読書感想と自分語り その5

にぎやかでいい。じっと静かにしていなくてもいいという環境は社会的に全部を容認できるわけではないけれど。疎外されやすい特性を持った子たちにとっては救いになり居場所になりえる。生徒の人数が多過ぎないというのも重要な点だと思います。多過ぎるとどうしたってカバーしきれなくなってしまいますよね。
明日から楽しみでキラキラの状態でも叫ぶのは自制できた。この主人公の子は僕よりも大人です。現実に泣きましたが、へこたれません。

お弁当が恥ずかしくって隠しながら食べたりする事もあったんだけど。その中でもとりわけ恥ずかしかったのが広告の紙に包んだだけの細巻き寿司で、トマトみたいに赤面してうつむきながら食べてた。でも逆に凄く嬉しかったお弁当もあって、りんごも挟んであったハンバーガー!にっこにこ笑顔で大きく口を開けてほおばったっけ。一般的なやり方とは違う事をしたり変わった捉え方をしたり考えたり。常識的な人ではなかったと思うけど。お料理の才能があって(単に美味しく作れるだけでなく包装や具材、時短エコなど創意工夫)普通に凄いお母さんだった。
今ならその知恵がわかるからちっとも恥ずかしくないのにな。タイムマシーンが実用化された日にはこの事実を自分に伝えに行こう。うん、そうしよう。

令和六年 二月二十二日 木曜日
(恥について考えながら)

〜続く〜

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