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自然に踏み出す、体験する:自然環境リテラシー学・最終発表として伝えたいこと

※このnoteは、自然環境リテラシー学の最終発表会で行ったプレゼンの原稿になります。そのため、記述がところどころ話し言葉になっていますので、ご了承ください。

はじめに


皆さんは、自然というものに、興味があるでしょうか。
もっと言えば、自然の中で遊ぶことに、興味あるでしょうか。
今はインターネット社会ですから、「自然の素晴らしい景色」なんて打ったら、簡単に堪能することができますよね。インスタかなんかで、キャンプの動画とか、綺麗な星空の動画とか、色々見られると思います。しかし!しかしですよ、インターネットには重大な欠点があります。そのひとつは、私は実際に体験することができない事だと考えてます。
僕の発表では、自然環境リテラシー学での経験を通して、「自分で色々なことを体験してみること」の大切さを伝えたいと思ってます。そして、自然環境リテラシーに興味があるけど、なかなか踏み出せない人たちの背中を押すことができたらいいなーと思います。

私が行った講義は海回で、主にシーカヤックを漕いだり、テントやタープを建てる畳むを実践したり、配られるか持って来たかした食材をキャンプ用のミニストーブを使って料理したりしました。次のスライドから、具体的に紹介していきます。 

シーカヤック:新体験・新発見の旅

まずは、シーカヤックについて、お話します。画面右に見えますのが、僕が使っていたカヤックになります。1番大きい穴がコックピットで、そこに乗るのですが、その前にある小さなハッチが飲み物ペットボトルを入れるのに最適で、使いやすかったです。
この5回で、まず最初に漕いだのは、マリーナ河芸というレジャー施設の周辺の海岸で、その後の回で三重大の水産実験所を拠点として鳥羽湾を回ったり、ちょっと遠くまで行って五十鈴川の派川を通って伊勢市の海岸まで行ったりしました。

実際どのくらい漕いだんかと言うと、上の写真にある1番長い距離を漕いだときで16.75km。だいたい津駅から白子駅くらいの距離を一日で進んだことになります。カヤック初心者の僕にとってはかなり腕が辛かった回でしたが、カヤックのプロの方にもなるとこのくらい朝飯前で、平気で50キロとか漕ぐと言うんですから、驚きます。


シーカヤックをやってきて、僕が魅力に感じたことのひとつは、海からしか見れない景色だと感じました。上の写真は、縁結びとして有名な夫婦岩です。神社のルールのこともありますので、すぐ近くまで近づくことはできませんでしたが、海から見た夫婦岩はかなり新鮮な感じがしました。これはほんの一例で、鉄道だったり、名所だったり、どこか私達に馴染み深いものでも、別の視点から見てみると新しい体験のように感じられました。


次の写真は、第3回、先程見せた17キロ近く漕いだ時に撮ったものです。この日は台風の影響もあり、雨風が強く漕ぐのにもかなり苦労した回でした。それでも、目的地に着く直前、このような光のカーテンを見ることが出来、困難を乗り越えたんだという達成感を味わうことができました。

クッキング:日常から、少しだけ特別な体験


次に炊事についてお話します。
写真のように、基本的には鍋に用意された食材を入れて、調理するって感じです。個人的には鍋とは別に容器を持ってきてで食べた方が食べやすくて好きですが、荷物を圧迫するのが玉に瑕ですね。


上の写真はラストの海回で食べたちゃんこ鍋です。今日みたいな寒い季節になってくるとみなさんもお家で食べると思うんですが、そんな身近な料理でも、自分が食べやすいように野菜を切って、火を起こして、と言うような段階をふむと、普段とはまた違った感じになると感じました。


上の写真は、漁業回という漁業や炊きつけを体験した回があったんですけど、それで捕った魚をふんだんに使ったあら汁があって、「それをメスティンに入れて炊き込みご飯を作ったら美味いんじゃね?」と思って勝手に作ったやつです。メスティンの端の方を見てみるとわかると思うんですけど、何も調べずにやったのでやり方を間違えて、かなり焦げ付いてしまいました。ただ、味はものすごく美味しかったです。こんな感じに、用意されたものを使って色々考えて試してみるのも面白いんじゃないかと思いました。

色々な、ここだけの体験

ここではサラッとした紹介にはなりますが、さっきちょこっと言った漁業体験ででっかいトビエイがかかってたり、魚を捌いたり、キャンプファイヤーをしたりと、ここでしかできないようなユニークな体験を沢山させてもらいました。

失敗は、経験値になる体験

さて、ここからはリテラシー学全体で感じたことですが、失敗から大きく成長できるということを感じました。たとえば、僕は忘れ物をよくする人間なのですが、それを次しないように何をすればいいか考えたり、逆に忘れても代用できるようなものを探すというような工夫をしてみるなど、この5回で色々な対策を思いつくことができたと思います。他にもいろいろ苦い経験はありましたが、それを次に活かす、ということをかなり意識できた経験でした。失敗を通して、自分が成長できたと特に実感を持つことができるのが、自然で遊ぶことの魅力のひとつなんじゃないかと思います。

無限大の体験

最後に、この自然環境リテラシー学で、僕は色々な楽しみ方、挑戦をしてきました。誰と、どこで、何をするのか。続けていれば、その全部が正解になりうると思います。「自然の中で遊ぶことに興味はあるけど、どうしようかなぁ」と迷っているのでしたら、どんなことでもいいので、まずは始めてみてはいかがでしょうか。


これで僕の自然環境リテラシー学の投稿は以上になります。最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。


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