お絵描きメイキング
ゴールデンウィークの予定が開始早々消し飛んだので
お絵描きメイキング記事でも書こうと思います
筆者は今年の6月で絵描き歴5年目になりますが
まだまだ経験不足かつ非常に遅筆な部類だと思っています
ですので今回の記事は自分と同じ初心~中級者向けとなっております
とても人に教えられるような立場ではありませんが、インターネットお絵描きマンは独学でやってる人が殆どでしょうし、こういうやり方があるんだ~と少しでも知識の共有が出来ればプラスになるのではないかと考えます
それでは始めていきます
今回描いたオブリビオニスたんで解説していきたいと思います
ラフ~下書き
いきなり少し特殊で、自分はラフ兼、下書き兼、線画といった描き方をしています
顔→体→髪といった順番で描いていきます
今回のように大きめのひらひらのスカートを着せる場合であっても必ず体は描くようにしています
見えない・隠れてしまう部分も違和感がないように描くことが大事だと思ってます
その分時間もかかってしまいますが、そのうち省ける部分は省けるようになります
下書きの線が描けたらグレーで色を塗ります
よく見るこのプラモデルのサフのような状態に一体何の意味があるのかといいますと
線の状態ではわからなかったバランスを面(シルエット)で捉えることができる
のです(たぶんな!!!)
左右反転で確認してバランスを整えていきます
髪のバランスを確認するためにわかりやすい色で塗ってみます
左右の髪のボリュームのバランスが悪かったので右側を削って整えます
バランスに問題がなければ髪→体→目と色を付けていきます
エッチな絵なら線画を整えて影を塗っていけば完成なのですが今回はがっつり服を着せていきます
服を描く場合もおおまかにシルエットを描いていきます
skebでエッチな差分で服を脱がせるPSDを作る場合は線画レイヤーの上に描いていくと楽なんですが、今回はその予定はないので線画レイヤーの下に塗っていきます
シルエットを描きながらおおまかな線を描いていきます
コルセットをオレンジに塗っていますがシルエットを取るだけなのでわかりやすい色を使っています
色を付けていくとだいぶイメージが出来てきます
ちなみにこの段階でトリミングしてXにwipとして掲載しました
服ラフの透明度を下げて服の線画を描いていきます(最初は仮面も描くつもりだった・・・!)
線画完成。服の線を太く描きすぎたせいで強弱がまるでなってない線画になってしまいましたが今回は濃い色で塗っていくのでいくらでも誤魔化せます
塗り分け完了(ほらもう線画気にならない!)
今回ライティングは矢印の方向から光が当たってるようにしました(適当)
左右反転してるうちに訳がわからなくなってくるので矢印は描きましょう
1影をGペンなどでザックリと塗っていきます
コツとしては服のシワはザックリとおおまかに塗った後で少し追加してあげる程度でいいと思います(囲ってる箇所のように)
髪の塗りも同様でザックリおおまかに塗った後に毛並み感をジグザグ追加してあげればいい感じになります
柔らかそうな部分は軽くぼかしていきます(ぼかしすぎは厳禁)
ぼかしには一般的にぼかしツールを使うと思いますが自分は油彩平筆を使っています
油彩平筆(私の塗りメイン筆)については後日別の記事を書こうと思います
ちなみに影色の選び方ですがまずはベースの色をスポイトで抽出して何も考えず乗算で塗ります
その後、編集タブ→色調補正→色相・彩度・明度で好みの色に弄ります
色調補正を使えばいちいち考えずに影の色を直感的に決めれるので超お勧めです
乗算レイヤーのままだと色々不便なので色が決まったらスポイトで色だけ抽出して通常レイヤーに戻す場合もあります
ちなみに使用ソフトはクリスタです(おせぇ)
2影を塗ります
基本的に影は2影までで十分と考えています
というのも、濃い色を塗り込めば塗り込むほど1影2影の存在が薄まってしまい濃く塗っているはずなのに薄くなってしまうという謎減少が起きてしまうからです(私だけか!?)
肌塗りなんかが正にそれでいまだに正解がわからず試行錯誤しています 裸体塗りが一番難しい!
それからよく見てもらえればわかると思います1影の境界線に少し濃い目の色を入れています
この作業をすると絵がリッチに仕上がります
絵は影の境界線になんか描いてあげるといい感じになる
理屈はわかりませんがこれはガチ真理です
ここからの作業は大体その真理に基づいています
覆い焼き(発光)か加算(発光)レイヤーで白に近いベースと同系統の色で塗り、透明度を弄っていい感じの明るさにします
左 ハイライトの下に1影より少し薄い色の段差を入れてあげます
右 さらにその境界に影を入れてあげます
リッチ感が増してるの、わかりますか!?
薄っすらでわかりにくくて申し訳ないのですが
タイツはオレンジ
スカートは白黒ともに紫
を入れてます
赤いシャツはオレンジ
髪には青緑
を入れてます
境界線の彩度上げ 左がナシで右がアリ
微々たる変化ですがスカートの紫、タイツのオレンジ辺りはわかりやすいと思います
タイツとスカートに地面からの反射光を入れてあげます
加算(発光)レイヤーで青紫系統の色を入れて透明度をいじってあげるといい感じになります
シャツにも反射光を入れてあげます
高い位置なので地面からの反射光というより髪の色の反射としていい感じに馴染みました
色塗りの仕上げに隣り合った色の色味を追加して馴染ませてあげます
髪にはシャツの赤を、シャツには髪の青をといった感じです
この作業はオーバーレイレイヤーがキレイに仕上がりそうですが、自分は厚塗り感を出したいので通常レイヤーで汚く塗っています
線画の色を塗りに馴染ませます
面倒ですがパーツごとにクリッピングで塗り分けています
ぼやっとするのが嫌なので自分は極端に薄くしないようにしています
後れ毛を加筆して(一番楽しい作業)
完成!!!!!
マットな質感で彩度の低い絵に仕上げたかったのですが、かなり満足いく仕上がりになりました
色塗り行程まとめ
1影
2影
影境界線
ハイライト
境界線彩度上げ
反射光
隣あった色味
線画色調整
順番はそんなに決まってないよ!
思い出したり気づいたものにその都度取り掛かってます(忘れないうちに
色塗りコツ
影色は色調補正で決める
最初はおおまかにザックリ塗ってからシワを追加
影は2影までで十分
ぼかしすぎ厳禁
初心者あるあるでXで見るキレイなグラデーションの絵に憧れてめちゃくちゃぼかす、は誰でも一度は通る道
一番大事なのは 影の境界線になんか描くと絵はいい感じになる です
書きたい内容をまとめず行き当たりばったりで書いていったので色々抜け落ちてるかもしれません
もっと番外戦術の部分を書きたかったんですがね~~~
思い出したらまた記事にしていきますね
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