ここが私のアナザースカイ
2024年4月26日、逗子海岸。
なぜ私たちは創作活動と向き合い続けているのか……。そうしたお互いの軌跡を語り合った時間は、おそらくたった数十分だったと思う。
だけれど、不思議だね。
心の目がばちり、と合う瞬間はいつも突然やってくる。
それがたとえ数時間前に、「対面で会うのは初めてですね」なんて挨拶を交わした相手であっても。
舞台は海。ついさっきまで見えなかった富士山が、堂々とそこにいて驚いた。
「今、語ってる言葉を残したいから、カメラ回してもいい?」と彼女。
そのときイメージした映像が、お互いに一緒で笑った。来るのはたった2回目だけれど、思い切って言っちゃおうかな。
*
この日。
海岸で2人、語り合った時間も
それから用事を終えたみんなと合流して6人で対話した時間も
私にとってかけがえのない時間だった。
23時、ほろ酔い気分でカラオケへ。
そのとき歌った4曲が、あまりにもこの日の私すぎて。ただ歌いたい歌を選んだだけなのに、いつも以上に言葉に色がついた。
切ないと思っていた歌に、勇気をもらい
心からの叫びに、魂が乗り
願いを込めて歌い上げる
私にとってこれ以上ない最上の褒め言葉を、丁寧に言葉にしてくれる人たちが今、目の前にいる。
たとえ他のすべての人が否定しようと
私は今、たしかにもらったこの言葉たちを信じたい。
*
今日は会いたかった人に会いに行った。
最近経験した出来事に対する感情や向き合い方、葛藤や乗り越え方があまりにもリンクしすぎて、ただただ共感の嵐。
そして、ひと足先に大きな壁を一つ乗り越えた彼女が幸せな報告をしてくれてもう、心から嬉しくて……。
違和感を無視せず
真摯に向き合い続けた人が
ただただ報われてほしい
それが私の願いのひとつ、なのかもしれない。
思うようにいかないことだらけだ。
「なんで?」「そんなのおかしい!」と叫びたくなる日だってある。
だけどさ
そんなことより、頑張っている自分に
昨日や今日みたいな幸せな時間を
たくさん用意してあげようよ。
そのためなら、何かと距離を置くことも「逃げ」じゃない。
私は、今の私にとって最良な選択をし続けるだけでいいんだよ、きっと。
私が彼女に思わず向けたまなざしが
鏡のように自分に返ってくる。
それは何より自然に柔らかく心の中へ染み渡る、優しい響きだった。
どこかで、自分の人生の大切な軸を
誰かにゆだねてしまいそうになったなら
また帰ってこよう、私の第二の故郷へ
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