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離婚への道:食の価値観

趣味=妻と言っていたのに、サインを見逃し過ぎて「離婚したいからお金と親権の話をしよ」と三行半を突き付けられた”まだ夫”です。離婚話のショックから立ち直るまでの話です。ちなみにまだ離婚には至っていないです。

食事の価値観

衣食住の1つの食
3大欲求の1つの食欲
好きな人を捕まえるためには胃袋を掴む
そもそも食べないと死んでしまう

面白いくらい正反対なふたり

私は、仕事を終えて、玄関のドアを開けたら漂ってくる夕食の香りを玄関で感じるのが好きだ。妻と子供と食卓を囲い、今日あったことや週末にどこに行こうかと話をするのが好きだ。
一方で妻は、ひと仕事を終えたご褒美に美味しいものを食べに行くのが好きだ。地方の名物を食べに行く。季節の食べ物を食べに行く。仕事仲間とお酒を飲んで、夜深くまで楽しむのが好きだ。

私は、調味料をあまり使わない。ソース・醤油・胡椒・七味唐辛子・ラー油などなどをほとんど使わない。たこ焼きやお好み焼きのように初めから、かかっているものはソースをよける。醤油は寿司や刺身を食べるときに1-2滴かけるくらいだ。刺激の強いものは、あまり得意ではない。
一方で妻は、串揚げや揚げ物を食べるときは、ソースをひたひたにつける。さしみは、両面たっぷりと醤油をつける。どん兵衛を開けたら七味唐辛子をこれでもか!とかける。辛いもの・すっぱいものが好きだ。

私は毎日、朝昼晩と決まった時間に食べたい。生活のリズムを崩したくないからだ。休日でも同じ時間に食べたい。朝食が1時間以上遅れるなら、昼食は食べなくてもいい。変な時間にお腹が空いても食べない。食事の時間まで我慢をしようとする
一方で妻は、お腹が空いたら食べたい。お腹が空いたら、すぐにたべたい。夕食の前だろうがお腹が空いたら、夕食とは別にパパッと作って食べ始める。当然、夕食は入らない。だから夜にお腹が空く。また作って食べる。

私は同じ食事が1週間続いてもいい。1週間カレーでもかまわない。朝昼晩カレーでも、全然OKだ。朝食は300日は同じパンを食べている。なので食事で冒険をすることができない。食べたことがないものや味の想像がつかないものは基本食べたくない。
一方で妻は毎日違うものが食べたい。昨日ラーメンを食べたから、今日はヤダと言う。鍋はポン酢・ゴマ・醤油だれと複数そろえている。2色鍋だとさらに好ましいと。食べたことがないものがあると食べたくなる。初見の食べ物でも「皿に乗っているものは、基本食べられる」と言い、躊躇なく食べる。

何もかも合わなかったし、合わせようともしなかった

今思うと、お互いがお互いを理解ができなかったので、徐々に食べるものは変わり、食べる時間が変わり、食べる場所が変わっていった。気が付いたら一緒に食事をすることがほとんどなくなった。
どちらかに合わせるべきだったのか?妥協点を探すべきだったのか?
結局どっちが良かったんだろう・・・別々に仕事をしていると、食事は一緒にいられる数少ない時間だった。

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