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パズサバの戦闘とリベンジのしくみ

T13実装アップデートによって「リベンジを取得しないまま昇格を始めてよいのか」という疑問を抱えている方がたくさんいらっしゃるように見えたので戦闘の基礎の部分からまとめます。


戦闘のしくみ

1. 戦闘の勝敗について

対人戦闘と廃墟チャレンジの戦闘では損耗率が低い方が戦闘の勝者となります。避難所での戦闘では防衛側がこの損耗率比較で敗北すると避難所が炎上し、非保護資源が奪われます。その他、実験基地や資源タイルの占有権も同じです。

画像の指下の部分のパーセンテージが損耗率です

例えば攻撃側50万人 vs 防衛側500万人の戦闘で攻撃側が25万人、防衛側が200万人の兵士をそれぞれ失った場合は攻撃側損耗率 50% 防衛側損耗率は40%となり、防衛側が勝利します。

部隊規模の現在の上限が時限アイテムやレールガンによるドーピング有りで70万程、ギャザーを使っても500万程が限界であるのに対して、避難所防衛側は1000万から2500万の兵士を使用できるため、城内戦闘では防衛側が非常に有利な仕組みになっています。

2. 攻撃と防御のしくみ

戦闘が始まると
1. 両軍の全ての兵士は一斉に攻撃を開始します
2. 陣形に応じた順番で単一の兵種が壁になります

攻撃は全軍同時に、防御は一兵種ずつです。
そして防御についてもう一つ。同兵種内で複数Tの兵士が混在する場合、被弾優先順位はTが低い順から高い順です。要するに、部隊内にT1ファイターとT12ファイターが混在した場合はT1から先に敵の攻撃に晒され、T1が全て倒れるとT12が敵の攻撃を受けることになります。

第2項の内容はベテランプレイヤーさん達のほとんどが身体で理解されてる事ですが、このnoteを書く直前に公式Discordで似た内容の話をしたところ「実験と考察の仕方をやり直した方がいいですね」とダメ出しを受けたので一応検証手順を別記事で書きます。

3. 戦闘後の損害の分配

戦闘が終わると戦闘中に受けた損害を各兵種の各Tの兵士に人数割で分配する処理が行われます。

これはゾンビの巣窟との戦闘レポートを見ていただくのが一番良いと思います。ゾンビの巣窟はデフォルトのファイター陣形を防衛で使用しており、4種の兵士を均等な数持っています。そのため50%強殲滅できている場合はゾンビファイターとゾンビライダーを全て倒し、ゾンビシューターを少し倒せているはずです。(レポートに付属する動画を見るとわかりやすいです)

しかしレポートの戦闘詳細のページを見てみると

巣窟57%殲滅
プレイヤー側のギャザー総兵数 1,094,729
うちT11シューターは424,500(38.77%)
T1改造車は670,229 (61.22%)
 総損害の2,075人がこのパーセンテージでそれぞれ分配

このようにゾンビ兵の負傷が均等に分配されており、左のプレイヤー側の兵士も同様に2,075人の総損害が人数割でT11シューターとT1改造車に分散されています。

プレイヤー間の戦闘でも同様の処理が行われます。そして見ていただいた通りこの仕組みによってレポートに表示されている数字と実際に戦闘中に起きていた事には大きな乖離が生まれます。上のレポートでいえば表記されている損害数通りにタクシーがゾンビ兵達の攻撃を受けていたわけではないということです。

レポート通りタクシーが攻撃されている可能性についてはそれぞれのバフ値からみて全くありえない事なのでいちいち検証したくないのですが、またダメ出しされそうなので一応やって別記事書きます。

リベンジの仕組み

1. リベンジの基礎

リベンジとは戦闘の最後に発生する敵兵士の防御値を完全に無視して与えられるダメージのことです。その戦闘で倒された兵士のティアと数によって威力が増減します。研究所の兵種戦術の項目を進めると対応する兵種とティアの兵士がリベンジの発生対象になります。

ダメージの計算は自軍と敵軍のティアが違ったり複数のティアが混成されている場合は複雑になりますが、お互いに同じティアの兵士のみで戦闘した場合は倒された自軍兵士数の10%の敵兵をリベンジダメージで道連れにすることができます。(リベンジ強化付きなら15%)

レポート上ではどれだけの敵を自力で倒しどれだけの敵をリベンジで道連れにしたかの区別はされないため、先人達の検証によってこの数値が割り出されました。

この解析を検証するための手順は別記事以下略

2. リベンジ発生と損害分散の順序

戦闘の基礎の3項で述べた通り、このゲームの戦闘後には戦闘中に起きた損害を人数割で分配する仕組みがあります。リベンジダメージの計算はこの損害分配より先に行われます。よって複数の兵種やティアが部隊に混在している場合は戦況報告の詳細に書かれている数字を見ても前項のリベンジ解析の結果と合致しません。(単一のTの兵士しか部隊に存在しない時は合致する)

例えば50万人の部隊の中に
・リベンジ取得済のT10ファイター25万
・リベンジ未取得のT10シューター25万
この2つが混在しファイター陣形を使っていた場合、戦闘で20万人の損害を受ければレポート上ではそれぞれ10万人が負傷と表示され実際にその通りの数が病院に入りますが、リベンジダメージは20万人分発生します。
これをシューター陣形に変えて同じく戦闘で20万人負傷した場合はリベンジダメージは発生しません。

もしこれを
・リベンジ取得済のT10ファイター 25万人
・リベンジ未取得のT11ファイター 25万人
と置き換えて、戦闘で20万人が負傷した場合もT10兵士20万人分のリベンジが発生します。これは戦闘のしくみの2項で述べたように、同兵種内では低いティアから敵の攻撃を被弾するためです。

結論

昇進先ティアのリベンジの研究を無理して先にやらなくても、兵士を昇進しちゃってだいじょぶです。未昇進の兵士がまとまった数残ってるうちは避難所の防衛時に敵に与えるリベンジダメージには影響しません。

部隊DEFと特化兵種DEFの合計値が11000%ちょっとしかないT10でも苦手兵種のT12カンストプレイヤー(38000%強)の攻撃を450万人弱の被害で止められます。目安として500万人くらい未昇進の兵士が残ってたら他は昇進しちゃってもほとんど害がないってことです。逆に無理して先に昇進先のリベンジとっても防衛ではほぼ得しません。

もし余裕がなかったら特化の未昇進兵士500万切るまでには昇進先リベンジ完成させよかなーくらいで問題ないです。

追記

公開してから記事チェックお願いしてる方に指摘されて気付いたので1点補足!

城壁上限を越えて兵士を持っている場合はちょっと注意が必要です。

例えば
HQ34で城壁上限が1900万
ファイター特化のファイター陣形
城壁の%割当が以下
ファイター30%
他合計が 70%

この条件でT11ファイターを570万人持っているとT10ファイターが防衛に参加しません。城壁キャパ越えのときは高ティアから優先して防衛配置されるからです。これでT10までしかリベンジ研究してなかったらもちろんリベンジ発動しません。
対策としてはファイターの割当を増やして前列にT10ファイターがたくさん出てくるように調整すると良いと思います。100万くらいだと敵によっては簡単にT10ファイター層を抜かれてT11に触られます。T11層まで貫通した分はリベンジ発動ないです。

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