マドンナとの同居生活は大変です 11話
なんとか合流した3人。
賀喜:○○君どこ行ってたの?
○○:置いてかれたから適当に回ってたけど。
賀喜:さっきの人と?
○○:たまたま会って向こうも1人だったしせっかくならと思ってな。
賀喜:ふぅん?
美月:○○はあの人の事どう思ってるの?
○○:どう思ってるって別にバイト先の先輩としか思ってないよ。
美月:そっかそっか。
ならかっきー良かったじゃん?
賀喜:…はい///
なんの話だ?
○○:なに?何かあったの?
美月:○○にもいつか分かるよ笑
○○:そうですかい…
美月:で、この後どうする?どこか行きたいとこある?
○○:出来ればさっさと帰りたい。
美月:えぇ…そんなの面白くないじゃん。
○○:休みの日は家でゆっくりしたいんだよ。
賀喜:でも私も買いたい物は美月さんに買って貰えたので満足です!
美月:そう?ならかっきーがいいならそろそろ帰ろっか?
賀喜:はい!
なんでこいつが良かったらなんだよ…
そして3人は車へ戻る。
○○:ってかずいぶんと荷物あるけどそんな買い物したの?
美月:女の子のお買い物なんてこんなもんよ。
ね?かっきー?
賀喜:はい!
○○君は居なかったから分かんないだろうけどね。
○○:勝手に置いてったくせによく言うぜ。
美月:なに?一緒に見て回りたかった?
○○:別に?ただ置いてかれるなら着いていく必要無かったよなと思っただけ。
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
そしてそんなこんなで色々あったお出かけも無事終わり
賀喜:美月さん今日は色々ありがとうございました!
美月:全然!私も楽しかったしまたお出かけしようね!
賀喜:はい!
美月:○○もまたねぇ〜
○○:ん。気をつけて。
美月:いやん…○○が優しい…
これはもうけっ…
○○:そんじゃ
○○は美月が話終える前に家の中へ入っていく。
賀喜:ったく…美月さんが話してる最中なのに…
美月:まっ仕方ないや笑
それじゃかっきーまたね!
賀喜:はい!
そして美月は颯爽と車を走らせていき
賀喜:私もお家入ろっと。
家の中へ入っていく賀喜。
しかしこの時はまだ
??:…まずはどいつから潰してやるかな。
今後訪れる悲劇を知る由はなかった。
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
数日経ったある日。
担任:お前ら出席取るぞ〜
いつも通り教室へ担任が入ってきホームルームが始まる。
担任:今日の休みは居ないな。
それと来週からテスト始まるからちゃんと勉強しとけよ。
"テスト"
という話題が出ると
"テストなんて無くなっちまえばいいのに…"
"マジでめんどい…"
などなど声が上がっていた。
賀喜:テストかぁ。
田村:嫌だぁ…テストなんて受けたくないよぉ…
賀喜:でも受けないと夏休み補習入っちゃうよ?
田村:それも嫌だぁ…
賀喜:とにかく頑張んないとね。
田村:かっきーは余裕があっていいなぁ…
賀喜:別に私も余裕は無いよ?
田村:ならお勉強教えてよ?
賀喜:いいけどちゃんとやる?
田村:かっきーが居るならちゃんとやる!
賀喜:ならいいけど。
どこでやる?
田村:私のお家は?
賀喜:まゆたんのお家だとサボるでしょ。
田村:まっ…まっさかぁ…
賀喜:はぁ…なら今日の放課後から図書室で勉強ね。
田村:図書室で?
賀喜:あそこなら静かだし集中出来るでしょ?
田村:まぁ…確かに…
そう話す2人と
自分の世界に入ったかのように机に伏せ全く動く気配の無い○○。
賀喜:(○○君は大丈夫なのかな?)
そんな心配を他所に時間は過ぎていく。
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
時刻は放課後。
○○:ふわぁ…寝みぃ…
ようやく机から顔を上げる○○。
そして
賀喜:よしっ。まゆたん行くよ。
田村:ねぇねぇ…?やっぱり明日から…
賀喜:ん?
田村:…ごめんなさい。
賀喜:今頑張れば後で楽できるんだよ?
田村:そうだけどさぁ…
賀喜:ならちゃんと頑張って赤点無かったら好きな事なんでも聞いてあげるよ?
田村:ほんとに!?
賀喜:もちろん。
田村:なら頑張る!
賀喜:よしっ!それじゃいこ!
と図書室へ向かう2人。
○○:あいつどっか行くのか?
まぁそっちの方がいいか。
賀喜の方を見ながら小さく呟く○○。
○○:…帰るか。
そして適当に荷物をまとめ帰路へつく○○。
すると道中にある小さな公園。
その公園のブランコに座るセーラー服姿の1人の少女。
??:はぁ…どうしよっかな…
どこか思い詰めた表情の少女。
そんな少女を見つける話しかけに近づく。
○○:こんなとこでなにやってるの?
"さくらちゃん"。
To Be Continued