Tableauで求人数と就職件数の相関を調べてみた
はじめに
Tableau DATA saberというデータの取り扱いやTableu操作についてインプットするプログラムに参加中です。
HRの領域に数年いるので、求人に関わる部分についてTableuを使って調べてみたいと思います。
目次
はじめに
調べた背景
その1:データを探してTableauに連携
その2:ダッシュボードを作成する
その3:結果と考察
テーマについて調べた背景
求人の提案をしている際に、顧客から1年を通して、いつ頃求人を出すのが良いの?と聞かれることが結構ありました。年末は忙しくて転職者少なそうだし、ボーナス後はたくさんやめそうだし。
求人のタイミングは悩みどころですよね。今回は、1年を通してどのタイミングで求人を載せるべきかを調べるためにTableuで調べてみました。
その1:データを探してTableuに連携
e-Statの労働市場関係指標のデータ(2020~2024年6月)を使用しました。
無駄な行があるとTableuを利用する際に困るので、加工した上でTableuに取り込みました
その2:ダッシュボードを作成する
今回は2020~24年の月別で就職者の件数と有効求人数の相関を調査することで
求人あたりの採用数の相関を見に行きたいと思います。
相関図で有効求人数と就職件数を調べてみると、下記のような表になりました。
3月と1月だけ外れ値に見えるが、その他は傾向線が良い感じに引けている・・・少し考えて、3月は新卒も含めたデータであることを思いつく。
(だいたい新卒採用数が120万人くらいなので、いい感じで傾向線に乗りそう。)1月は12月下旬から1月初旬で採用を休む企業がおおい。かつ、求職者もお休みモードになるから、採用数が目減りしてみえるのかな。
8月・9月の夏休みはあまり影響ないのか・・・?
下記が完成版です。
https://public.tableau.com/app/profile/.44257767/viz/_17240697057770/sheet0?publish=yes
その3:結果と考察
結果
1年を通して、1月・3月以外は、求人あたりの就職件数に同様の傾向がみられる。
考察
1月・3月以外は有効求人数の増減に合わせて就職件数も増減しており、1月をのぞき、採用活動に避けるべき月はなさそう。
1月は年末年始に休みがあるので、企業側も営業日が減るが、求職者もお休みモードになる傾向があると推察。1月に採用充足をめざすスケジュールや計画は避けた方が良さそう
3月は、新卒入社(120万人程度)が増えるので数値が大きくでると推察
補足
求人の提案の際の顧客へのフレーズ)年間を通して、求人あたりの就職件数はほぼ変化しません!採用したいと思ったときが採用すべきタイミングです!