白杖、いやですか?

 視覚障害者の中に、白杖を持つのは嫌だと思っている方がいることを知りました。
私は白杖を紹介してもらったとき、世の中にこんな便利なものがあるのかと感動したのですが、考え方はさまざまだと思いました。

白杖に抵抗感を感じる方の話を聞いた感じでは、中には、自分が青眼者から障害者という新しい枠組みに突き落とされるよう
イメージを持っているのかなと思感じる方もいました。
そのほかにも、片手が塞がれてしまうので嫌だという考え方の方もいました。

私は夜に歩いていたとき、街路樹に気づかずに顔面衝突したことをきっかけに、あちこち相談して歩行訓練を受けることになりました。
白杖という言葉は知っていましたが、私の中では仙人のようにひげを足元まで伸ばしたおじいさんが持っている、蝋燭のように半透明な白いj型の杖のイメージがありました。
もちろん視覚障害者が使っているということは知識としてはありましたが、使い方などは知らなかtyたので、そうした仙人のようなイメージでした。

そこで視能訓練士の先生に持ち方、振り方、種類、同行者がいる場合の使い方などを教えていただきました。
それからは、外を歩けば周りの人が避けてくれるのでぶつかることもなくなりましたし、足元を気にせずサクサク歩けるようになりました。
周りの人が避けてくれるのが楽しいのか?と不安になって、人のいない建物の中を縦横無尽に歩き回って、やっぱり心配なく歩けることが楽しいんだ!と安心したことを覚えています。

手荷物になるのは確かで、リュックを下ろしたりするときにも邪魔になりますし、うっかり忘れることもあります。
それでも、歩くことにふあんがあったり、困っているのであれば、躊躇わず白杖をテニしてもらえるようになればいいなと思いました。

最近はスポーツ用品のメーカーであるミズノさんがめちゃめちゃかっこいい白杖を作ってくれましたので、お金がたまったら私も買ってみんなに自慢してまわりたいと思っています。
おしゃれでかっこいい白杖が増えてくれば、必要なのに心理的抵抗感で手にできない人の気持ちをやわらげられるのかなあ?とも思います。
もっと自由に、快適になれるよう、がんばっていきたいと思います🎵

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