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クラスのマドンナ達に狙われてるみたいです 6話

飛鳥:皆着いたから寝てる子起こして〜。


しばらく時間も経ちバスは無事目的地に到着する。

久保:賀喜くん着いたって。


○○:んん…もう…?


そしてバスを降りていく生徒達。


飛鳥:荷物は宿泊施設に送っておくから、とりあえず頂上着いたとこからバーベキュー始めていいからね。


山下:よぉし!頑張るぞ〜!


○○:ふわぁ…寝みぃ…


梅澤:とりあえずまずは2人と合流しないとね。


久保:それなら多分大丈夫だよ。


梅澤:えっ?


そこに


遥香:お兄ちゃん結構寝てた?



○○:ん…?って遥香達か。


2人がやってくる。


さくら:寝ぼけたお兄久しぶりに見たかも。


○○:そうか?ってそれより早く登ろうぜ。


遥香:そうだね。


と○○達は最低限の荷物を持ち登り始める。


遥香:美月さん一緒に行きませんか?


山下:うん!もちろんいいよ!


遥香:やったぁ!


と山下の隣に並ぶ遥香。


山下:かっきーは山登りとかするの?


遥香:小学校の頃はよく外で遊んだりしてたけど山登りはした事無いです!


山下:へぇ。ならどんな遊びしてたの?


遥香:お友達と鬼ごっことか、バスケとかしてました!


山下:おっ!なら結構活発な子だったんだ?


遥香:はい!けど中学校に上がってからは落ち着きましたけどね笑


山下:まぁ小学校が1番楽しいまであるもんね笑


遥香:けど私は今が1番です!


山下:それはどうして?


遥香:だって美月さんと仲良くなれましたから!



遥香は屈指のない笑顔を浮かべる。


山下:このこのぉ!嬉しいこと言ってくれちゃってぇ…///


と話しながら少し先を歩いていく2人。


○○:やっぱあの2人相性良さそうだな。


さくら:だよね。


久保:やっぱりお兄ちゃんとしては嫉妬したりするの?


○○:それは無いよ。相手が男子なら話は変わるけど。


さくら:お兄ってそういうとこ変わんないよね。


○○:だっていつか2人が結婚する相手が女たらしとかじゃ認められないし。


久保:結婚はまだ気が早い気もするけど?


さくら:そうだよ。逆に私達だってお兄と結婚する人が浮気性とかだと嫌だよ。


梅澤:けど賀喜くんはそういう人には引っかからなさそうだよね。


○○:まぁ…っていうか純粋に出会いなんて全く無かったからね。


さくら:こんな綺麗な人達が居るのに?


○○:去年はほとんど関わり無かったし。


さくら:そういえばお兄ってどうやって梅澤さん達と仲良くなったの?


○○:どうやって…それはまぁ…


久保:たまたま私と委員会が一緒になってそこから梅と山も仲良くなってったんだよ。


さくら:あっそうだったんだ。
けどお兄が仲良くなれるきっかけが見つかって良かった。


久保:思ったけどさくもお兄ちゃん思いだよね。


さくら:だってお兄にはいつも助けられてますから。


久保:似たような事賀喜くんも言ってたよね?


梅澤:まぁ仲悪いより全然いいんじゃない?


久保:まっそれもそうだね。


と話しながら順調に登っていく4人。


〜〜


〜〜


〜〜


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〜〜


ちょうど中間に差し掛かった頃。


さくら:はぁはぁ…


梅澤:流石にきつくなってきたね…


最初に比べ会話も減り全員の額から流れでる汗。


○○:この先に休憩スポットがあるらしいから少し休憩しよっか。


久保:そうだね…


と休憩スポットを目指していると


山下:あっ4人も来た…


遥香:何とか合流出来て良かったぁ…


先に登っていた2人を見つける。


○○:2人ともこんなとこ居たんだ。


遥香:思ったより疲れちゃってね…


○○:休憩は?


遥香:まだだよ…


○○:ならもう少ししたら休憩出来る場所があるからそこまで頑張ろっか。


遥香:うん…


と再び足を動かす遥香達。


山下:にしても登り始めてどれぐらい経つんだろ…


○○:今30分過ぎぐらいだよ。


山下:まだそれぐらいしか経ってないんだ…


遥香:ってなんでお兄ちゃん時間わかるの?


○○:班長だけ腕時計渡されてるから。


遥香:あっ…そういう事か…


すると


○○:よしっ。着いた。


無事中間の休憩スポットにたどり着く。


さくら:あぁ…疲れたぁ…


久保:流石に足にくるなぁ…


○○:中間って言ってるけど実際はもう少しで頂上だしあと少し頑張ろっか。


山下:なんか賀喜くん余裕そうじゃん?


○○:まぁ無駄に体力だけはあるから。


山下:流石男の子だ…


○○:さくらは大丈夫か?


さくら:まだ何とか…


○○:この後は俺が全員の荷物持つからあと少し頑張ろ。


梅澤:えっいいよいいよ。それは流石に申し訳無いし…


久保:そうだよ…流石に賀喜くんも疲れてるはずなのに…


○○:俺はまだ余裕あるから。
それに今無理してこの後楽しめなかったら嫌でしょ?


山下:まぁ…それはそうだけど…


○○:それにもう頂上も近いし大丈夫だよ。


遥香:じゃあお兄ちゃんお願いしてもいい…?


○○:もちろん任せとけ。


と○○は5人と自分の計6人分の荷物を持ち


○○:それじゃそろそろ出発するけどいける?


さくら:うん…大丈夫だよ。


久保:荷物持ってくれるんなら私達も頑張んないとね。


梅澤:その代わりキツかったらすぐ言ってね?


○○:おう。任せといて。


そして○○達は休憩を終え再び山頂に向け歩き始めた。


To Be Continued