祖母の思い出 その2

僕が子供の頃、夜 家にいたら隣の人が回覧板を持って来た。

僕は回覧板を貰うと、つけた門灯を消そうとした。

そこで祖母が

「直ぐに消したらあかんよ。お前も回覧板を渡して直ぐに灯りが消えたら嫌やろ?」

もっともな話だ。

直ぐに消すと来て欲しくないという意味に勘違いされかねない。


僕はそれから隣の人が家に着く頃を見計らって門灯を消すようにした。

対人関係のちょっとした気配りだ。

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