今日投稿すれば140日連続!偉業!とのこと

 異形とは恐れ入る。間違えた、偉業だった。
 偉業でも何でもない話。本物と見分けのつかない偽札を作り逮捕された男がパトカーから降ろされ警察署内へ連行される際に、見物していた野次馬が「いよっ、名人!」と声を掛けた。すると仏頂面だった犯人が満更でもない顔になって署内へ消えていったのを、ドラマかニュースで見た覚えがある。記憶違いだろうか。
 新紙幣が導入されるのは今年の七月と聞いて、贋札犯の話を思い出したのだが、続いて「紙の通貨がいつまで使われるのかなあ?」という疑問が湧いてきた。今後はデジタルマネーが中心になっていくのでは、と思ったのだ。キャッシュレス化が進んでも偽札作りは続くのだろう、とは感じる。電子通貨偽造という形で贋札作りに精を出す奴は、数多く現れる予感がするのだ。
 青池保子の漫画『エロイカより愛をこめて』の一篇『アラスカ最前線』で戦時中にナチスが米ドルの偽札作りに励んだ話を知った。同じようなことが繰り返されるかもしれない。
 それはそれとして、思うこと。
 偉業という言葉は『アラスカ最前線』のような傑作にこそ、ふさわしい。

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