委員長に恋は難しい 8話
あれからしばらく経ち
白石:今日も賀喜君はおやすみか。
"あいつは居なくていいですよ。"
"しかも梅澤さんに危険な目に合わせたらしいしな。"
"ほんとありえねぇわ。もし怪我すればどう責任取るつもりだったんだよ。"
○○はあれ以来学校に来る事も無く
山下:かっきーもどこ行ったか分かんないらしいしどうしちゃったんだろ?
家にも帰らずどこかへ消えていた。
そしてクラス内に流れる梅澤が男達に襲われかけた噂。
梅澤:(本当は賀喜君が守ってくれたのに…)
しかし誰もその事は知らない。
白石:それじゃ皆ちゃんと授業受けるようにね〜。
そういい白石先生は教室を出ていく。
山下:梅〜。
梅澤:なに?
山下:まだ時間あるしかっきーのとこ行こ?
梅澤:うん。いいよ。
と2人も教室を出て遥香の元へ向かう。
山下:失礼しま〜す!
遥香:あっ!美月さん!どうされたんですか?
山下:ちょっと○○の事で聞きたいんだけどいい?
遥香:お兄ちゃんの事ですか?
大丈夫ですけど最近お家にも帰ってきてないので話せることあるかわかんないですけど。
梅澤:どこか行きそうなところ無いの?
遥香:ん〜…前なら喧嘩してる場所を探せば居ることもありましたけど最近はわかんないです。
それにどうして急に帰ってこなくなったのかもわかんないですし。
梅澤:そっか…
遥香:そういえば梅澤さんとお兄ちゃんの噂出てましたけどほんとなんですか?
梅澤:襲われたのはほんとだよ。
けど守ってくれたのが賀喜君なのも本当。
山下:ちなみに襲ってきたのってヤンキーっぽい人達?
梅澤:うん。
賀喜君にお世話になったからみたいなこと言ってたから…
遥香:あぁ、なら昔お兄ちゃんに負けた人達かも。
山下:それで○○が責任感じちゃったのかな。
遥香:あの見た目でビックリするぐらい繊細だからね。
山下:梅がそんなに責任感じる必要は無いしいつでも○○が戻ってきてもいいように待ってよ?
梅澤:うん…
山下:それじゃ授業始まるし戻ろっか。
梅澤:そうだね…
2人は自分達の教室へ戻っていく。
遥香:仕方ない。"史緒里ちゃん達"に探してもらおっと。
遥香はスマホを開きとある人物へ連絡を送る。
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
〜〜
時刻は12時過ぎ。
○○:くそっ…梅澤が狙われるならもっと本気で潰しとくべきだったな。
街中を1人歩く○○。
あの時の後悔を抱えながら。
すると
??:やっと見つけた!
??:かっきー心配してたよ!
??:大事な家族心配させるとは悪いお兄ちゃんやなぁ?
突然○○の前に現れる"3人"の女性。
○○:"史緒里達"かよ…
この人達は【久保史緒里】。
【田村真佑】
【早川聖来】
○○達の親戚で、唯一○○がグレてからも関わる数少ない人達。
久保:お姉ちゃんの事呼び捨てにするなんて酷いなぁ?
○○:何しに来たんだよ。
田村:かっきーが最近帰ってこないからって心配してたから探しに来たの!
○○:余計なこと言いやがって…
早川:しかも学校も行かんで何してんねん?
○○:なんでもいいだろ。そのうち帰るしほっとけ。
そういい背を向け帰ろうとするが
久保:このままノコノコ帰すわけ無いじゃん。
○○:じゃあなんだよ。今から学校行けって?
早川:まぁ無理に行く必要は無いと思うで?
けどお友達とかかっきーに迷惑はかけたらあかんやん。
○○:…俺のせいでその友達が危ない目にあったんだよ。
ならもう関わらない方が…
田村:だから?
○○:はっ?
田村:どんだけ○○がそう思っても向こうはそんな事思ってないかもよ?
○○:だから今言ったろ。危ない目にあったって。
久保:でも無事だったんでしょ?
○○:そりゃ当たり前だろ。
久保:じゃあこれからまた狙われることがあればどうするの?
もしかしたら次は命落とすかもよ?
○○:…
早川:ならちゃんと守ってやらなあかんやん。
それが少しでもその子を守るためになるんやで?
○○:んな事言われても…
早川:少しでも関わったなら最後まで責任持ちや!
困ればいつでもうちらだって助けたるから!
○○:…わかったよ。
久保:と、なるとまずは学校行こ〜!
○○:明日からな。
田村:えぇ、今から行こうよ?
○○:そもそも史緒里達は来たとこで入れねぇからな。
久保:だから呼び捨てはダメ!ちゃんとお姉ちゃんって付けないと!
○○:断る。
早川:まぁまぁ。○○が少しでも前向いてくれるならそれが1番や!
To Be Continued
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