「宇宙人が侵略してくる」というバカな話

確か故ホーキング博士でしたか、「宇宙人からのコンタクトがあったとしたら、安易に応じるべきではない、必ず侵略される」と言ったとか言わないとか。

 これは自分には冗談にしか思えません。

 例えば、無数の無人島があったとして、その中に一つだけ、野蛮人が居る島があったとして、態々、その野蛮人の島に行きますか?という話と同じでしょう。

オウサツするのもそれなりの資源と時間と労力が掛かります。

 では、何故そんなバカな話が広まったか、と言うと、やはり白人社会が侵略の上で出来た社会だからでしょう。

 自分達がやったから、いつか同じ事をされるかも知れないという恐怖心が受け継がれているからでしょう。

 勿論、理性的な人ならこんな非論理的な話は無いと思うでしょうが、潜在的には、罪悪感があると自分は思います。

 こうした潜在的な認識は、様々な歪みを産むもので、日本だと、例えば「日本軍は悪」と刷り込まれた結果、逆に日本軍マニアになったり、順当にアカに染まる事もあるかと思います。

 日本人でも、この「宇宙人侵略ネタ」を本気で信じる人が居たとするなら、やはり「日本は昔アジアを侵略した」という罪悪感を持ってるのではないかと思います。

 先の戦争が善だとは自分も考えてませんが、現実的に考えるなら、当時の社会情勢ではやむを得ない話であり、西側の侵略と比べれば、随分マシだったとも思いますが。

 因みにマンガやアニメやゲーム等では、宇宙人の地球侵略は様々な話がありますが、
 何れも面白くする為の設定でしかない訳で、行ってしまえば荒唐無稽な物語でしょう。

 地球にしか無い物とか人類が貴重な資源となる、なんてのはあり得ない訳です。

 別の例えをするなら、今、クロマニョン人の集落が見つかったとしたら、彼らから奪うものなんか無いので、保護区にしてバカな連中が入らない様に隔離するでしょう。

 一部を研究の為に持ち帰る可能性もありますが、未知の病原体とか怖いですからね。

 「いや、もう宇宙人は人類社会に溶け込んでいる」なんてヨタもありますが、なら、先のような話だと、研究者だか何だかが態々、クロマニョン人の社会で生活しますか?という話。

 ゴリラの群を観察してる学者さん達は確かに似たような事をしてますが、彼らだってゴリラ達と同じ環境で生活してるわけではありません。
 
 同じ生活というのは、例えば日本人が米国社会で生活するだけでも相当なストレスがあると聞きます。

 文化が、価値観が違う社会での生活がキツイのは、自分も体験してるので事実だと言えます。

 なので、宇宙人が地球のような野蛮人しか居ないド田舎に来る事は有り得ません、と断言します。



今回、キリスト教ネタが入ってなかったので、無理やり入れるとするなら、白人社会の歴史的な負い目、あたりでしょうか。

 
 キリスト教は、布教の為に世界侵略を正当化しました。
 故に、自分達キリスト教徒よりも進んだ生命体から滅ぼされるのは当然ではないのか、という恐怖心から、というのはどうでしょう。
 また、口先だけの綺麗事で清算したことにしたバカチンがバカチンだとも言えるでしょう。

 そういう事にしときます。

 

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