2024-2-21
私のような人種は一人で生きていくしかない人種なんだと思っています。色んなものに邪魔されて、それでも生きるために自分の中の大切なものを犠牲にして、強く生きるために自分に厳しくなっていって、そのうち人にも厳しくなっていって、矛盾と後悔に満ちた人生を送りながらも、まだ幸せになれるという願望を捨てきれていない。
優しさをなくして敵意と恐怖心を抱えて生きている私のような人種は人と接すること自体、不向きというか適正がないとはわかっているんです。
でも最近、私と同じような人種の人を見つけたんです。自分の過去の負の遺産と敵意を抱えたまま懸命に幸せになろうとしている人を見つけました。通ってきた道は違うものの、その途中で抱えた苦悩やそれについて出した結論に非常に共感を寄せれる人でした。もし君と傷の舐め合いが出来たのなら私は少しばかり溜飲を下げることができるでしょうね。
でもそれはきっと叶わない願いです。君も僕と同様の性質を抱えているかどうかは推し量れないけれど、私は君に対しても負の感情が生まれてしまうのでしょう。刃を向ける明確な理由があるわけではないんです。ただ人と関わり合うことに適していないのです。
心の奥底にとめどない憤りと不快感が常にこみ上げていて、そしてその怒りが世界全体に対してのように感じられて、なんとかそれを押し殺してポジティブに生きようとしてもふとした際にあふれ出して制御できなくなる。この感情さえなければ私はきっと君となんの引け目も警戒心もなく仲良くなれるのに。せっかく話の分かる人と出会えたのにな、もったいない