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#ライブハウスを無くそう?

#ライブハウスを無くそう
Twitterではこんなタグが出回っているようで
実際に共感している人は少ないように思いますけれど
Twitterの外に出たら こう思っている方が少なからずいるのも確かですよね
インフルエンザなどは確かに箱で感染したと思ったことが私も何度かありました
この第2波が収束しても3密状態を避ける動きはある程度継続すると思われ
人数制限や消毒を挟むなど
自粛直前のような形式で行われることになるであろうことは予測できます
このまま事態が落ち着いたとして 第3波が本当に来るのであれば
また10月あたりから自粛が始まるということになりますし
そう考えると今年はライブ活動ができる期間自体がかなり限られてしまいます

この状況下でライブハウスを無くそうという動きがあるとすれば
ライブハウスに行ったことがないか その魅力を知らない方々の運動であることは確実ですので
感染リスクが高いということがわかっていながら
クラウドファウンディングをしてでも残したいと
これほど愛される理由を書きたいと思います
 
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20代までの私はリア充でしたので(笑)(泣)
バンドやアイドルに夢中になる人たちは完全に人種が違い
頭が狂っているとw 思っていたんですよ
2次元に等しい存在にお金と時間かけるなんて本当に
かわいそうな人たち それしか拠り所がないんだな
と 見下していました

それがある時をきっかけにこんなことになってしまって

生のライブは人の命が救えるということを知ってしまいました


もし私がバンギャになる前にこの騒ぎが起きて 
疾患を持っている家族がいたら
ライブハウスなんて要らないと思っていたと思うんで
今日はライブハウスは一体何が魅力なのかのお話を
バンギャではなく心理のプロ視点でお伝えしたいと思います

配信やCDなどで音楽を聴くというのは 普通 聴覚を使います
YouTubeで観るときは 視覚と聴覚を使います
しかしライブハウスで見るライブについては 視覚+聴覚+体感覚 ですので
そもそも自宅で聴く音楽とは全く種類が違います

私も初めてライブハウスに行くまでは 聴覚
要は音楽を聴きに行くのだと思っていたんですが


そういえば高校生の頃に友達とカラオケに行った時
めっちゃ音痴な友達がいたんですけれど
彼女が歌う 工藤静香の「Ice Rain」という曲を聴くと
何故か胸がギュッとなるという経験をしたことがありました
別にその詞に共感する何かがあったわけではなかったと思うんですけど
なんか 彼女の歌を聴いていると頭で色々考えられなくなる
だけど彼女がCD出しても 売れないと思いますよね 笑

例えば Xのライブなんかだと
開演前から鳥肌が立つような独特の ほんと 
なんか 言語化できない独特な雰囲気が会場中に充満しています
そしてYOSHIKIが現れた瞬間 それだけで
や それでだけで 涙がボロボロ・・笑
(※YOSHIKIさんのTwitterさえフォローしていないので信者ではありません)

私これ なんなんだろうなぁとずっと思っていたんですけど
一昨年ベッド・インのライブを見ていて確信しました
これは 対 人でなければ感じることができないものであると

生のライブは音楽を聴きに行ってるんじゃなくて
エネルギーを体感しに行っている


のだ ということがわかりました
そして何より大きいのが 
自分と同じようにその音楽 そのアーティストさんを好きな人の
「めっちゃ大好き」とか「楽しい」とかプラスのエネルギーをフロアで浴びると
共鳴して倍増するんです
隣の友達と同じものが好きだってだけでテンションあがる それが何百人といるわけですから
一人で音楽聴いてるのとは比べ物にならないほど楽しい
楽しいとか幸せすぎて死ぬとか以上の言葉を探すほど楽しい
これがライブハウス内でしか感じられない「一体感」です
だから同じ曲を演奏していても見る度に全く違った体感を得ることができるし
その場にいるお客さんのモチベーションや気分によっても感想が変わってきます
生のライブはアーティストと居合わせた人々が”その都度創るもの”であり
できているものを観覧しているわけではありません

それゆえ私も観たライブほぼ全てを文章にできるのだと思います
ライブハウスに足を運ぶ人々はこのエネルギーの体感に救われているし
だから人の命さえ助けられるのだと思うのです
これは”ライブハウス”にしか できないことです


これを知らないと
YOSHIKI登場で泣くとか洗脳されてるのではと思うのもわかりますし
その瞬間は誰もが洗脳されてもいるんですが 笑
実際に現場に体を置くと
それがどうしてなのかが絶対にわかります
規模の小さいバンドであっても
バンド側 アーティスト側のその日のテンションや思い入れの度合いまで
お客さんはわかっています
MCがないライブであればあるほど
その瞬間瞬間で全く異なる演奏やパフォーマンスが
視覚ではなく”エネルギー”として客席に届いていくのですね

ちょうど昨日感情の22段階の話をしましたので
ついでに集客のカラクリについて書いておきますと

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※上の方だから良いとか悪いとかそうゆう話ではないのでご注意

この表の9から下が一般的にネガティブと呼ばれる感情でしょうか
13あたりに来ると誰か友達に相談したり話を聞いてもらいたくなりませんか
14以下になると誰か助けてくれって思うこともあるかと思います

ベースがこの心理状態でライブに行くと一気に1~2まで飛び上がるんですね
そうすると「この人たちが私を助けてくれた」という思考回路になります
特にV系は”非現実的な見た目”という特殊な要素があるので
恋愛上のトラウマを持つ人でも1の「愛」を異性として感じやすく
どれほど無気力であってもいきなり1にのし上がることができ
ベースラインの感情とのギャップが大きければ大きいほど
その麻薬的な感情移動に依存します
これは決してメンヘラなのではなくて
音楽のみならず多くのサービスは
このカラクリを使って集客しています(がV系はこれが強いです)

これが例えば普段から1~22全ての感情を自分に許している人の場合だと
次のライブがなくても人生を楽しむことができてしまいます
ですが1~22全ての感情の動きを自分に禁止ししている場合
感情を上下する人を見ること自体が嫌になるんですよね
何かを観て夢中になったり誰か好きな人がいてウキウキしている人を見ることさえ気に食わなくなる
結果
「ライブハウスは要らない」という発想になってしまう
こともあり得ます

ライブハウスは要らないなんて言う奴はライブハウスに近寄るなぐらい
思うと思うんですけど
そうゆう人には感情を動かせない 切実な理由があります
誰かや何かを罵って排除して 常に不満を言っていないと
生きることができない その人なりの背景が必ずあるのです
生きていながら感情を感じられないことは 生き地獄です
私がそこ出身なのでなんとなくわかるなぁと


ライブハウスに入ると
どれほど固まっていた感情も溶けてしまいます
抑えられなくなるから どんな心理療法よりも有効だと思っています
だからこうゆう人こそ一度でいいから
ライブに行ってみて欲しいと願っています


今ライブハウスもバンドさん達も大変だと思いますし
万が一ライブハウス文化が一時的に消え去ったとしても
この体感は世界中の人類が知っている集合意識なので
数百人や数千人の意識で消せる文化ではありません
必ず戻ってくると思います

See you next.


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