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人間のような革靴

天然皮革って当たり前のことなんだけど、人間の人生と同じように歳を老いていく。深い色が、深い皺が、その革靴の歴史に変わる。そんな気がする。
私もたくさん経験して早く歳を取りたい。

もう何年履いてるだろう、5年は履いているだろうか。もちろん履いていなかった期間も含めて。
つま先は少しずつ褪色してきたり傷がついてきたりしているけれど、補色すればまだまだ使える。
その前に乾燥させたらダメだよ。革は乾燥の大敵だから。汚れ落としをして、保湿、補色。保湿が7割〜8割で重要になるかな(長い目で見ると)。補色は後からでもなんとでもなるからね。(大きな褪色になるとまた別の話)褪色は蓄積されていくから、保湿、補色が良いバランスでできていると◎

つま先の傷は乾燥が激しいときに歩道の溝にある網に引っかかったりつまづいたりしたときのもの。
色は新品の頃に比べて深みが増した。どんな色のクリームを入れるのかにもよるけれど、私の場合は赤寄りの茶色を入れたり、かかとの色に近づけたいときにはダークブラウンと赤茶色を混ぜて使ったりしている。

どんな色に育てたいか、持つ人それぞれによって革の味の表現方法が変わってくる。革の唯一無二の存在がまた愛おしい。

#Regal  classic#靴磨き#茶靴

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