見出し画像

ドマ式麻雀マクロ 〜後編〜

※前編の内容がわかる人向けの記事です!
また、簡略化のために一部正確でない表現を含みます。

ドマ式麻雀マクロ ~前編~
https://note.com/moe7153/n/neae8150c4575/

はじめに

前編で基本的な流れを説明しましたが、他人を無視して自分の手牌を並べるだけの説明しかできていません。
ドマ式麻雀は4人で戦うPvPなので、「効率よくあがる」「相手にあがらせない」といった戦略が必要です。そのためにはルールをよく知る必要がありますが、用語も多く色々ややこしいので、共通言語であるFF14の言葉を使って解説します。

麻雀をFF14用語でってどういうことかというと…こんな要領です。FF14年忘れ麻雀大会でもこんなような単語が飛び交ってました。

・あと1枚で上がれる状態 →Proc
・「ポン」「チー」をした状態 →デバフ
・「ツモ」であがった点数計算 →頭割り

コンテンツ突入

対人戦はCFから突入可能です。4人PTを作っている場合は「東風戦4人セット卓(クイタン有り)」を、1人で野良マッチをする場合は「東風戦一般卓(段位変動有り)」を選択しましょう。

※「半荘戦」は「東風戦」の2倍の時間がかかります。サクサク遊べる東風戦がオススメ(シャキりやすいのもこっち)。

画像1

突入後ランダムで方角が決まり、方角が「東」のプレイヤーはバフ「親」を得ます(親バフは与ダメ上昇・被ダメ上昇の効果がある)。

画像22

誰かのアガリまたは流局するまで取って捨ててを繰り返します。このとき、親のアガリ、もしくは流局したが親がProcしていた場合は、超える力を付与して再度同じ層に入ります(東1層"一本場"となる)。そうでなければ次(東2層)に進みます。

次の層に進むと反時計回りに方角属性が移動し、親バフも次の「東」プレイヤーに移譲されます。例えば自分がCに着席した場合、1層は「西」、2層は「南」、3層は「東」で親バフ、4層は「北」となります。

※東風戦では東4層で終わりですが、半荘戦では東4層のあとに南1層に入り、南4層まで続きます。CPU戦は半荘です。結構長い…

東1層開幕の例

画像2

東2層開幕の例

画像3

スキル回し(手牌作り編)

前編で説明したとおり、アガリの形は「3枚組×4+2枚組×1」です。手持ちがこうなっている場合はリーチ可能、すなわちProcしています

画像4

早くProcするためには効率の良いスキル回しを実践する必要があります。理論上は、毎回もっとも不要な牌を捨てていくことで最短でProcしますが、かなりの高等テクニックが必要です(牌効率といいます)。僕でもできるレベルに落とし込むと、だいたいこんな感じになります。

■序盤
 浮いた字牌など、不要な牌を先に捨てる
■中盤
 「3枚組×4+2枚組×1」を意識して5ブロックに分割する
■終盤
 Procするのに必要な牌が来るのを祈る

まずは序盤、1枚しかない東と西を捨ててみます。

画像5

字牌がなくなったので中盤ということにします。ここで「5ブロックに分割」という表現が出てきました。こんなイメージです。

画像6

最終的には「3枚組×4+2枚組×1」にしたいので、3枚組/2枚組の候補をグルーピングしました。こうすると次に捨てる牌を決めやすくなります。

・数字「7-8-9」は3枚組が完成しているので崩さない
・ナマズ「2-3」「6-7」は、その両脇が来たら3枚組になるのでキープ
・サボテン「6-8-9」は7が来ると3枚組になるが、6か9が余るので捨て候補
・数字「2-3-5」は1か4が来ると3枚組になるが、5が余るので捨て候補
・サボテン「3」は何ともくっつかず余っているので捨て候補

こんな感じでいる・いらないを見極めていくと、効率よくアガリの形を作っていくことができます。こんなことを意識しながらしばらく遊んでいると、手持ちの「1-2」と「3-4」、どっちが3枚組を作りやすいか?みたいな勘所がわかってくるようになります。

スキル回し(役作り編)

火力を出すにはアガリの形を作るだけでなく、が必要です。役の数はすなわち与ダメ上昇のスタック数なので、積めば積むほどダメージは大きくなりますが、当然スキル回しは難しくなります。役の例を出してみます。

タンヤオ」:数牌の2〜8だけを使う
混一色」:1種類の数牌と字牌のみを使う
」:字牌の「中」で3枚組を作る

「タンヤオ」の例

画像9

「混一色」の例 ※「中」も同時に成立してます。

画像10

どうでしょうか。役を成立させるには、ただいらない牌を捨てるだけではなく、役の成立に必要な牌を集める必要があります。重要なのは、役が最低でも1つないとあがれないことです。与ダメ0では攻撃になりません。

一方で、手牌に複数の役を持たせるとすべて重複して発動します。手牌に特徴がないときは弱い役の複合を、狙えるとき(一種類に偏っているなど)は強い役を狙っていくと良いです。

リーチのみ →1スタック(1000点)
リーチ+タンヤオ+ピンフ+一盃口 →4スタック(7700点)
清一色のみ →6スタック(12000点)

役の一覧も公式がわかりやすいので案内します。が、いきなり役を暗記することは不可能です。ありがちな役を末尾にテンプレスキル回しとして記載したので、見てみてください。

「ドマ式麻雀」で有効な役一覧 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/playguide/contentsguide/goldsaucer/doman-mahjong/yaku_list/#playguide

ここでようやくリーチの強さが説明できます。リーチと宣言することは、それそのものが役なので、形がどうであれ役が保証されるのです。他にもメリットがあり、リーチしたときは「ツモ」も役になります。加えて、リーチ限定でダイレクトヒットが発生する可能性があります。

急に出てきましたが、ドマ式麻雀にもクリティカル・ダイレクトヒットがあります。それ自体は役ではないものの、発動すると火力が上がります。

クリティカル:ドラ、赤ドラをもってあがると発動する
ダイレクトヒット
:リーチしてあがったとき、運がよいと発動する

ドラは冒頭に確認した表示です。アガリ時にこの表示と同じ牌を持っているとクリティカルが発動します。

画像16

赤ドラは、真っ赤な数牌の「5」です。ドラ表示と関係なく持っていればクリティカルします。下の絵では、丸の5(ドマ式だとナマズ)が赤ドラです。

画像17

裏ドラは、リーチ宣言でのアガリ限定で開かれるボーナスです。運よく手牌に裏ドラがあるとダイレクトヒットが発動します。これは狙って集めることはできないので、本当に運です。

これらのドラは1枚につき役1つ分なので、大量に持っていたらえげつない高火力になります。極論、「役はリーチのみだけどドラ12」は役満です。牌を捨てるときは、ドラは極力捨てないようにすると良いです。

スキル回し(鳴き編)

やっと出ました、ポンとチー(鳴きと呼びます)。なんで鳴きをここまで避けてきたかというと、致命的なデバフがつくからです。慣れない鳴きを使うと与ダメ0で身動きが取れなくなります。

リーチ不可:その回はリーチできなくなる
与ダメ低下:一部の役が弱くなる

それでも、鳴きをうまく使えばProcが圧倒的に早くなります。ここまで手牌はすべて自力で集める前提でしたが、鳴きを使うと他人の捨て牌を自分の手牌に組み込めるからです。

ポン」:同じ牌を2枚持っており、3枚目を他プレイヤーが捨てたとき、ポンと宣言することで回収し3枚組にできる。方向指定は存在しない。
チー」:連続または穴あきの数牌を2枚持っており(3-5や8-9等)、3枚目(3-5のときは4,8-9のときは7)を他プレイヤーが捨てたとき、チーと宣言して回収し3枚組にできる。方向指定が存在し、自分から見て左側のプレイヤーに対してのみ有効

チーの方向指定(自分から見て左だけ有効)

画像11

例えば手牌がこんな状態だったら・・・

画像12

「ポン」できるのはこれ

画像13

「チー」できるのはこれ

画像14

鳴きで作った3枚組は右端に寄せて表示されます。

画像15

ではどんなときに鳴きを使うかというと、目指す役が決まっているときや、役が確定しているときに、手配を完成に近づける場合のみ使ってみてください。

いちばん簡単なのは、持っているだけで役が確定する3枚組を作るためのポンです。白、發、中の3つは無条件で役がつきます(役牌)。自分の方角と同じ字牌(北なら北、東なら東)も役がつきます(自風)。また、東1-4層では東も役がつきます(場風)。

アガリとダメージ計算

役を含むアガリの形を完成させたら晴れてアガリです。前編でさらっと「ツモ」「ロン」の説明が出てきましたが、あがった人にとってはどちらもアガリでも、あがられた側は受けるダメージに違いが出ます。

「ツモ」:自分で当たりを引いてくる →3人で頭割り
「ロン」:誰かが自分の当たりを捨てる →捨てた人が一人受け

超痛い攻撃を一人受けしたらあっという間に床ペロです。なので、他プレイヤーの当たり牌を捨てることは避けたいものです。

プレイヤー(子)がツモあがりした例
※モーグリが親なので、5200ダメージのうち2600を食らっている
※マンドラゴラはリーチ宣言の1000ダメージが上乗せされている

画像7

スプリガン(子)がマンドラゴラ(子)の捨て牌でロンあがりした例
※プレイヤーはリーチ宣言の1000ダメージが上乗せされている

画像8

ダメージ計算の詳細は公式に任せます。計算は全自動なので知らなくてもOKです。自分の手牌の与ダメが見て分かるようになったら再確認!
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/playguide/contentsguide/goldsaucer/doman-mahjong/#anchor_007

スキル回し(防御編)

ここまでは「相手より早くあがる」ことを目標にしましたが、「相手にあがらせない防御」も重要です。防御とは「ロン」を回避するためのスキル回しです。

といっても初心者には大した守りはできません(僕もできないです)。敵の当たりを予測するのは難しい技術なのです。よって、防御を捨てて攻めに徹するか、あがりを諦めて守りに徹するかどちらにするべきです。

自分の手牌がバラバラなうちに敵がリーチを仕掛けてきたら、アガリを諦めて防御に徹するのが良いです。どうやって守るかというと、敵が捨てた牌はAoEになっています。つまり、見て避けることができます。

・捨てた牌ではロンできないので、リーチした敵の捨て牌と同じものであれば安全に捨てられる。
・敵がリーチした後、それ以外の敵が捨てた牌は自分も安全に捨てられる。

ここで一度、設定の「危険牌表示」を表示ありにしてみましょう。その状態でしばらくゲームを進めて、敵のリーチがかかると…

画像23

うわ〜〜〜真っ赤!!何を捨ててもヤバそう。でも少しだけマークのない牌があります。「捨てた牌ではロンできない」の制限により、サボテンの6と東は絶対にセーフです(いわゆるアンパイ)。ヒントと違って割と頼りになるので、防御に徹すると決めた回は危険牌表示に頼るのは大いにアリです。右下のボタンでオンオフできます。

一方で、自分のアガリが近いなら先にあがってしまえば危険な状況もすべてをかわせることから、攻撃は最大の防御とも言えます。突っ走ると決めたなら危険牌表示はむしろ邪魔です。(あと少し削りきればフェーズ飛ばしてギミック無視できる!なんて場面と同じです。つまり、しくじると大怪我するとも。。)

おわりに

簡略化したつもりでも結構な字数になりました。後編の知識はやる前に覚えるものではなく、やりながら身につけていくものです。何かの頼りになれば幸いです。いま暇?ドマ式麻雀しようぜ!

ちなみに、重要なルールでありながら触れていない要素がまだいくつもあります。例えば「カン」とか「フリテン」とか。しかしこのあたりが疑問に思えるようになる頃には、一般的な麻雀の説明が理解できるようになっているはずです。検索してみるも良し、ドマ式麻雀公式ページを読むも良しです。

前編でドラ表示は「ドマ式表示」を推奨しましたが、慣れてきた場合や他の麻雀ゲームをやる場合は「一般表示」を推奨します。ドマ式表示はFF14特有の表示で、他の麻雀にはありません。また、ドラが何かは分かりやすくなる代わりに、実際に場に出ている牌が何なのか分かりにくくなっています。

補足:テンプレスキル回し

★とにかくリーチ(オススメ!)

ひたすらアガリの形を目指し、Procしたら即リーチする。クリダイも期待でき高DPSになりやすいが、発動まで時間がかかりがち。

★役牌・自風・場風(オススメ!)

3枚組を持っていれば効果が確定する字牌を狙う。ポンでもいいので3枚揃えてしまえばあとはなんでもいい。

★全部ポン

3枚組をすべて同じ種類の牌で仕上げることで「対々和」を狙う。2個以上ある牌を捨てずに集めて、ポン可能になったら全部実行する。一回でもチーをしたり、連続する数字の3枚組を持ったままでは成立しないことに注意。

画像18

★1,9,記号全捨て

数字の2から8だけを集める。徹底的に数牌の1,9と字牌を捨てていくことで「タンヤオ」を狙う。
鳴いても成立するが(クイタンのこと)、タンヤオのみになりがち。

画像19

★染め

同じ種類の数牌ばかり集めることで「混一色」「清一色」を狙う。一種類の数牌だけでアガリの形になれば高火力な清一色となる。字牌が混ざってもそこそこ火力のある混一色となる。鳴いても有効なのでポン、チーで集めるのが効率的。
混一色は役牌とのシナジーが強く、火力が出しやすいです。ただし、他プレイヤーに手の内を悟られやすい欠点があります。

画像20

★2枚組×7

やたら2枚組が手元に多いときは、2枚組を7個揃えることで通常のアガリ形とは異なる特殊効果「七対子」を発動できます。

画像21


引用元

ドマ式麻雀 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/playguide/contentsguide/goldsaucer/doman-mahjong/

(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.