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Quest勢のお気持ち

VRChatにおいて重要な要素の一つが「Platform」です。
Platformには”PC Platform”と”Android Platform”があり、Quest、PICO4、VIVE XR Elite、スマートフォンでVRChatをプレイすると”Android Platform”になります。
このAndroid Platfromというが通称Questと呼ばれています。また、デバイス関係なくAndroid Platfromでプレイしている人達は総称してQuest勢と呼ばれます。

今回はQuest勢の見えている光景、システムの制限、特有の機能、生態、感じていることを紹介していきます。
今回は技術系の話は無しで簡潔な説明でいきます。(その分、詳しい話は本記事ではしません)
では、本編です。


QuestとAndroid

QuestとAndroidは基本的に扱いは同じです。

Quest対応とAndroid(対応)の違い
結論。
基本的に何も変わりません。

AndroidというカテゴリーにQuest等が吸収された様な感じです。

【VRChat】QuestとAndroidの違いの話

Android Platformユーザーにはネームプレートの下に、ドロイドくんマークと「Android」と表記されます。
このユーザーはQuest、PICO4、VIVE XR Elite、スマートフォンのいずれかでプレイしているということですね。

ちなみに、このAndroidユーザーがQuest勢と呼ばれている所以ですが、少し昔はAndroid Platform対応機種はQuestのみでした。ですのでQuest勢と呼ばれており、今でも名残り?癖?でQuest勢やQuest対応と呼ばれている時があります。

2023年5月時点でのネームプレート
(実はこれよりも前のPlatform iconもあったそう)

Quest勢の視点

広く知られていることですが、Quest勢とPCユーザーでは見えているものが違います。
大きく別けると、「アバター」「ワールド」の見え方が違います。

Android版アバターは使えるシェーダーが限定されており、テクスチャの容量を10MB以内に制限され、使えるcomponentとPhysBoneの量が極端に限られています。
つまり…アバターの質感は固定されていてテクスチャは粗く、特殊なギミックや揺れ物は全然入れられません。
そして、この制限があるのとAndroid(Quest)対応の仕方が広く知られていないせいか、アバターをAndroid対応しているユーザーは少ないです。その場合Quest勢にはfall backアバターと呼ばれる代替アバターが表示されます。

ワールドはアバターほど制限はきつくないですが、一部のシェーダー、ポストプロセッシングが使えなかったり、リアルタイムライトの影の挙動がPC版と違ったりします。
そのため、同じ風景を見ていても見え方が若干異なります。体感では劇的に違うとは感じませんが、PC版ではより影や質感の表現が豊かに感じます。

VRChat自体が完全動機型ではないとはいえ、そこら辺のワールドより容量が多いアバターとかたまにいますしね。VR単体やスマートフォンで安定して動かすにはこのくらいの制限が必要なのは納得。
最近ではimposter avatar機能のおかげで簡易的にPC版のアバターをQuest勢でも見ることができる様になりましたが、本当に簡易的なものでQuest対応アバターの方が断然見栄えは良いです。

特有の機能

Quest2,QuestPro,Quest3はフィンガートラッキングがネイティブ対応しており、ハンドトラッキング機能を使用することができます。
この機能を使うことで、コントローラーではなく自身の手を使って操作をしたり、手の繊細な表現ができる様になります。
移動や視点移動だけでなく、メニューやビデオプレイヤーの操作、オブジェクトのgrabやuseもできます。
ただし、ハンドトラッキング中はHand gestureによる表情などを動かすことはで きなくなります。
なんと、この機能は将来的にPCVRユーザーも使用することができるようになるそうです!!

また、QuestProであればフェイストラッキングを使用することもできます。

Quest勢の普段の遊び方

僕の見てきたQuest勢の生態を紹介していきます。

1.Questアバターの制限の中で最大限改変をする猛者

多分、当人の中では制限は縛りプレイという認識なのかもしれません。
「Questアバターでこんなにおしゃれかつ揺れ物たっぷりで魅力的なアバターできるのか…?!」と、改変めんどくさくていつも途中でアップロードしちゃう僕はすごく感激しました。

2.Quest勢向けの場所を提供されている方

Quest勢が気軽に交流できる様にという思いからやられているそうです。
Quest勢はPCユーザーと会話に壁を感じざるを得ない時がたまにあるのですごく楽しい憩いの場になりますね。

3.Quest単体+フルトラ

Publicで見ました。そして僕もその内の1人です。
特段難しい何かが必要なことやPCVRでしかできないということはありません。主にOSCという機能を使えばQuest単体でもフルトラはできます。

さらに最近ではmocopiやHaritora、Uni-motionといったトラッカーもQuest単体フルトラを公式サポートしているので、導入がすごくしやすくなりました。
(すごくマニアックな話をすると、slimeVRという汎用フルトラ制御ソフトを使うことでも可能です)

感じていること

高頻度で感じることはやはり”会話のズレ”です。
VRChatの醍醐味といえば、アバターですが大半の方はPCユーザーで、Quest対応されていない方がほとんどです。その中で「このアバター可愛くない?」と言われても、代替アバターのおじさん侍の見た目をしているため、相手が見せたい姿は見えません。
ですので、アバターのサムネイルを見たりしていますが、それで判断できない場合はもうニコニコ顔で溶け込みます。忍法「空気と化す」です。幸いVRChatterは喋りたがりの方が多いので、周りが喋ってそれでなんとかなります。
流石にサシの時は「ごめんねぇ。Questだから見えないんだよ…」と言ってます。てきとーに評価するのは相手にとって失礼ですから無理に話すことはしていません。

また、「ワールド移動しようか」とか言われた時にポータルに出すワールドがPC限定のワールドであることも屡々。
ゲームワールドや何か目的を持ってそのワールドに行く時は「いってらっしゃーい」と言って僕は他のフレンドの所に行ったりしています。引き止める理由も度胸もないですから。
ただ…一回だけ明らか故意にPC限定のワールドを出されたことがあります。
後々知ったのですがその方は、その時に一緒にいた方に好意があったそうなのです。恐らく比較的親しくしていた僕が邪魔だったのでしょうね。うえーん。仲間外れにしないでよー。
あとは、PC限定ワールドの話をされてもわからないくらいですかね。

ただ、意思疎通が取れればなんでもいいのと、いつも遊んでるフレンドやUnityとお砂糖してる様なフレンドはQuest対応してくれているので、人との交流にいつもストレスを感じていることがあるわけではないです。

ストレスといえば、Quest2を使っていた時はマシンスペックにはやはりストレスを感じざるを得なかったです。
fpsは20〜30以下が普通でしたし、それよりも下回る時は大体タイムアウトしていました。今は3万円ですからコスパの良いデバイスになったなぁと感じますが、VR単体で遊ぶならQuest3の方が断然良いと思います。

でもこれらってPC買えば解決する事ではあるんですよね。
じゃあなんでPC買わないというと、人によって様々事情はあると思いますが僕は、現状満足!受験!!PCよりガジェット!!!と別にPCを買う必要性があまりない要因が多くあるからです。
PCもVR Readyじゃないだけでやりたいことができる環境がありますし、受験があるからそんなことしてる場合じゃないし、PCよりトラッカーとかQuest3の方が優先度高いので全然買わないというよりかは買えないんですよね~。

余談ですけれど、Androidでも声かわいい女の子とかたまにいるから、PCユーザーがFallBackの侍でナンパとかしてる所を傍から見てると超おもろい。

最後に

Android対応していただけるとありがたいと思っているQuest勢は多いです。
まあ、よほど親しいQuest勢のフレンドかお砂糖ができないとやりませんよねぇ。でも、Andoridでプレイする人は根絶しないですからやっといて損はないですよ。
ちなみに、Android対応する際に軽量化についてかなり勉強になりました。「これで真のUnity(VRCに限る)強者になった☆」という愉悦感、たまんねーぜー。
軽量化にご興味がある方は是非。

今回のWriting Background Music♪

では、また今度。

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