KEY SWITCH SELECTION Vol.1 レビュー
こんにちは、Mogma Productsです。
先日、遊舎工房様より発売されましたKEY SWITCH SELECTION Vol.1。皆様のお手元にございますでしょうか。
パッケージが非常にかわいいキースイッチセット+キースイッチテスターのセットです。
キースイッチテスターの製作者としては非常に気になる商品だったので解説をしつつ、購入を検討されている方の参考になればとレビューを書いてみることにしました。
(なお、こちらの記事は遊舎工房様とは関係ございません)
キースイッチテスターのレビュー
まずはキースイッチテスターです。
こちらのキースイッチテスターはアクリル10mmをカットしたシンプルなものです。
写真をみると少し重みを感じそうにもみえますがアクリルなので重さはそこまでなく、手にすると程よい重さです。
また、「yushakobo」という文字が彫刻されているのもワンポイントになっていていいですね。
次にキースイッチをはめる部分です。
こちらは14mmより0.5mmほど余裕がありますが、キースイッチの付け心地はちょうどよいです。付けると少し緩いか?という感じもしますが、逆さまにしてもキースイッチは落ちず、程よく固定されています。
キースイッチの間隔は19mmとなっているため、キーキャップを装着するとキーボード同様の間隔となっていました。
キースイッチテスター自体はアクリルということもあり、剛性は十分でキースイッチを安定して打つことができます。こちらについては商品紹介ページにも記載があったとおりでした。
ただ、こちらのキースイッチテスターはキースイッチホールとなっておりボトムハウジングの爪が完全にひっかからたないため、もしかするとキースイッチとの相性があるかもしれません。
筆者の手元にあるキースイッチだと、Tecsee Sapphireが少し浮いてしまっていました。
気になる点としては、クリアのアクリルを加工した際の曇りが出てしまっているというところでしょうか。厚みのあるアクリルを加工する場合はレーザーカッターの出力によってどうしても曇ってしまうことがあるので仕方ないところではありますね。
機能としては問題ないので、気になる方はアクリル用研磨剤などで磨いてあげるのがよいかと思います。
キースイッチのレビュー
キースイッチについては各人で好みがかなり別れるところではあるので、筆者が気に入ったものをピックアップして紹介してみます。
比較対象がある方が伝わりやすいかと思ったのでEverglide Aqua King(以下アクキン)と比較している内容としてお読みください。
MMK Frog KeySwitch
軽快で小気味の良いタッチ感と高めのタイプ音で、筆者お気に入りベスト3のキースイッチです。ステムのグリーンとクリア/グレーのハウジングのカラーリングも色合いがいいですね。
リニアタイプをお探しの方はぜひ触ってみてほしいキースイッチの一つです。
Kailh Box Silent V3 White
こちらはアクキンよりわずかながら重みを感じるタッチと少し高めのタイプ音のサイレントリニア。PCBのキースイッチ用LEDがきれいに光るのもポイントですね。
Tecsee Gold Metal Switch
最後はこちらのキースイッチ。何がポイントかというとズバリ入手難易度。こちらのキースイッチは単価200円というのもあるのですが、最低ロットが35なので、お試しで購入するにはハードルが高かったのです…
今回のキースイッチセットでこちらがラインナップとして入っていたのは非常に価値があると思います。
今回は3つのキースイッチをピックアップしましたが、全25種類はどれも個性的で魅力的なものばかりでした。これだけあればお気に入りのキースイッチがみつかるのではないでしょうか。
最後に
KEY SWITCH SELECTION Vol.1はキースイッチテスターの作り、キースイッチのラインナップ共に満足度の高いものでした。Vol.2の販売が待ち遠しいですね。
レビューの内容は筆者の主観によるところもありますので、参考程度にしていただけますと幸いです。
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