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委員長に恋は難しい 5話

梅澤:今度2人でお出かけしよ?




○○:はっ?何言ってんの?



梅澤:だって今賀喜君がもっと自分を出した方がいいって言ったんじゃん。



○○:その前に俺に関わるなとも言ったけど。



梅澤:いいの。私が賀喜君と仲良くしたいから。



梅澤は○○の目を見つめ力強く話す。



遥香:お兄ちゃん良かったじゃん!



○○:何も良くねぇよ。
もし色々バレてみろ。馬鹿どもがうるせぇんだよ。



梅澤:その時は私が何とかするから。



○○:何とかってどうすんだよ?



梅澤:それは…



遥香:何かあればその時考えればいいんだよ!
だからお兄ちゃんは美波さんとお出かけすること!いいね?



○○:遥香が勝手に決めんなって。



遥香:けどお兄ちゃんと仲良くしようとしてくれる人なんて滅多に居ないでしょ?



○○:仲良くする必要がねぇだけだよ。



遥香:そんな事言わないでちゃんと楽しんで来なきゃダメだよ?



○○:だから…



遥香:もし行かなかったら"史緒里ちゃん達"に言うからね!



○○:…ちっ…めんどくせぇな。



遥香:って事なので美波さん!お兄ちゃんはちゃんと行くので安心してください!



梅澤:なら今週末にしよ?
時間とかはまた決まり次第教えるね?



○○:わかったよ。
遥香帰るぞ。



遥香:うん!
美波さんも今日はありがとうございました!また明日!



梅澤:うん。気をつけてね。



そして梅澤は2人を見送る。



梅澤:ってかさっきかっきーの言ってた人誰なんだろ?



謎の人物を不思議がっていると



梅弟:あれ?お兄ちゃん達もう帰っちゃったの?



梅澤:明日も学校があるからね。



梅弟:もう少し一緒にゲームしたかったのになぁ…



梅澤:あんたも明日早いんだから髪乾かして寝なさい。



梅弟:はぁい。



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



〜〜



それから日も進み数日経った週末。



遥香:お兄ちゃん準備してる〜?



○○:朝から騒がしい。



部屋の外から呼びかける遥香に対し頭をかきながらドアを開ける○○。



遥香:せっかくならもう少しオシャレな服着ればいいのに。



○○:どうせすぐ汚れるんだしいらん。



○○は白のTシャツに黒のパンツと至ってシンプルな服装。



遥香:まぁよくいるパツパツのズボン履いてるダサい人達の真似するよりはいっか。
それより時間は大丈夫?



○○:まだ余裕だろ。それに多少遅れても…



遥香:お兄ちゃん!こういう時は絶対遅れちゃダメだよ!
なんなら先に行って美波さん待たなきゃ!



○○:めんどくさ…



遥香:ほら!早くスマホと財布持って!



○○:ってかなんでそんな遥香テンション上がってんの?



遥香:だってお兄ちゃんの初デートだよ!



○○:デートじゃないだろ。
あくまで出かけるだけで。



遥香:細かい事はいいから!
ちゃんと美波さんと一緒に楽しんできてね!



遥香はそういい満面の笑みを○○へ向ける。



○○:はいはい。



そしてスマホと財布をポケットにしまい家を出ていく。



○○:ほんとめんどくせぇな。
なんで休みの日にわざわざ出かけねぇといけねんだよ。



けだるそうにしながら最寄り駅へ向かう。



その頃



梅弟:あれ?お姉ちゃん今日お出かけするの?



梅澤:うん。遅くなる前に帰ってくるからお留守番お願いね?
お昼ご飯も冷蔵庫に入れてるし、お菓子もあるけど食べすぎちゃダメだよ?



梅弟:はぁい!



梅澤:それじゃ行ってくるね。



梅弟:行ってらっしゃい!



梅澤も弟に見送られ最寄り駅へ向かう。



梅澤:今日の服装大丈夫だよね…?
この前山と選んだ服だから大丈夫だと思うけど…




スマホのカメラを開き自身の格好を確認する。



梅澤:やっぱり先に賀喜君の好きな服装聞いとくべきだったかも…



それからしばらくし



○○:なんだ。まだ来てねぇじゃん。



駅に着くが梅澤の姿は無く



○○:だからまだ出るの早かったんだよ。



そんな事を呟きながらベンチに腰掛ける。



すると



梅澤:あれ?賀喜君もう来てたの?



○○:おう。来たか。



梅澤:もしかして待たせちゃった?



○○:30秒な。



梅澤:ごめん…



○○:気にすんな。
それよりどこ行くんだよ?



梅澤:無難にショッピングモールとかどうかなと思ったんだけどいい?



○○:別にどこでもいい。



梅澤:そっか。
それじゃ行こ?



と2人は切符を買い改札を通り、既に到着した電車へ乗り込んでいく。



To Be Continued

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