遅れてきたロマン派

「くぅぅんっ、はあぁあっ、あああぁんっ、もう、きちゃっ……あ、あ、あ!」
「っっく、……あぁあぁんんっ! ふあぁぁっ……ああぁあああんっ!」

びゅっ、びゅるっ、びゅっ、びゅっ……!

同じ大学の1個上に高校の同級生がいる(俺は1年浪人しているので)んだが、その人と今日、学内ですれ違った気がする。話したことないし向こうは俺がここに進学してきたことを知らないだろうからなんにもならんかったが。…いや書き出しの意味がみんなまだ気になるお年頃だろ。無視して日記始めるなよ。

悲しいのは、その人か本当に同級生だったかどうかわからないことだ。同級生の顔はマスク込みで覚えているから素顔を知らない。俺たち世代はみんなそうだよ。………え、冒頭のやつって触れないほうがいい感じなのかな…?

2024年6月14日。

英語学習のなんちゃらかんちゃみたいな言語実験に参加してきた。

英語でスピーチをして、それをネイティブに直してもらって、またスピーチをして…というのを何回か繰り返すといったことをした。

明確に英語力上がった気がするな。自分の稚拙なスピーチの録音を何回も聴いて、何度も直すというのは効果のあることなんだろうな。自分の表現したい事柄を英語で表すのが以前より上手になったと思う。4時間くらいのことだったんだけれども。また機会あったらこういうの参加したいな。勉強もしてお金も貰えてってね、最高じゃんね。

む、恋愛。恋は甘い味がして、愛は苦い味がするんじゃないかなと思ってるんだがどうだろう。俺は苦いの好きだが。

LINEの既読スピードに一喜一憂。異性のインスタの投稿にいいねしてるのを観測してヘラに。単純な図形だが当人にとって重大な三角の関係。現在恋人がいたりちゅあぶるな関係を築きつつあったりそうでなかったりする方も、心が波立ち非常に不健康的でよろしいんじゃないでしょうか。不健康なのが健全なんじゃないですかね、適当ですけど。いろいろと羨ましいのでこれ以上なにかを言うのは控えておきます!

俺のどこに恋愛を楽しむルートがあったんだろうな。オーパーツに次ぐ謎。この瞬間今年の4月に戻ってやり直せたとしても俺とねんごろになるおなごはいないだろうという確信がある。分岐選択肢が見えない。ずっとTrue End1:ゴリラ男どもとマッチョクイズパーティエンド。Bad Endじゃね、Bad Endだよ。どころか今月男どもとストリップショー見に行くし。もうなんか、そっち側よ、完全に。

俺の大好きな美少女ゲームでは偶然ガールとミーツして、偶然街中や学校内などですれ違ったりし、偶然事件が起きて…と、「偶然」の出来事の連続で女の子との仲が深まっていくんだが、現実世界にないもんだな、偶然いや、「運命」ってのは。学内で妙にすれ違う回数が多いな、と感じる他学科の同性の友人がいるが、逆に知り合いの女の子とは全然すれ違わない。妙だ。

…自分で自分を「モテないやつ」と定義してしまうと本当にそうなるからな。思い込みを捨て、自身を恋愛市場における資本として捉えてみよう。若くて健康で快活な高学歴に需要は存在するはずなのよ。…すごい資源だぞ、今しかないんだぞ。ただ戦っている市場が悪いだけ。

同じ大学というフィールド上だと、そりゃ知的で容姿が整ってて軽快な会話を繰り広げられてループタイしてて伊達メガネかけてては?完璧かよマジどっか行ってくれって感じなやつばかりなわけでそいつらに勝つことは出来ない。俺に残された活路はニッチ路線を攻めること。ブルーオーシャン戦略とか呼ばれるやつだ。ニッチ? ニッチ路線か。う~ん、美魔女かなあ。美魔女って市場狭いし。俺年上の人好きだし。美魔女ってどこにいんのかなあ。「恋愛市場」とかいう言葉の響きにげえしちゃいそう。もう考えるのやめよっか。


びゅっ、びゅるっ、びゅっ、びゅっ……!

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