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曲の話:Wave and Tide

という曲をリリースしてnoteに歌詞をのせました。

曲の元になったギターリフは5月頃に作ったものだった。
このフレーズを思いついた時点で「こりゃ~良い曲になるな」と思った。
ただ、タッピング(ピックを持っているほうの指でギターのフレットを押さえる奏法)を絡めたリフって今まであんまり作ったことも弾いたこともなかったので、ちゃんと弾けるようになるまで結構まじめに練習しないといけなかった。

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それから夏になって、YouTubeで1本の動画を新着で見つけた。

このチャンネルの動画は面白いしアニメーションはかわいいし字幕もあるしおすすめなので暇なときに見てほしいんだけど。
この動画の冒頭部分を引用すると、

"...水星と太陽との距離をシミュレーションごとに1ミリ未満で変えたのです。驚いたことにシミュレーションの約1%で水星の軌道が非常に大きく変わり太陽または金星と衝突する可能性がありました...実際に一般的な数式の項を全て書き出すことは不可能になり3体以上の互いに引き合う天体の動きを正確に記述できません...."

まあ天文学はおろか数1Aも怪しいJKは理解したフリをするのが精一杯なんだけど、要するに数式では表しきれない力の交錯で星が運行しているってことだ。動画内ではカオス理論にも触れていて、それってすなわち初期状態にほんの僅かのズレがあるだけで計算上の星の軌道が後々劇的に変わるってことだと理解してるんだけど合ってる?たぶん合ってると思う。とにかく、その既知の数学以上の要素が星の動きを左右しているっていうのにすごくグッと来てしまって、この曲で書きたいテーマが決まったわけだ。

『ジョジョの奇妙な冒険第6部』に「出会いは引力だ(大意)」という言葉が登場する。生まれてこのかた色々な出会いがあったけど、バーチャルJKを名乗ってこの世界に飛び込んだ今、人生屈指の多様な人々と関わり合いになっている。どんなささいなきっかけで活動しようと思い立ったのかも分からないし、どんな巡り合わせで仲良くなったのかも今となっては覚えてない人がたくさんいるのって、やっぱりすごいな面白いな有難いなと思っている。

そういうわけで、この曲を作っているあいだ宇宙的なイメージがずっと頭にあった。サウンド面で宇宙的な印象を与えたいと思った結果、イントロから普段めったに使うことのないシンセサイザーを導入することを思いついた。実際公開時に「宇宙っぽい!」という感想をちらほら頂けたのでシンセの扱いに少し自信が出た。

長文書くの疲れた。

曲を聴いてくれた人、これから何かの巡り合わせでこの曲を聴くことになる人、それぞれに感謝したい。ありがとう。じゃまた


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