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Hydra Assassin(蓮華宝℃)感想 【2024春M3】


XFD

2人のチャンネルで公開されてるから2つ掲載


01. HydRider feat.ill.bell

1曲目からとんでもないのが来たなぁ!!って感じた
惹き込むとか圧倒とかじゃない
この音に付いてこれるか?って挑発されてる感覚
最近の同人音楽「ラップ調」に慣れ過ぎてたせいなのか「ラップ」が
とんでもなく凄いことに感じた

いろいろすっ飛ばしてまず言いたいのはここかな
全て喰らい尽くせる Nobody can kill me
ん?何かどっかで聞いたことあるな??
旧譜にそんなタイトルがあったような….
そして自分もXFD聞いた後にこんなこと言ってた

「旧譜」を「喰らう」ってワードそのまんま入ってるの流石にビックリしたわwwwこんなことあるんだな~~~~

それと気に入った歌詞
意志を交わす友はない
生まれながら
授けられた孤独
Watch if' your smart
TOXIC
絡まった刃は狙い定め
喉の仏を突き破れ
全て喰らい尽くせる
Nobody can beat me

これを蓮実が歌うことに意味があると思ってて
この曲は人によって感じ方が180度変わる

分かる人には分かる 分からない人には分からない
分からないからっていくら調べてもこの極地に辿り着くことは無い
ここは歯に衣着せぬ言動をし、盲目的に信じず、脳死に全肯定しない世界

最近多いよね?
mixマスタリング下手でも音楽のジャンルが好きだから全肯定するリスナー達…….一体彼らの耳には何が聞こえてるのだろうか

俺にとってはこの曲は「毒」だね
分かってるのに避けられない
避けようともしない
受けて立つ
見せてやるよ

俺の技

02. DOPEY INSIDE feat.Quja

このCDでこの曲こそ全てだろう
HydRider feat.ill.bellの次に来ることによってこの曲は完成された
俺にはすべてがナイフのように刺さる
作詞、作曲、編曲、コーラスさえも襲い掛かってくる

ササっと感想
今の〇〇〇〇にボクの居場所は無くなってくのを認めたくない
認めたらボクがボクでなくなってしまう
ボクが古くから築きあげたモノ それは何者にも邪魔されない神聖な場所
死ぬ物狂いで辿り着いた創造された神のセカイ
ボクダケ ガ タドリツイタ ソコ ニ ハ ナニモナカッタ
神の名を口にしたボクは堕ちてく…奈落の底へ……………………………


この曲のサビがとても好きでM3から帰る時にHydra Assassinしか聞かなかったんだけどどの曲聞いてても永遠にこのサビが頭の端で鳴り響いてた
まるで「ボク」が「俺」であるかのように

サビ後半
(Oh Oh Oh)
いっそいっそこのまま
(Oh Oh Oh)
振り解いて Getting out
ここの(Oh Oh Oh)は悲痛な叫びに感じて抜けないくらい深く突き刺さるくらいの良さがあった
特に3回目のOhでの綺麗で儚い高音が突き刺さる
俺は無意識にいっそいっそこのまま振り解いて Getting out部分までOhを伸ばし叫んでた….このコーラス本当に良かった

この曲はサビがとにかくヤバい
サビの口ずさみやすいフレーズに他サークルでは感じれない作詞
編曲のカッコいいのにサビ裏では堕ちてく音がしっかり感じれる
コーラスの響きも出過ぎず埋もれ過ぎずそれぞれ持ち味を感じれた
ラップはカッコ良すぎて凄いとか最高とかしか感想が出てこない
特に好きなのは
何を見るかではなく何と見るか
己が心の臓の溝 針落とす
この歌詞も好きだし歌い方も好きだし
ここからDay by dayへ繋ぎも違和感なく滑らかで男の俺でもこれは惚れるわ

03. VENOM ADDICTION

依存性薬物の危険性ってのは(+)を用いて3段階まで分けられてるらしい
そしてこの曲は01:23で構成されてる
歌詞の「どこまで行けるの今日は どこまで魅せてくれる?」ってことは依存性薬物の3段階を表現してるね
0は1というラインを超えた(薬物を使用した)から0で1.2.3は薬物のレベルの意味(そこまでサークル側が考えてるかどうかは知らん)

とまぁ例えやすく薬物を出してきたんだけど実際は薬物じゃなくてケミカル依存症なのよね(ケミカルコーピングって言うのかな?)
それでも曲のタイトルが「毒への中毒」ってことは薬物とケミカル依存症は表裏一体とも思わせるほどだろう

それはそれとして1曲に1秒までこだわりが感じられた
こんなサークルは他に無いね断言できる

04. Crystal Method feat.でにろう&勇魚。

この曲の感想が一番難しい
本当に難しい
もうラップパートが最高過ぎる それしか考えられん
作詞作曲編曲全て今の同人音楽には無い「本物」がここにあった

率直に感じたのはBreaking Bad(道を踏み外す)はダメかもしれんが
どっちが好き?どっちが面白い?どっちがやりたい?って問われてるようだ
ヤバい状況に立たされても選ぶのはもちろん面白い方でしょ!!

StudioLamaのワードが出てきたからそこからいろいろ出してみようか…(?

でにろうさんと言えばカッコいいのいろいろあるけども
歌詞に(作戦開始。)ってあるからこれを連想させた
(Hydra AssassinのXFDもここだけ青色になってたもんね)
まさか……..偶然だよね?…..…..…..…..…..偶然かぁ???
それに勇魚。さんのパート聞いてもこの曲のようなカッコよさ感じるんよ

次にでにろう&勇魚。って表記でこの曲を思ったんだけど
歌詞にこれは依存症になっても気づかない 遅効性の毒 もう制御不能って
あるけど流石に考えすぎか…?

ちなみに俺はKnowledgeが好き(聞いてない)(めっちゃ良い曲)

XFDで聞いた時この曲は妙にピンポイントで切り抜かれてるなぁと思ったけどフル聞いたら分かった そりゃそうなるわww
この曲を他サークルみたいに普通のXFD作るみたいに切り取ったら全く面白くないわ

この曲の好きなポイントはいろんなところにあるけど
特に好きなのはやっぱりボロいバンの中~のラップパートだなこれしかねぇ
これがラップってのを感じさせた
「べきだ」からの表現カッコ良すぎて笑うしかねえ
あの編曲は反則過ぎるやろ 編曲の良さをこれでもかと感じたわ

全体的に攻めの姿勢を崩さない作詞で非常に好み
この曲の何が憎いかってカットアウトで終わるからあっという間に感じるんよね…永遠にリピートしてしまう

05. 蟒蛇 [Cover]

これ蓮実が歌うのとこのCDに収録される前提で創られたんじゃね?って言うくらい相性の良い1曲
元々原曲が4月にMV公開&デジタルリリースされたのもあって余計にそう感じた

「あれは誰」ってワードが連呼される曲なんだけどその度に薬物の幻覚作用を連想させる
「私の首だ」で区切りだけど「あれは誰」で「あれは、私の首だ」ってことは幻覚で自分の生首が大量に見えてるんだろうなと….そして最後に「あはれ、私の首だ」になってる「れ」と「は」を入れ替えて「最後の最後は自分のことが愛おしい」を演出してるのが何とも言えない良さと少しの禍々しさがあって一瞬ヒヤっとさせられた

ヒヤっとさせられた感覚を言うなれば
振り替えったら後ろに笑い声を発してる訳でもない何もすることも無い口角が上げってただただ自分を見てる自分が居るって表現が一番合ってるんだけど…….分かるかな

(そういやどっかでCDのトラック最後で曲の最後に「面倒くさい自分を認めてよ」ってのがあったなぁ)

まぁ結構強引にCDに合わせて解釈したけどそれも楽しませる曲だった
原曲が初音ミクだから無機質な音声が余計惹き込まれるのと同時に禍々しさが際立ってたな



感想

まずはタイトルかなぁ………………いやまんまじゃん!!
Ni〇ra Assassinやんけ!!!怒られないか???
曲もダーク、薬物、ラップでまんまやなぁ……….大丈夫かこれ??

個人的ロゴが結構気に入ってて「s」が蛇のウロボロスみたいになってて良いね~「i」の瞳から涙が落ちる感じも好きだわ…果たして誰の涙なのかね

ジャケットのイラストで口から白蛇が出てるけど「白」なのには意味がある
なーんかひとつ前のCD(Nobody can KILL me)のジャケが白いんだよなぁ…
一体どういう意味があるのか(すっとぼけ)
「KILL」が「kill」に小さくなってるってことは旧譜(過去)が小さく見えるってことでもあるんだろうな

俺が求めてる同人音楽の一角がこのCD…いやこのサークルにはある

まず一言(?)で表すなら

このCDは満たしてくれない…《飢える》とにかく飢える
例えるなら穴の開けられたコップに毒の混ざった水が注がれる
注がれる量も多かったり少なかったり満たされることはない
俺が毒でじわじわ苦しむ姿を蓮実えれなが笑ってるようだ

薬物(毒)の裏に神が見え隠れする最強なCDだったな
まっ…神様なんて居ないんですけどね!!!!
男性ボーカルが多く参加してるってだけで自称同人音楽好き(笑)達に購入されてない印象だったな


余談だけどひとつ前のCD(Nobody can KILL me)ってのが出たけど
俺はこのCDが出た時にこのサークルは今のままでこのCDを超えることが出来るのかちょっと疑問に思うほど何から何まで完成されてたCDなのよ
Hydra Assassinを理解したけりゃNobody can KILL meを聞くしかねぇよ
Nobody can KILL meが出せたからHydra Assassinがあるってことを理解するのも結構大変だわな


今回の新譜Hydra Assassinで蓮実えれながどうやったか知らんが多くのラッパーに参加してもらってCDを出した訳だけど最近同人音楽で流行の「ラップ調」に「ラップ」を持って来て音も歌詞も突き詰めて同人音楽って界隈に叩きつけたんだけど巧妙に隠されてるとは言え少しでも何が起きてるのか気づいてない人が多くて個人的にはちょっと恐怖だったな………お前ら本当に同人音楽好きなのか…?あのXFDでもCD買わせるだけの表現があったぜ?

何が起こってるのかちょっとでも気づいてる多くの女性ボーカルが早々に小野さんをフォローする訳だ
これで「調」が少なくなれば個人的には嬉しいんだが………..厳しいか


一旦締め

これにはちゃんと理由があって
M3で12000円分購入した俺は特典がある

これで何が語られるのか分からないから
(2024年5月11日現在はまだ未配布該当者の確認作業中)
俺もどこまで感想を言っても良いのか…
あんまりにも分かりやすく言うとマジ炎上一歩手前まで行くからな
みんながこのCDを理解できないから炎上回避されてる現状マジこえーよw
それと俺がビール片手に書いたこの感想を見てフリートークでも同じこと言ってたらネタバレ感あって嫌って訳でもないけどなんかおもんないのよ
まだ聞いてない新譜の中身を全部じゃないにしろネタバレされたような(?
表立って感想早く言いたいのは分かるけど踏み込んだ内容をTLで見てしまったCD聞いてもない他の人間はその物語を100%楽しめますか?って話
無理に決まってんだろ
サークル側もでウッキウキでRTするもんだからミュートワード設定しててもミュートワード使われてない感想にもRTしてどうやっても無理なんよ

ちょっと愚痴みたいになったけどフリートーク聞くまでマジで待てない
また深夜の高速道路のトンネルで爆音で流しながら叫び散らかすか

フリートーク聞いたら追記したいな
もどかしい~~~~~~この時間……..Hydra Assassinでも聞くか

???

そういや俺がHydra Assassinを渡したサークルがあるんだけど俺がこのCD熱弁してたら「みんな難しいことをやってるよね、難しいことをやってるだけ」って言われてその時に本気でこの人は恐ろしいと思ったね
どんなサークルのどんなCDでも音を聞いてる唯一の人間だ
自称同人音楽好きには誰の事か絶対分からないだろうなぁ…悲しいねぇ
まぁ多くを語るつもりは無いけど今の自称同人音楽好きって数字とブランドを気にして中身の音楽を聴いてる人って少ないんだなぁと思わせるに十分な言葉だった

俺?俺はブランドで聞くサークルは2割か3割だね
何でかって考察とか特典で世界をかさ増しして音としてのクオリティが停滞してるサークルが多いからね
停滞自体は悪いことじゃないし常に変化し続けろとも言わないけどその高い場所で胡坐かいてたんじゃダメでしょ(笑
だから今回のM3で同じ音楽のサークルばっかりって言われるんだよ…
何故か意味を履き違えたやつが多くて軽く引いちゃった(笑い

(2024年5月15日)

 


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