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FRBと日銀の金利操作とソフトランディングへの考察

【FRBの金利政策の現状】
2024年8月23日についにジャクソンホール会議にて、パウエルFRB議長が利下げについて言及しました。

その時の相場の反応として、長期国債10年利回りは下落、ダウとナスダックは上昇しました。ドル円は円高に動いてますね。

【日銀の金利政策の現状】
少し戻って、日銀が7月に利上げしています。
この時は、為替はドル円153円前後でした。
この後に8月5に円キャリーショックで一時141円台の円高になりました。

現状の相場として、FEBも日銀も金融緩和を修正し正常な相場に戻そうとしています。これは中央銀行や政府がコロナ時に実施した金融緩和を是正し、インフレが行き過ぎないようにするということです。
その為の手段として、FRBも日銀も利上げが必要でした。
ただ、2022年にFRBや世界の中央銀行は利上げに動きましたが、世界で唯一日銀だけは利上げせず緩和を継続しました。
その後は、FRBは金利の誘導目標を現在の5.25~5.50%に据え置いてます。
そうなると、マイナス金利の日銀との金利差が大きくなり、ドル円の為替も年初の141円から161円台まで多く円安に振れました。
金利差による円安であるのと合わせて、NISAなどのアメリカ株を買う動き、国債購入などの複合的要因によるものですが、基本は金利が大きく影響しています。
その為、S&P 500やオルカンを買う人が増えチャートも上昇中ですね。

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