「コンサル一年目が学ぶこと」から
目的
コンサルティング会社一年目で必要なスキルの棚卸し
目指すべき暫定的な目標値の設定
コンサル流話す技術
結論から話す
PREPの型に従う(結論→理由→具体例→結論の繰り返し)
普段話すときでもprepの型を思い出して頭の中を整理し、結論から話す
会議
アジェンダとはどういう結論を出すべきかというゴールイメージを列挙したもの
得たい結論から逆算して会議の運営をする
上司との問答
質問に関しては、変な駆け引きをせず、言い訳をせず、言われたことにきちんとストレートに答える
イエスとノーで答える
出来ないことは出来る方法を代替案として述べる
データとプレゼン
感覚的に把握している問題を、実際に数字に落とし込み、証拠にすることで人を納得させる
新人であればあるほど、事実を拾ってこないといけない
誰が何を何回したのか、どれがいつ南海利用されているのかといった、あなたが数えなければ決して数えることのできないようなデータこそが有効
相手は何も知らないという前提で話す
徹底的に相手の土俵に合わせる
社内用語にこそ、その会社独自の考え方が反映されている
新人は筋の通った話が出来なければ、スタートラインにすら立てない
上司からの仕事の受け方
相手の期待を超え続けていくことがビジネスの基本、まず相手の期待の中身を正確に理解する必要がある
報連相の目的は「上司と部下が仕事の目的と内容について共通の理解を得ること」
部下が上司から仕事を得るときに確認することは四つ。
①その仕事の背景や目的
②具体的な仕事の成果イメージ
③クオリティ
④優先順位・緊急度指示で曖昧なところがあったら、こういうことではないかと自分なりの仮説を立ててからコミュニケーションをとる
成果物のイメージに関してはスライドの枚数などの数字・資料作成の目的・期日等でコミュニケーションをとって具体化する
コンサル流思考術
思考全般
作業に入る前に「アプローチ」「考え方」「段取り」の部分を先に考える
どのように考えたら答えが出るのかという道筋を先に考え、その手段の段階で合意を得る
考え方の段取りをするメリットは
➀作業の全体感が先に分かるので、安心感が生まれる
②手順やアプローチ方法のどんでん返しが無くなる
③事前に作業の難易度や作業量の見積もりが出来る仕事の進める順番は
①大きな設計図を示し、手段に関して合意を得る
②手順に基づいて細部の作業を進める
ロジックツリー
ロジックツリーのメリットは
①全体が俯瞰できるようになる
②いらない部分を捨てて、自信をもって重要な部分にフォーカスすることが出来る
③大きくて複雑な問題でも小さな問題に分解することでそれぞれの論点について議論できるロジックツリーの問題解決の基本は
①論点を整理・分解する
②各論点について数値分析をする
③項目の重みづけをする(インパクトの大きい項目を見つける)
④アクションに落とし込む
雲雨傘(事実と解釈の区別)
➀事実②解釈③アクションを明確に区別する
提案をするときは複数のアクションからなぜそれを選んだのかを付け加える
事実と意見をきちんと区別して提案する
何か文章を書くときは、事実・解釈・推奨アクションの見出しを作る(チェックリストとして機能)
仮説と検証
初めに仮説ありき、仮説の検証としてのリサーチ
検証により、仮説を否定するデータが出てきたら、素直に修正し、新しい仮説を立てる
仮説を持つということは、現時点での結論をあらかじめ用意するということ
仮説思考の意思決定の順番は
①現実が起こる
②仮説に沿って対処するビジネス能力を上昇させるのは情報量ではなく、自分の意見を持って考えるということ
情報に接する時は、必ず自分の意見を持って接する
答えを知る前に、一分だけ自分で考える時間をつくる
自分の意見を持って情報に触れて初めて学びが生まれる
間違っていることに気づいたり、他人と考えが違っていることに気づくために自分の意見を持つ
情報ではなく、本質(データから示される示唆)を提示する
情報をたくさん集めるよりも一つか二つの本質を抽出し、磨き上げることが考える力を向上させる
コンサル流デスクワーク術
議事録
文書作成の全ては議事録から始まる
決まったこと、確認したいことを簡潔に書いて、関係者に流し、間違いがないか確認して決定とする
盛り込むべき項目は、
日時
場所
参加者
本日のアジェンダ(議題・論点)
決まったこと
決まらなかったこと
確認が必要なこと
次回に向けてのto do(誰がいつまでにするか)補足事項として、キーパーソンの意見や経緯をまとめる
パワポ
言いたいことが明確で、シンプルで見やすいパワポがベスト
ワンスライドワンメッセージ
基本はグラフや表が一つ。そして、そのグラフから読み取れる解釈・主張を一つだけ提示。
TIPs
ショートカットキーを使え
Excelで言えば、
シートの移動
行の挿入
データの端に飛ぶ
セルの書式設定を呼び出すパワーポイントで言えば
新しいスライドを挿入する
図をグループ化する
解除する
図の高さを揃えるピポットテーブル
図形をコピーするにはシフトとコントロールキーを押しながら横にずらす
図形からはみ出す場合は描画オブジェクト内でテキストを折り返すを選択
テキストボックス内で改行しない
図形同士を繋ぐときはコネクタを使う
図形の高さを揃える
以上の機能は便利なので覚えておくとよい
重点思考
仕事を始める時点で既に最終成果物のアウトプットの骨組みを考えてしまい、そのアウトプットから逆算して作業する
どんな些細なことでも最終アウトプットから逆算して考える癖を日ごろからつける
読書は目的を絞る。ウェブを検索するように目次ベースで該当箇所を拾っていき、重要な部分だけ読む
なるべく多くの文献を広く当たる
本ありきで漠然と本を読むのではなく、目的ありきで本を読む
成果の80%に影響を及ぼす部分は全体の20%に過ぎない。重要度の高いものにフォーカスして、それ以外のものを切り捨てる
何が重要なことで何が些細なことかについて自分なりの判断をもつ。適切な問題設定をする
課題管理表
課題管理表に必要なものは、
番号日付
タイトル
課題の内容
解決の方向性
ステータス
担当
期限重要なのは
担当者(誰がやるのか)
期限(いつまでに終わらせるのか)
方向性(その課題を終わらせるためにどう取り組むのか)実際に目に見える形での目標設定が大切。数字を使ったり、成果物のレベルを明示したりする
プロフェッショナルビジネスマインド
プロフェッショナルの仕事とは
仕事の価値を決めるのは自分ではなく相手
相手がしてほしいと思うこと、相手が期待することに応えるのが仕事
会議
会議とは実際に物事を前に進めるために行われるチームワーク上の作業
沈黙は無。チームに貢献する意思がない
作業
Quick and dirty 時間をかけて完璧なものを作るよりも、多少汚くても早く作る
課題の調査がうまくいかなかったとしても、「何も出てこない」という調査報告を迅速に行うべき
何も出てこないという事実が重要な発見。この方向ではうまくいかないと分かれば、軌道修正が出来る
90:90の法則 0から90点に上げるのと90点から100点に上げるには同じ労力が必要になる
コミットメント
コミットメントの観点ではクライアントを起点に考える
コミットメントの高い人の影響を受けられる環境を作るのが大事
プロフェッショナルの仕事のうち、言語化できる部分は既にコモディティになっていて差別化できない
守破離 一年目は徹底的に「守」、つまり師匠の一挙手一投足をまねる
言語化できない暗黙知を師匠から盗む
一年目でも試合に出られるときは出て、勝利に貢献すること。先輩のバットを磨くのではなく、稀に振られるチャンスで打つこと
限定的な役割でも、新人も何らかの形で価値を発揮し、役割を担う必要がある
チームワークは全員がそれぞれの価値を発揮して、プロジェクトに貢献するということ
同じ役割の人は二人もいらない。間違っても他人と同じ分野で自分の弱点を埋めようとしてはいけない
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