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クラスのマドンナ達に狙われてるみたいです 43話

遥香:美月さんお兄ちゃんは大丈夫でしたか…?



山下:ご飯もちゃんと食べて薬も飲んだから多分大丈夫だと思うよ。



遥香:良かったぁ…



さくら:お兄が体調崩すことってあんまりないから心配だったんですよね…



山下:ほんと2人は賀喜くんの事好きなんだね。



遥香:もちろんですよ…



山下:そんな2人が居て賀喜くんは幸せ者だね。



さくら:私達こそお兄が居て幸せ者ですよ。



部屋の外から聞こえてくる遥香達の会話。



山下:私賀喜くんの様子見てくるから2人は着替えてきて。



遥香:はい…お願いします…



と遥香達は部屋へ入り、山下も○○の部屋をノックし入っていく。



○○:ん…んん…



山下:賀喜くん具合はどう?



○○:だいぶ良くなったよ。ありがとね。



山下:なら良かった。2人も心配してるからちょっと話してきな?



○○:うん。



と○○がベットを降りた時



○○:うおっ…バランスを崩し山下を押し倒す格好になり顔の距離は数センチ。



○○:ごっ…ごめん…!



山下:うっ…ううん…///(やばっ…近いよ…///)




みるみるうちに真っ赤に顔を染める2人。



○○:あっ…頭とか打ってない…?



山下:大丈夫…だけど…ちょっと恥ずかしい…かも…



○○:あっ…ごめん…!



○○は急いで起き上がり山下に手を貸す。



やばい…山下さんってこんな可愛かったっけ…



山下:ありがと…



○○:おっ…俺遥香達と話してくる…



山下:うん…



○○はそう告げ部屋を出ると同時に



遥香:あっ…お兄ちゃん体調大丈夫…?



遥香達も部屋を出てくる。



○○:あっ…あぁ…大丈夫…山下さんのおかげでもうピンピンだよ…



遥香:良かった…



○○:心配かけてごめんな?



遥香:ううん…無事ならそれが1番だから…



山下:それじゃ私はそろそろ帰るね…



○○:なら送ってくよ。



山下:まだ病みがりなんだしいいよ…



○○:けど色々してもらったんだし少しお礼させてよ?それに外の空気も吸いたいし。



山下:…ならお願いしよっかな。



○○:んじゃ送って来るから2人は待ってて。



さくら:うん。



遥香:美月さんありがとうございました!



山下:2人ともまた明日ね?



と○○達は家を出ていく。



○○:ほんと今日1日ありがとね?



山下:ううん…けどこれからは限界が来る前に休まなきゃだよ?



○○:分かってる。あんま迷惑かけるの申し訳ないし。



そして少しの沈黙が2人の間に流れ



○○:あっ…あのさ…



山下:ん?



○○:俺が悪夢見て起きた時に抱きしめてくれたじゃん…?



山下:あっ…うん。



○○:あれさ…嬉しかったし安心したんだ…



山下:安心?



○○:すごい怖くて…山下さんが2人が心配してくれてるって言ってくれても信じきれない自分が居て…でも山下さんの温もりを感じたら本当なんだなって思って…



山下:…そっか。



○○:それでその後一緒に居てくれるって聞いてさ…思ったんだ…



山下:…えっ?



○○:俺…山下さんの事が…



そこまで言った時に



"プルプル"



数時間前のようにタイミング悪くなってしまうスマホ。



山下:あっごめん、お母さんだ。



○○:いいよ…出てきて。



と山下は少し離れた場所で電話に出る。



山下:もしもし?うん。うん、今から帰るとこだよ。あぁ…色々あってお休みしたよ。連絡遅くなっちゃってごめん。
うん…分かってる。それじゃまた後でね。



そして山下はスマホをしまい戻ってくる。



山下:話の途中でごめん。で、なんだっけ?



○○:いや…なんでもないよ。



山下:そう?



それから少しし山下の家に着く。



山下:体調悪いのにごめんね?



○○:こっちこそ今日はありがと。
多分明日は行けると思うから。



山下:うん。待ってるね。




山下は優しい笑みでそろそろ告げ



山下:帰り気をつけてね?



○○:ありがと。また明日。



家の中へ入っていく。



…俺なんでさっき"告白"しようとしたんだろ…



○○の中に芽生える1つの感情。



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



それから○○も家に戻ってくる。



○○:ただいま。



遥香:お兄ちゃんおかえり。



○○:…何してんの?



さくら:今日は私達がご飯作ろっかなって?



そう言いキッチンでいくつかの食材と調味料を取り出していた2人。



○○:いいよ、俺が…



遥香:お兄ちゃんはまだ無理しちゃダメだよ。



さくら:それに私達だって料理出来るから安心して待っててよ?



○○:そっか…じゃあお願いしよっかな。



遥香:うん!とびっきり美味しいの作るから楽しみにしてて!



そして○○はソファにゆっくり腰掛け



…人を好きになる…ってどういう事なんだろうな…



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



数十分後。



遥香:お兄ちゃん出来たよ!



○○:おっありがと。



と遥香が晩ご飯を運んでくる。



さくら:多分味は大丈夫だと思うんだけど…



○○:2人が作ってくれたんだしどんなもんでも美味しくなるよ。



そういい○○は箸をつける。



遥香:どう…?



○○:うん。美味いよ。



遥香:良かったぁ…



○○:遥香達も食べてみなよ?



さくら:うん。



と3人で食卓を囲む。



遥香:お兄ちゃん?



○○:ん?



遥香:何か考えごとしてた?



○○:いや、別に?



遥香:ほんとに?



○○:うん。ってか急になんで?



遥香:何か考え事してるのかなと思って



○○:ただボーッとしてただけだからなんでも無いよ。



遥香:ふぅん?



○○:そういや遥香達は文化祭何やんの?



遥香:私達は駄菓子屋やるよ。



○○:おぉ、いいじゃん。
でもどういう経緯で駄菓子屋になったの?



さくら:珍しいものの方がいいよねって話してて駄菓子屋になったんだよ。



遥香:お兄ちゃんは?



○○:俺んとこはメイド喫茶だよ。



遥香:なら美月さん達がメイド服になるの!?



○○:じゃない?



遥香:なら絶対写真に収めないと…



さくら:お兄はどうするの?



○○:男子は執事やるらしいよ。



さくら:お兄スタイルいいしああいうの似合いそうだよね。



○○:こんな陰キャじゃなければ誰でも似合うと思うよ。



遥香:本番はみんなで写真撮ろうよ?



さくら:いいね。



それから時間も進み23時。



○○:んじゃ2人ともお休み。



遥香:うん。お休み。



○○達はそれぞれ眠りへついた。



To Be Continued

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