追加退去費用を請求されて戦おうと思ったけどやめた

2年と少し住んだ一人暮らしの部屋の退去費用の連絡が来た。もともと退去時のクリーニング費用を先払いしてある契約だったので何もなければ追加費用なしで退去できるはずだった。

仕事中に一本電話が来て、浴室・キッチン周りに通常の範囲を超える汚れや破損があるとして1.6万円を支払って欲しい、というものだった。

よく聞くやつだ、と思って咄嗟に心の中でファイティングポーズをして、追加費用の明細・見積もりをくれないと払う気はないと伝えたら、社内確認して折り返すとのことだった。

明細を出して欲しいと言ったらごにょごにょと言い訳をして出したがらなかったので、多分吹っ掛けられたのだろうと思った。

電話の時点では、根拠もなく請求しやがって〜という気持ちで怒りが湧いていた。(もしかしたら妥当な請求なのかもしれない。もちろんその場合は払う気はある。ただ、根拠を示さずに請求してきたことに腹を立てていたのだ)

しかし、電話を切って仕事に戻った後もどうもその退去費用のことや、相手の不動産屋にやや高圧的な態度をとってしまったことが頭の片隅にモヤモヤと漂っていた。

このモヤモヤを抱えてこのまま折り返しの電話が来るのを待つストレスと1.6万…うーんと少し悩んで最初の電話から15分後くらいに、「やっぱり先ほどの金額で精算してください」と伝える電話をかけた。

1.6万でスパッとやり取りを終えられるならもう払います…という気持ちだった。

負けた気がしないと言ったら嘘になるが、少しだけ心のモヤモヤが晴れたのでよかったと思って忘れることにする。

と、これをお昼のチキンタツタを食べながらマクドナルドで書いていたら、絶妙な金額を提示して諦めさせることこそが相手の狙いだったのかなあという気がしてまたモヤモヤしてきた。忘れよう。

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