FY23第4四半期、始まります

mogily株式会社CEOの小出です。

世間的には年末年始ということで「あけましておめでとうございます」で始めたいところですが、経営者的にはFY23の最後の四半期ということでおめでたいとかそういう気分にはなれません。きちんとラスト3ヶ月を走り切って、従業員の賃金を支払い税金を支払い黒字化で今期を終えなければならないという気持ちです。登山でいうと8号目なので本当にしんどい3ヶ月が始まります。よろしくお願いします。

弊社の見通しですが新しいクライアント様も増えて既存継続のお客様も安定しており目標数値には届きそうな気配です。が、天災など予測できない事態が起きたら目標達成は厳しいはずです。

気持ちのどこかに「そんなことはないだろう」と思っていましたが、元日私は家族の住む新潟県に帰省し、年に一日しかない「仕事のことは何もしない日」を過ごしていたそんな午後4時。突然大きな地震が発生し、私の住んでいる地域にも大津波警報が発令されたので即座に避難を開始しました。 

結果的に私の地域は無事でしたが、隣の区は甚大な被害が発生しており、遠いとはいえ石川県はもう大災害となってます。新潟、石川、福井、富山は北陸地域のイベンターさん管轄区域であり、決して他人事ではない状況です(実際に新潟のアリーナクラスの公演は延期になりました)。

コロナ禍でコンサートは壊滅的な打撃を受けましたが、それをキッカケにmogilyが生まれました。東日本大震災の時も、あまり公にするようなことではないのですがそれキッカケでチケット業界にイノベーションが起きたということもありました。ただこれは、新しいイノベーションを生み出せる体力がないとそもそも死にゆくだけです。

mogilyを開発する、と決めてから利益が生まれるまで、創業者である私の貯金は信じられないペースで減っていき、本当に破産寸前でした。クライアント様には何度も入金サイクルを早めてもらうお願いもしましたし、資金繰りがやばすぎて大切な友人から1週間だけお金を借りたこともありました。思い起こすだけで胃が荒れてきます。

今ではなんとかそのようなフェーズではなく回るようになってきましたが、いつまた回転が止まることになってもおかしくありません。なので経営者としては、目の前にあるお仕事をコツコツとこなしていくのみです。そして健全なレベルで新規開発プロダクトに投資し、良いプロダクトを生み続けていこうという所存でございます。

そんなわけで残り3ヶ月、よろしくお願いします。

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