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Wi-Fiつけてくれない~親殺しを科学する~

こんな事件があったそうな。(早速ネタにさせて頂きます)

※情報が少なすぎるのであくまで仮定、予想で書いたものです。
親が娘に金をせびっていたとかんなってくると全然話変わってきますのでw
その時は書き直します(笑)

31歳で無職だったりすると娘さんがdisられるのが今の日本だと思うんですけど
Wi-Fi付けてくれないから首を絞めたわけじゃなくて
Wi-Fi付けてくれないのが最後の糸を切ったということですよね。
でもこの見出しだとWi-Fi付けてくれないだけで殺そうとしたみたいに取れますけど、その方が「えー!」となってリンクに飛ぶし
その見出しから得た先入観によってツイッタラーが叩きやすいからなのでしょうか。

縦の糸はあなた 横の糸は私、誰もが親に対してこの「糸」を持っています。笑
親子の糸は縦横斜めに絡み深く繋がっています。
幼い頃から貯めた怒りがその糸をカットしていき、最後の糸が切れた時にいい子をしてきた反動で殺しが起きるのですね。

恐らく31歳無職の彼女も「いい子」です。
今は働いていないかもしれませんが、あるところまで、もしかしたら直前までは、デキる子。だったのかもしれません。
子供らしい自分を殺して親の期待に応えてきたいい子。そのいい子の復讐が親殺しです。


「母親はお金が大事で私のことを何も考えていない」

という供述があるようです。
お金というのは投影である可能性がありますが、
つまり母親には「私」よりも大事なことがあった。と解釈していたということでしょ。
彼女はお母さんを殺したかったんではなくて、
お母さんにわかってほしかったんですよ。自分がどんな思いをしてきたのか。
どんな思いで親を守って助けて愛してもらおうとしてきたのか
それをわかってほしかっただけ。
これが私がずっと言っている(笑)親が子に伝えなくてはいけない一番大事なことが伝わっていないの典型です。

過去記事から一部引用します。

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夜行観覧車 
この物語の中で思春期を迎えた少女から溢れる激しい怒りは一体なんなのか
その正体は自分の中に押し込めた素直な感情であってそれが爆発しているのですが
なぜ押し込めなければいけなかったのかといえば良い子を演じてきたからですよね
良い親として子供と接してきたために 鏡である子供は良い子供を演じてきたわけです
子供はその良い親が優先しているのが①と②どちらであるかを嗅ぎわけます

①自分(子供)の気持ち 

②世間体 

「お母さんもお父さんも 私の気持ちより世間体が大事」

昔のお母さんに多かったと思うんですけど
子供が悪さをして親が学校や警察に呼び出されたりした時に
血相変えたお母さんが化粧もせずエプロン姿のまま出て行って息子に往復ビンタをお見舞いし引き摺るようにして連れて帰る
そして帰宅するとお父さんがちゃぶ台をひっくり返して怒鳴り散らす
実は子供はこれを待っています
子供はあのクソババアとか言いながらも
自分に対してなりふり構わず本気で向き合ってくれたということに
愛情を感じます

対して、迎えには行くけど怒らなかったり、あなたのせいで自分(親)がどんな思いをしているかを伝えたり、子供の悪行をご近所さんや親族に隠す、という行為は

子供の気持ちよりも、親が、"自分の家庭が周囲にどう見えているか"を優先している

と、子供に伝えているんですね。

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殺人事件のうちの55%が、被疑者と被害者の関係が親族間
なんだそうです。
別の視点から見れば、他者に投影しなくて済んでいる。とも言えます。
殺したいほどの怒りはいつも、親子関係から生まれます。

私が家庭内殺人に興味をもったきっかけは、この本でした。

親を殺そうとする子供を、親がお金を出して、殺してほしいと頼むのだそうです。
散々書いてきました通り、私の家庭でもその可能性がありました。笑

実体験を通して、どうしてそんなことになるのかを解明してきたんですが
どう考えても「いい子」が問題なんですよ。それしかない。
「いい子」つっても、ご近所さんに笑顔で挨拶できて、成績が良くて、仕事もできて、友達も多くて、心身共に健康で・・・とかいうのを言っているわけではなくて
どんな子供であれ親の期待する子供像を演じてきたことを言っています。

親が共依存関係(世話をすることで存在価値を認める)を求めていれば、
”一人で何もできない子”を無意識に期待します。
そして親を絶対的に愛する子供は、無意識にそれに応えてしまうのです。
自分が望んでそのように育て、「あの子は親に頼りっきり」と愚痴を漏らす
また、一人でも生きていけるように育てておいて「貰い手がない」も
あるあるです。
ですから、甘やかしがどうのという単純な問題ではないんですよね。

大好きな親の望む子になるということは、
沸いてくる感情や欲求の一部を抑制する必要があります。
本当は外で遊ぶのが大好きで、走り回っていたいおてんば娘に対して、親が
ピアノが弾けておとなしくて女の子らしい子を望んでいた場合
その子は、自分で居られないまま、成長します。
本来の自分が、殺されてしまったわけです。
だから、成長して力を持った時に、復讐するのです。

子供の攻撃性を感じた時は、その子に何かを求めてはいなかったか
遡って調べる必要があります。
そしていつもいつも思うのですが、30代であろうと40代であろうと
加害者の責任能力を調査する前に、親御さんを先にカウンセリングする必要があります。
お母さんが同じように教育されているので、その連鎖から目覚めなければ
狭い囲いの中をぐるぐるぐるぐる思考が巡るだけで、解決に至りません。
子供は、鏡です。
子供が親を殺そうとするのなら、お母さんも自分自身を何らかの形で殺してきた証なのです。


以下、関連記事です。

●人の死を何とも思わない理由⇓

●なぜ愛されていないと感じるのか⇓

●子供と真のコミュニケーションが取れていないと子供は学校行かない⇓

関連で他に摂食障害の記事があるので、今度こちらにも書きます。





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