花の降る霜止苗出時

七十二候4/25〜29「しもやみてなえいずる」時
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春の夢を見た。
久しぶりに、泣いていた。
春が田んぼにいて、しゃがみ込んで、何か話してた。
笑顔で、幸せそうだった。

今日はなにも手がつかなくて、ずっと泣いてしまっていてご飯もしょっぱくて、変な一日だった。
もう一度春に会いたい。
今更なんて思うけど、やっぱり会いたい。
少し固い抱き枕を抱いて、いつもより早く眠りについた。

今度は僕が春に抱きついてて、母が子にするように慰められていた。
日光を浴びてるように温かくて、時折なにか柔らかいものが降っていた。
後から考えたら花びらだったんだと思う。
なんだか身体の半分風呂に浸かってるように湿っていた。
直接見てはいないけど。
そこは天国のようだった。
春の声が、天使の歌声に聞こえた。
春が、僕に何か言って、真っ暗になった。
顔を上げると、抱き枕が涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってて、中身を抜いて洗濯した。
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意味怖みたいなったな

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