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マドンナとの同居生活は大変です 25話

久保:私…○○君が好き…




打ち上がる花火の中、確かに聞こえる史緒里の告白。



久保:初めてカフェでおすすめを聞いた時から気になってて…それから通う内にもっと○○君の事を知りたいって思うようになってたの…



○○:史緒里さん…



久保:でもそれだけじゃなかった…○○君を誰にも取られたくない…少しでもいいから誰よりもそばに居たいって思いが強くなっていったの…だから…付き合ってくれませんか…?




○○:…史緒里さんは俺なんかでいいんですか?



久保:○○君じゃなきゃダメなの…



○○:…分かりました。俺が史緒里さんのそばに居ます。付き合いましょう。



久保:○○君…ありがとう…



2人を祝福するかのように打ち上がる花火の中、

史緒里は目をうるわせながら○○に抱きつく。



久保:もし断られちゃったらどうしよって思ってたよ…



○○:多分史緒里さんほど綺麗な人から告白されて断るやつなんて居ないですよ。



久保:ふふっ…でももう○○君が居るから…



○○:はい。誰にも渡しません。



そう返し○○も優しく抱きしめ返す。



それからしばらくし



久保:終わっちゃったね。



○○:ですね。



久保:少し早いけどもう帰ろっか?



○○:あっ俺ちょっと買い物してきていいですか?



久保:私も着いて行ってもいい?



○○:もちろんですよ。行きましょ。



と○○は右手を差し出す。



久保:えっ?



○○:こんだけ人が多いとはぐれたら探すのが大変ですから。
それに俺が史緒里さんと手繋ぎたいんです。



久保:○○君…



史緒里は頬を赤く染めながらも差し出された右手を握る。



久保:○○君の手…おっきいね。



○○:そうですか?



久保:うん。頼りになって優しいよ。



○○:史緒里さんも綺麗な手してますよ。



久保:絶対話しちゃダメだからね…?



○○:当たり前ですよ。



○○も優しい表情で強く握り返す。



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それからいくつか商品を買い、祭り会場から離れた○○達。



○○:祭りもいいですけどやっぱこう落ち着いた雰囲気の方がいいですね。



久保:だね。それにこんな事も出来るしね…



○○:ん?



史緒里が立ち止まり、○○が後ろを振り向いた瞬間



久保:…



唇に当たる柔らかい感触。



久保:へへっ…今のが初めてだよ…?




○○:史緒里さん…



久保:…なんか恥ずかしくなってきちゃった…早く帰ろ…?



○○:はっ…はい…



やべぇ…めっちゃ可愛く感じる…史緒里さんってこういう人だったんだな…



お揃いのように2人の顔は真っ赤に染め上がっていた。



それからしばらくし史緒里の家まで帰ってくる。



久保:今日はありがとね…?絶対に忘れられない1日だったよ。



○○:俺もです。



久保:…○○君。



○○:はい?



久保:次の土曜日さ、一緒にデート…しよ…?




○○:デートですか?もちろんいいですよ。
どこにしますか?



久保:○○君と沢山行きたい場所あるからまた決まったら連絡するね?



○○:わかりました。楽しみにしてますね。



久保:うん。今日は本当にありがとね。
帰り気をつけてね?



○○:ありがとうございます。
それじゃまた。



○○は最後まで優しい表情で手を振りながら帰っていく。



久保:…本当に○○君の彼女になれたんだ…早くデートの計画立てなきゃ…



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○○:ただいま。



賀喜:おかえり〜。夏祭りどうだった?



○○:人混み多すぎてキモかった。
けどたのしかったよ。



賀喜:ふぅん?ってその手に持ってるのは?



○○:お前がおすすめ買って来いって行ったんだろ。



賀喜:あっ、ほんとに買ってきてくれたんだ?



○○:要らねぇなら俺が食うけど。



賀喜:ダメダメ!



○○:…お前は相変わらずだな。



賀喜:ん?何か言った?



○○:なんでもない。



賀喜:それよりさ、史緒里ちゃんとどんなお話したの?



こいつには話しとくべきかもな。



○○:史緒里さんと付き合うことになった。



賀喜:へぇ…ってえぇぇぇぇぇ!?本気で言ってる!?



○○:うるせぇよ…鼓膜破れんだろ…



賀喜:なんでそんな大事な事サラッと言っちゃってんのよ!?



○○:いいだろ別に。



賀喜:じゃあこれからはあんま前みたいにできないのかぁ…



○○:同じ家に住んでる以上変わんねぇだろ。
あと土曜日デートしてくるから。昼ご飯はなんか作って冷蔵庫入れとくから適当に食って。



賀喜:うん…



○○:急に静かになるな。



賀喜:そんな事無いよ。



○○:んじゃ俺部屋居るから何かあれば呼びに来て。



賀喜:うん…



○○はそういい自室へ戻っていく。



賀喜:(いつまで○○君と居られるのかな…)




賀喜の寂しそうで、辛そうな表情を見ることなく。



To Be Continued