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june 13

【ネオシネジン】
交感神経末梢刺激による末梢血管収取によって昇圧する。
効力は、アドレナリンより持続する(犬では)
心臓刺激作用はアドレナリンの1/20
アドレナリン様の頻脈を起こさず、冠血流を著名に増加する。

【発汗と冷汗は違う?】
発汗は視床下部でコントロールされ、皮膚血管や汗腺に働きかけ、正常体温を維持できるように調節している。

冷汗は、体温上昇とは無関係に起こる。ショックになると生体防御反応として交感神経優位になる。末梢血管収縮や発汗が起こる。ここでは蒼白で冷たい。

【gi療法】
インスリンは血中のブドウ糖を細胞内に取り込んで血糖値を下げる。ブドウ糖が細胞内に取り込まれる過程で血清中のカリウムが同時に細胞内に取り込まれる。高濃度のブドウ糖液とインスリンを同時投与することで血清kをさげようとする方法である。

【酸化マグネシウム】
水分を吸収する働きがあり、一度吸収した水分は腸壁に吸い取られることなく便を柔らかくしたり、便の容積を増やしたりすることができる。

【pEF治療】
‘PFE:LVEF50%以上 臨床的に心不全症状がある、TTEやカテーテルで左室拡張機能障害が証明されている3点が基準とする。

pEFの予後は、rEFと同様に不良である。

左室拡張能、弛緩能と心筋スティフネス(硬さ)の2つにヨウ素に分けられる。

拡張不全には、心筋細胞のエネルギー代謝や心筋サルコメア、カルシウムハンドリング、細胞外マトリックス制御などが関与する。

肺高血圧・右室機能障害を標的としたHFpEF治療
肺高血圧や右室の後負荷や右室機能障害を軽減しようと治療を期待したが、明らかな有効性は示されなかった。


【静脈うっ血を標的としたpEF治療】
SGLT2阻害薬は、浸透圧利尿作用があり、pEFに対する治療効果が期待されている。心保護や腎保護作用が報告されている。
【慢性炎症を標的としたpEF治療】
加齢や肥満、糖尿病、高血圧、CKDとしった慢性炎症を起こす疾患が合併症を起こす。
血中のIL-6、TNF-α、sST2といった炎症性サイトカインが上昇しする。
全身炎症は、冠動脈微小血管の内皮障害を起こし、活性酸素種を増加させることでNOの産生を低下させる。

【pEFの治療】
炎症やNO-cGMP系への治療の有効性が動物モデルで示されている。

一硝酸イソソルビド
→pEFの運動耐容能を改善させず、むしろ低下させ、無機亜硝酸塩吸入投与も最高酸素摂取量を改善させなかった。

sGC-cGMP系を標的とした経口sGC刺激薬のベリシグアトはNT-proBNPや細胞容積を改善させなかったが、高容量投与群ではNYHA心機能分類やうっ血の改善を認めている。

ナトリウム利尿ペプチドにおけるGC-cGMP系の活性化もpEFに対する治療効果が期待されている。

ARNIは、NYHA心機能分類Ⅱ~ⅢのpEF患者を対象とした第Ⅱ相臨床試験PARAMOUNT試験においてARNI投与群ではバルサルタン投与群に比べて12週間後のNT-proBNPが優位に低下し、36週間後の左房容積と左房径の有意な減少とNYHA心機能分類の有意な改善が認められた。ARNIはバルサルタンよりも高圧効果が高く、血圧を補正してもNT-proBNPや左房容積、NYHA心機能分類の改善が、見られることからARNIによるネプリライシン阻害の有効性が示唆される、

HFpEF に特異的な治療法はなく,生命予後を改 善する治療法も確立されていない.対症療法ではな く,根本的治療を目指すためには病態生理の理解が 必須であろう.加齢や肥満,糖尿病,高血圧,CKD といった全身性の合併症に伴う慢性炎症が冠動脈微 小血管の内皮障害を引き起こし,その結果生じる活 性酸素種の増大と NO の産生低下が HFpEF の病態 に重要であるという新たなパラダイムが提唱され, 注目を集めている₂ () 図 2).HFpEF と HFrEF とも に全身性あるいは局所性の慢性炎症が関与し,心筋 細胞のさまざまな分子機能や代謝の異常,さらには 細胞外マトリクス成分の量的・質的異常も認められる


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