの“書きたいこと”を発信。

ボイスブックコンテンツ《Writone》より集まったライターによるリレーマガジン。

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