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Quest単体✖︎mocopi&SlimeVRでフルトラする方法

※今回はスタンドアローンVRでSlimeVRフルトラする方法を中心に解説しますので、mocopi(アプリ)とSlimeVRの接続方法について事前に確認していただくことをオススメします。

前書き

2024/01/20にmocopiがver2.0.0になりました。
メジャーアップデートということもあり大幅な変更点や追加機能がありましたが、なんと言っても一番の目玉はSlimeVR対応ではないでしょうか!
mocopi(アプリ)を介してSlimeVRでフルボディトラッキングする機能なのですが、これまでのmocopiとは段違いな程精度が良くなりました!
この機能は、更にSlimeVRを介してSteamVRでのPCVRフルトラを想定しているものなのですが、実はSlimeVRを使えばスタンドアローンVR(Quest単体)でも高精度フルトラができます!
今回はその方法について解説していきたいと思います。
では、本編です。

必要なもの

•mocopi
•Quest(2,3,Pro),PICO4,VIVE XRElite等のスタンドアローンVR
•mocopiに対応したスマートフォンとアプリ
•Wi-Fiルーター(Wi-Fi 5以降推奨)
•PCとSlimeVR

参考として僕の環境は
mocopi,Quest3,iPhone15,Wi-Fi5(IEEE 802.11ac)ルーターそして……SteamDeckです。
いや、中身Linuxですから!ちゃんとSlimeVR動きますから!
※PCの代わりにSteamDeck買うのはオススメしません(特にVR用途)。

まず確認すること

事前に確認する事が多いので箇条書きで。
使用するスマートフォンでmocopi(アプリ)が動くか
SlimeVRとmocopi(アプリ)の接続方法
太もも用バンドがあるか
特に、今回はスタンドアローンでSlimeVRフルトラする方法を中心に解説しますので、mocopi(アプリ)とSlimeVRの接続方法について事前に理解していただくことをオススメします。

方法

①mocopiの高度な機能を有効化

起動して右上に表示されている・・・から「高度な機能の有効化」にチェックを入れましょう。

②mocopiをスマートフォンに接続する

有効化ができたらトラッキングモードを「PC VR(SlimeVR)」にして、アプリの案内通りにmocopiをスマートフォンに接続します。


すると、いつもと違いキャリブレーションの画面には移行しません。

ここからSlimeVRの設定をしていきます。

③mocopi(アプリ)とSlimeVRを接続する

SlimeVRを起動して設定を開きます。mocopi(アプリ)との接続は公式のマニュアル通りにしてください。今回はスタンドアローンVRでの使用ですので、SteamVRは不要です。

設定>VRChat OSCトラッカーを選択して有効にします。
トラッカーは胸、腰、足、膝を有効にしておいてください。

そして、赤枠で囲ってある所には本来数字が記載されているのですが、これがmocopi(アプリ)に入力するIPアドレスです。

このIPアドレスをmocopi(アプリ)に入力し、モーションデータを送信します。

モーションデータの送信が始まると、SlimeVRのホームで
「IMU Tracker13131_(数字)」
という名称のトラッカーが6つほど表示されます。
もし、全てもしくはいくつか表示されない場合はモーションデータの送信をやり直すか、SlimeVRを起動し直してください。
正常に接続できたらトラッカーの割り当てをしてください。

割り当てが終わったら、マウントキャリブレーションをしてください。
いよいよVRChatでフルトラをします。

④VRChatにモーションデータを送信する

mocopi(アプリ)のみフルトラ時(デフォルトモード)の操作と変わりません。

円盤メニュー(パイメニュー)からSetting>OSCでOSCを有効にしてください。
有効にすると、Launch Padの「Sit/Stand」が「Calibrat FBT」に切り替わりますので、キャリブレーションをしてください。
また、この時、SlimeVR側でリセットとマウントリセットをしてからキャリブレーション推奨です。

ちなみに精度はこんな感じ…

腰が浮くことについては目につくほどではなくなり、動きはかなり忠実になりました。
そして、ラグをあまり感じなくなりました。今までラグを意識して上半身を動かさなければいけなかったり、足の動きが遅れてくるのがすごくストレスでしたが、ほぼ無いように感じます。
ただ、ドリフトはあります。椅子に座って静止していてようが、動いていようがだんだんズレが生じてきます。まぁ、IMUトラッカーですし、mocopiには磁気センサーが搭載されていませんからここは妥協するしかないかなと。
ですが、ドリフトに関してはmocopi接続時にパフやクッション、化粧用コットン等の柔らかい物の上で接続すると動作が安定するそうです。な、何故…?
さらに、胸トラッカーをコツコツとダブルタップするとヨーリセット(ファストリセット)、直立姿勢で左太ももトラッカーをトリプルタップでフルリセットができます。アプリやSlimeVRを操作する必要がないのは便利ですね。

最後に

ということで今回はmocopi✖︎SlimeVRを使用してスタンドアローンVR(Quest単体)でフルトラする方法について解説しました。
ご不明な点があれば、可能な限りお答えします。
Xに送ってくだされば早めに返信すると思います。

今回のWriting Background Music♪

では、また今度。

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