私の青春~そして狂った恋愛観への始まり 第三章


高校卒業後、私は夢のカリスマ店員を全力で両親に阻止され、AO入試でいとも簡単に短大への進学。Gは北海道の短大への進学が決まり
何とも言えない気持ちのまま(実感がないままといったほうがいいのかも)変わらぬ日々が過ぎていった。
新生活が始まり、正直北海道の様子なんてまったくもってイメージができなかった。
私は、短大でカルチャーショックを受け刺激的な日々が始まっていた。

私の通う短大は文系・語学系・福祉系に分かれていた。福祉にこれから力を入れてる学校で、語学・文系はやんちゃ気味でお勉強はそこまで得意or不得意で課外授業に精を出していたような人がメインだった。文系にいたっては半分がアジア圏の富裕層の留学生だった。
入学して間もなくあった交流の泊まりイベントがあり、そこでは今まで片田舎で過ごしてきた私には見たこともない女子の縄張り争いのようなものが勃発。たまたま一緒のクラス(クラスが一応あったと記憶している)でいた派手だけど気さくな子が、なんとお顔が実は広く、一瞬で鎮火。一気に憧れすら抱いた私(笑)そのN子とは今も深くないけど繋がっている。


基本、女子は派手目が揃い(ギャル系・・B系・お水系・実家お金持ち系・タレントの子もいたな)男子はやんちゃが揃い(バリ悪(更生心あり)・デビュー系)
女子は苦手。でも、皆飛びぬけて可愛かったり、けばかったりして、それでも気さくで良い子ばかりだった。最高だった。
お互いこれまで色々あったからか、相手を尊重するところがあった。もちろん、女子同士のいざこざはあったけど、私の短大生活はパラダイスだった。

あーだのこうだの理由をつけて一人暮らしの友達の家に泊まったり、それを口実に夜遊びを堪能した。
厳しく育てていい場合、悪い場合はその子の個性によるのかもしれない。
私は抑制されて、それでもめげず、結局突破するタイプ。でも、危ない目に遭わずにここまでこれたのは自分の危機的察知能力と恵まれた交友関係だとしか思えない。

Gとは連絡をとってはいたけど、今みたくLINEやらオンラインできる時代じゃないし、写真だって鮮明じゃないからね(笑)
夏休みに初めて自分一人で飛行機に乗り会いに!!
彼の住む町は私が想像を絶する田舎だった。娯楽はパチンコかスロット。少し太って見た目を気にしないからなのか寒さが彼をそうさせたのか、私がいきがって調子に乗っていたからか、彼をあんなに愛しい彼を初めてカッコ悪い...と思ってしまった自分に自己嫌悪だった。
もちろん彼を嫌いにはなっていなかった。とにかく離れているのが辛い気持ちを埋めることは難しかった。

何のバイトをしたのか私が欲しい欲しい言いまくってたラブリングを内緒でお金を貯めて買ってくれた。
あんなに嬉しいメンズからのプレゼントは今も誰も超えてくれない。もうあの指輪は手元に置いておきたくなくて売ったけど、いつか自分で自分のために買いたい。
いや、もう他の種類がいいかな(笑)そのくらい今も特別なラブリング。

彼の家族とも北海道へ行ったり、とにかく早く2年が過ぎればいいと思ってた。そう思いながら、派手な世界への憧れだったり、今までの規制の緩みから私はやりたい放題がはじまっていく。

彼も好き。だけど埋まらない心の寂しさを埋めたい、楽しい事もっとしたい青春したい。若さからの突拍子もない理由がつけられない衝動と行動に私も心のままに動き始めてしまうのだった。

後悔してる?彼と結ばれなかった原因が私の行動全てなら少し後悔はする。でも、結果、沢山の人と出会えて楽しかったけど、多くの失敗だったり、しなくていい失敗だったり。

Gとは遠距離恋愛が継続したまま、私は遍歴をはじめるのだった。Gとのお別れまでは私の若かりし頃の遍歴を~


私の青春~そして狂った恋愛観への始まり 第三章  ~完~

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