逆子のおはなし
逆子(さかご)。
簡単に言うと、赤ちゃんが逆さまになっている状態。
と言っても、子宮の中では頭を下にした状態が正しいので、逆子=頭が上・足が下になっていることを指します。
骨盤位(こつばんい)とも呼びます。
横向きになっている横位(おうい)というものもあります。
だいたい30週くらいまでは赤ちゃんはお腹の中をぐるぐると動き回っているらしく、健診のタイミングによっては逆さまになっている・・・ということも。
自然になおることが多いので、あまり気にしすぎずに過ごすことが殆どではありますが、産院によっては30週で逆子だと「『逆子体操』をしましょう~」と言われ、体操を始めたりもします。
息子(1人目)妊娠中に、逆子だと言われたことがありました。
23~24週くらいのことです。
先生からは、
「今の時期はまだまだ動き回っているから、気にしなくていいですよ」
と言われました。
が。
気になるものは気になる。
ネットでいろいろ調べて、逆子体操を始める30週くらいまでにはなんとか落ち着いてほしいなぁと考えていました。
そんな時に目にしたのが、
「お腹に向かって話しかけると効果がある」
という方法。
どういうことかというと、
「頭はこっち。足はこっち。」
と、赤ちゃんに話しかける・・・らしい。
この時すでに朝から晩までずーっと話しかけていたので、その流れでとりあえず頭と足の位置を息子に伝えてみることにしました。
「お~い、頭はこっち側だよ~(お腹の下の方をとんとんしながら)。
で、足がこっち~(上の方をとんとんしながら)。」
激しめの胎動が下腹部であったので、恐らく足が下にあるな~というのをしばらく感じながら、毎日の会話の中にさりげなくこの『頭と足の場所を根気良く伝えてみる』作戦を織り込んだのです。
そしてそれから数週間後のある日。
お腹の中で、
どりゅんっっっっっ
・・・と息子が回転するのがわかりました。
ものすごい回りっぷりでした。
今、お腹の中で、息子が回転したーーーーーーーーーーー!!!!!!
息子選手、見事な回転を決めました!!
いえーーーーーーーーーーーーい!!!!
1人盛り上がる私。
嬉しくて夫にもすぐ報告。
そして次の健診では見事に「あっ、逆子なおってますね!!」と言われました。
(しかもその時、息子は胎盤を枕にして寝ていた・・・そんなことってあるんですね)
それ以降の健診では一度も逆子と言われることなく、出産の時もちゃんと頭から出てきてくれました。
この『話しかける』方法が功を奏したか、本当のところはわかりません。
でも、私の声が届いていたんだと思いたいハハゴコロ。
2人目妊娠中の現在。
娘は一度横位になり、その後逆子と言われました。
たくさん話しかけてはいますが、息子の時のような「どりゅんっっっっっ」はまだありません。
もにょもにょ、もこーんと動いているので、ゆっくり回っているのかな?
下にあった強い胎動が今は上の方にあるので、いつの間にか正しい位置に戻っているかもしれないし、もしかしたらまだ逆さまかもしれません。
次回の健診でしっかり診てもらおうと思います。
でも。
2人目という心の余裕からくる気持ちなのでしょうか。
仮にずっと逆さまだったとしても、それはそれでよし・・・と思っている私。
話しかけてとんとんすると、たくさん反応してくれるんだもの。
声はきっと届いているはず。
あなたのペースで、やり方で、生まれておいで!!
逆子のおはなしでした。
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