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結婚式のハプニング『え?俺じゃないよ???』

近年の結婚式では、友人関係の出席者が中心の披露宴が多くなりました。

それに伴い、乾杯の前に祝辞を述べるセレモニーも少なくなりました。

職場の社長や直属の上司を招待し、祝辞を頂くというのも、普段自分のことをどのように見て評価してくれているのかを知る良いきっかけになったりしますよ。

ときにはそこで夫婦生活を営む上で重要なことを、人生の先輩から教わることもあります。
『夫婦円満の秘訣は、奥様には絶対服従』
この言葉は今でも耳に残っています。

祝辞や乾杯の挨拶をオファーする方法として、
招待状を送るときに、その旨を一筆添えたり、別紙に記入して送付します。

オファーされた人は、結婚式の出欠用紙にその返事を書いたり、メールや実際会ったときに本人に伝えます。

ここでちょっと
これから祝辞を話す立場にある方に、会場スタッフからお願いがあります。

祝辞の挨拶は長くても5分程度にまとめていただきたいということです💦

たまに10分〜15分くらい話す方がいらっしゃいます。
正直に言うと5分を過ぎたあたりから、会場の空気がちょっとだけ変わります。

『早く終わってくれないかな。』

他の方の集中力が切れてくるんですよね。
100件以上披露宴を担当していると、その空気はなんとなくわかります。

お祝いの席でたくさん話したいことがあるのは十分承知しております。

ですが、他人の長話が好きな人間はいません。

祝辞や乾杯の挨拶は5分程度でお願いいたします。

話を戻したいと思います笑

とある披露宴。
私は会場キャプテンとして担当しておりました。

お客様をお迎えして新郎新婦入場👰‍♀️🤵‍♂️

司会者からの開演の挨拶そしてプロフィール紹介へと進みます。

(よしよし、時間通り。順調過ぎてちょっと怖いくらい。)

今回の披露宴の出席者は200名超え。
主賓席には新郎新婦様の職場の上司はもちろん、
議員の方も出席しているというとても大規模な披露宴です。
スタッフの我々にも緊張感が走ります。

司会から祝辞の方が紹介されたので、イス引きに向かいます。
『よろしくお願いします。』

『え?俺頼まれてないよ?』

『はい??』

一瞬頭の中が真っ白になって、慌ててインカムを入れます。

『この方ではないらしいんですけど💦』

『え?そんなはずない!その人だよ!その人!』

『いや、頼まれてないらしいんです💦』

『いや、その人で間違いないから!!』

(だめだ、話通じない😭)

披露宴会場に流れるシーンとした静寂。
え?なになにこの空気?
200人を超える視線が私に突き刺さります。

プランナーや司会者も
お前がなんとかしろ!的な視線

冷や汗が滝のように流れます。

(どーすればええんや😭)

そんなとき、、、。

『先生、なんか話してくれませんか?そーいうの得意でしょ🤣』

その人が声をかけたのは
隣の席の議員さん。

『あー、わかりました。なんとかしましょう笑』

『よろしいですか泣 助かります。』

(たすかったーーーーー!!!)

結局その方がアドリブとは思い素晴らしい祝辞をお話ししてくださり、なんとかことなきを得ました。

後で聞いた話、新郎新婦様が祝辞の依頼をしたつもりが、その用紙を送付していなかったとのこと。

思い込みって怖いですね😱

後でめちゃくちゃ謝罪をしに来られました😓

今となれば笑い話ですし、
いい思い出になっています😂

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