美人三姉妹とシェアハウス始めます 2話
??:お邪魔しま〜す!
??:結構玄関広いんだねぇ。
??:2人とも失礼のないようにしなきゃダメだよ。
○○達の後に着いて家の中へ入ってくる女性達。
○○:飲み物用意するんでそこ座っててください。
??:それじゃお言葉に甘えて!
遥香:お兄ちゃん手伝うよ。
○○:あぁ遥香悪いな。
遥香:ううん。
そして透明のグラスにお茶を注ぎ3人の前に運び
遥香:どうぞ。
??:ありがと〜!
○○:よいしょっと。
○○達も向かい合うように座る。
○○:で、"シェアハウス"の話なんですけどいつ聞きました?
??:あれって確か…確か3ヶ月ぐらい前じゃないっけ?
遥香:3ヶ月前って事は…
○○:父さんと母さんが"死んだ"ぐらいの時だな。
??:ん?ご両親は居ないの?
○○:皆さんがシェアハウスの募集を見たぐらいの時に病気で亡くなりました。
??:あっ…そうなんだ…
遥香:でもシェアハウスの募集ってどこで見たんですか?
??:たまたまネットで物件探してた時に出てきたんだよね。
それで少しやり取りしてたんだけど途中で連絡取れなくなって今日来たの。
○○:あっそうだったんですね。
遥香:でもどうして事前に言ってくれなかったんだろ。
○○:さぁな。もう今はいくら考えたってわかんないからな。
??:あっそれと私達の紹介しておきますね。
○○:あっすいません。お願いします。
??:私が"長女"の【梅澤美波】です。
今大学1年生で隣が…
??:"次女"の【史緒里】です!
高校2年生です!
美波:それと最後に…
??:"末っ子"の【さくら】です!
今年から高校生です!
○○:もしかして三姉妹ですか?
美波:実はそうなんです。
それじゃ次は2人の名前聞いてもいいですか?
○○:俺が兄の賀喜○○で、隣が妹の遥香です。
遥香:改めてよろしくお願いします。
美波:なら○○君と遥香ちゃんだね。
私達の事は好きなように呼んでね?
○○:分かりました。
遥香:あっ、なら1つ聞いてもいいですか?
美波:ん?なに?
遥香:どうして美波さん達はシェアハウスできる場所を探してたんですか?
美波:…実は私達親と縁を切ったんです。
遥香:えっ?
美波:お父さんは酒癖も悪くて、すぐ暴力を振るったりして、お母さんは数年前に耐えきれなくて家を出て行っちゃったんです。
それでさくらも高校生だし、これ以上お父さんとは一緒に居られなくて物件を探してた時にここを見つけたんです。
遥香:そうだったんですね…
美波:けどお父さんにはこの場所を知られてないから2人には迷惑かけないから安心してね。
○○:別にそれは全然いいんですけど…大丈夫ですか?
美波:なにが?
○○:いや…男の俺が居るから大丈夫かなと思って…
と○○が心配する中
史緒里:大丈夫だよ!
さくら:優しそうな目してるから安心出来るよ!
美波:だって。
○○:それならいいんですけど…
美波:それじゃお家の事色々教えて貰っていい?
○○:あぁはい。
○○達は椅子から立ち上がるとリビングを出て階段を上がり2階へ向かう。
○○:まず階段を上がってすぐの部屋が俺で隣が遥香の部屋になってます。
なんで奥の空いてる3部屋を好きに使ってください。
美波:なるほどね。
ならどうする?
史緒里:私1番奥のお部屋使っていい?
美波:うん。いいよ。
さくはどっちにする?
さくら:なら史緒里ちゃんの隣にしよ!
美波:なら私が遥香ちゃんの隣のお部屋だね。
○○:それじゃとりあえず2階はこれぐらいなんで下降りましょうか。
と階段を降りていく。
○○:それと向こうのドア開ければ風呂になってます。
遥香:ちなみに洗濯物はどうしますか?
今まではお兄ちゃんと一緒に洗ってたけど、どうしますか?
○○:流石にそれは分けた方がいいかもな。
美波:そうだね。
○○:ならとりあえずはこんなもんですかね。
美波:なるほどね。
2人ともありがと。
○○:いえ。
そしてリビングへ戻っていく○○達。
○○:何か聞きたいこととかありますか?
史緒里:そういえばさ?○○君達って今何年生?
○○:俺が高校2年で、遥香が1年です。
史緒里:って事は○○君が私と同い年で、遥香がさくと同い年ってことか!
○○:一応そういうことになりますね。
史緒里:ちなみにどこの高校?
○○:乃木高です。
史緒里:えっ!高校も一緒じゃん!
何組?
○○:1組です。
史緒里:クラスまで一緒だ!
○○:あれ?でも今日居ましたっけ?
史緒里:今日は引越しの準備で私もさくも行けなかったんだよね。
だから先生にクラスだけ聞いてたの!
○○:あぁ。そういうことか。
さくら:なら一緒に学校にも行けるじゃん!
○○:時間さえ合えばいけるかもね。
さくら:やった!これから楽しみだなぁ!
美波:それじゃご飯の準備するから2人はゆっくりしてな?
史緒里:荷解きとかもあるしお部屋行こっか。
さくら:行こ〜
遥香:なら私も着いていっていい?
史緒里:もちろんいいよ!
そして3人はリビングを出て2階へ上がり
美波:○○君はお部屋戻らないの?
○○:はい。
俺も晩ご飯作るの手伝いますよ。
美波:いいよいいよ。
○○君も学校で疲れてるだろうし。
○○:それ言ったら美波さんもじゃないですか。
それに俺体力だけは自信あるんで。
美波:そっか。
なら手伝ってもらおっかな。
○○:はい。
そして2人は並び冷蔵庫から食材を取り出し準備を始める。
To Be Continued
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?